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あの角を曲がったところ

ano kado wo magatta tokoro

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表題作あの角を曲がったところ

高校生 優哉 16歳
高校の臨時教師 桐谷 27歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし

あらすじ

事故でピアニストの夢を諦めた岸本と、恋人に捨てられて自暴自棄になっていた桐谷。不幸を共有する二人は、気付けば身体の関係を持つまでに気を許しあっていた。でも、この出逢いが思わぬ方向へ……!?
リクエスト多数の大人気作品に描下しショート有!
(出版社より)

作品情報

作品名
あの角を曲がったところ
著者
川唯東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862631794
3.8

(40)

(15)

萌々

(10)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
152
評価数
40
平均
3.8 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数11

書き下ろしで【攻め】優哉が"ケモミミ"生えます

川唯東子先生の作品が好きで、こちらも購入。

最初の二人の出会いは、
道で偶然、肩と肩がぶつかって…
泣いている【受け】桐谷をなぐさめようと、
いきなりことに及んだ二人…(早すぎねぇかい?)

【攻め】の優哉がだんだん本気の恋になってきたが、
高校生なのに、桐谷には自分は19歳だと偽り、
何も知らない桐谷は、これまた偶然、
優哉のいる高校に臨時教師としてやってくる…

と言った生徒×先生の禁断の恋愛 (大好物)

禁断なので、切なくなるシーンもあるけど、
ちゃんと、ハッピーエンドで終わります~☆

あ、違った…犬プレイで終わります!!
ケモミミ生えた優哉が、桐谷を舐め、
「ワンっ!」とか言いながら…

2

一途な年下ワンコにやられた

久しぶりに川唯さんの作品を読みました。
絵も綺麗だし、私にとって一番の魅力は攻め様の瞳の強さでした。
かなり年下の攻め様なんですが、若さ特有のというか、受け様に対する真っ直ぐで情熱的な恋慕がとても熱くて、それが報われない様がとても切なかったです。
物語自体は王道中の王道だと思うのですが、二人の関係が変わっていく様子が丁寧に描かれていたと思います。
主人公2人ともかなり私の好みなので、感情移入もしやすかったです。
情熱的でワンコな年下攻め様と美人でクーデレなのに本当は寂しがりやな受け様が好きな方にはお薦めです。

2

こんな高校生、惚れるでしょ

眼福でした。
川唯さんの作画が好みすぎて、1コマ1コマじっくりと眺めまくったり、戻って見返したりしていたら、1冊読むのにものすごい時間がかかってしまいました。
イケメンとの時間、プライスレス。

恋人の妻に不倫がバレて、捨てられた挙句職まで失った桐谷。
将来を嘱望されていたピアニストだったのに、事故で弾けなくなった優哉。
大事なものを失って傷ついた2人が出会って、傷を舐め合う。
心地良い時間には限りがあるもので…。

知り合いのツテで仕事が決まったという桐谷がばったり優哉に出くわしたのは、何と高校の教室。
19才の浪人生と偽っていた優哉、実は17才の高校2年生でした。
17才と19才、2才しか違わないけれど、この年代の2年は大きい。
完全に親の庇護下にある高校生というのも、教師と生徒というのも大問題。
素性が知れてから、本当の恋が動き出します。

優哉がイケメンすぎますよ…。
見た目はもちろん素晴らしいのですが、大人っぽく見える外見と想いのまま突っ走る青さのアンバランス具合も良いです。
何度も肌を重ねてきたのに、実際は桐谷のことを何も知らない自分に苛立ったり、どんなに想いをぶつけても暖簾に腕押しの桐谷に焦れたり、桐谷に寄っていく教師や生徒に男女問わずムカついたり。
常につきまとう焦燥感と苛立ちこそが、若さ!って感じですよね。

対する桐谷は危なっかしいんですよ。
優哉以外の人間から自分に向けられた好意に鈍感で隙だらけ。
それでいて本人はしっかりしてるつもりなんだから、こんな人、目が離せないでしょ。

やっと辿り着いた天国から地獄へ突き落とされたり、優哉が背伸びをしても何も守れない子供の無力さに直面したり、紆余曲折ありながらのラストでは、最初の体だけを重ねていた頃の甘さはないけれど、これが2人の形なんだろうな。
優哉の苦労は続きそうだけど、苦労はしてもその分、もらえる気持ちがあるという幸福感に満たされました。

ふう、イケメン最高。

2

攻めに甘い先生がひたすらに可愛い。

川唯先生のお話って、「えっ?そうくるか」という展開が多くて面白い〜(笑)

突然、教師と生徒という関係になり、ばっさり振られる攻め。
そうか、これは健気攻めの話なのだなとハンカチ片手に覚悟しながら読み進めたが、わりとあっさり校内でちゅーしちゃう!!(笑)
甘いよ、先生。攻が弱ってるとすぐ優しくしちゃって。

なぜに先生が甘かったのか、ふたりが引き裂かれた後の海辺のシーンで明らかになりますが、その理由がまた可愛くて...。

本来なら、先生がもっともっと自制して騒ぎを起こさないようにするべきだったよと言いたいところだけど。
うん、もういいや。ってなるくらい先生が可愛かったです。

個人的に、一番よかったのはピアノのシーンかな。
リストの愛の夢ってまあまあ難しいのに、かっこいいわ優哉。
優哉の挫折、桐谷の涙、ふたりの恋。
甘くて切ないいいシーンでした。

0

どんどんワンコになっていく

1冊丸ごとひとつのお話。

街角で偶然ぶつかった時、優哉も桐谷もそれぞれの理由で落ち込み、どん底の気分だった。
そのまま2人は肉体関係になだれ込み、その後も時々会って週末だけ関係を持つセフレ状態へ。
年齢も本名も職業も明かさないまま…
ところが、ある日ついにお互いの本当の姿がわかります。
高校2年生と、その高校の数学の臨時教師として…!
優哉が生徒と分かった桐谷は、はっきりと別れを宣言します。
ところが優哉の方は聞き分けがない。
そのことが悲劇を生んでしまいます。
音楽室で抱き合っているところを他の教師に見られて、教育委員会を巻き込み大問題になってしまう…もちろん桐谷は退職、優哉は携帯電話を取り上げられ、外出禁止。
優哉は自分がいかに子供だったのか、なぜ生徒だとわかった途端桐谷が優哉を拒んだのかをやっと自覚します。
桐谷の先輩で学校の保健医・葉山が桐谷の連絡先を教えてくれて、桐谷と会える優哉。
桐谷は優哉を責めません。やっぱり大人だね。
そんな桐谷に、ちゃんと卒業してから会いに行くから待ってて、と告げる優哉。
いやだ、お前のことなんか忘れてやる、と涙を流す桐谷…!
忘れていいよ、でもあの角を曲がるまで、曲がって見えなくなるまでは俺のこと忘れないで…
次に会う時はイイ男になるから…

え、別れちゃうの?
…と思いましたが、サクッと1年半過ぎまして、優哉は無事桐谷の勤める難関大学に合格し、無事に恋人としての関係を再開するという。

最後がさら〜っと流れましたが、色っぽい年上のひとに対して、はじめ大人ぶって、段々ワンコになっていく年下攻めという感じでなかなか萌えました。

ラスト描き下ろしは、友人と年相応にはしゃぐ優哉を見かけて寂しさを覚える桐谷に、桐谷さんのためならなんでもする、とすっかりワンコになって耳としっぽが生える優哉でした。

2

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