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表題作まやかしの夜に溺れて

日高恭平・バーの共同経営者(26)
水木千歳・バーのウェイター(22)

その他の収録作品

  • いつわりの言葉でも
  • あとがき

あらすじ

兄の親友の恭平に、3年以上せまってようやく恋人になれた千歳。
恭平の軟派さに呆れながらも、甘く幸せな同棲生活に浸っていた。
けれど、思わぬ事件で恭平はここ数年分の記憶をなくし、千歳のことを今は亡き兄の『千裕』と思いこんでしまう。
兄が亡くなった記憶もなくしてしまったのだ。
恭平を混乱させないため、『千裕』と呼ばれることを受け入れた千歳だったが、一緒に暮らし愛を交わしながらも決して自分の名前では呼んでもらえないことに、切なさが募っていき―。

作品情報

作品名
まやかしの夜に溺れて
著者
真崎ひかる 
イラスト
緋色れーいち 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775509593
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

一時間サスペンスドラマ

一波乱有、切なさ有で、ドラマだったら一時間枠で解決する事件といった感じでした。
一時的に記憶喪失になる攻めが出てきます。

バーの共同経営者・日高恭平(26)ヘタレ攻め×バーのウェイター・水木千歳(22)誘い受け
四年前に千歳の兄の千裕が事故で亡くなってから、兄を含めて3人で共同経営する予定だったバーを訪ねて、恭平達に初めて出会う。
バイトでいいからと頼み込んでお店で働く事になって、月日が流れて4年後。
ようやく念願の恋人になれて幸せな状態だけど、女の子に弱くてふらふらしている恭平のことが心配でしょうがない。
お店のお客とトラブルでもめて、千歳をかばって頭を鈍器で打った恭平は病院へ。
意識が戻った恭平は、千歳のことを4年前に亡くなった兄の千裕だと思っていて。

恭平が記憶喪失になったことで、眠らせていた千歳のコンプレックスが目覚めます。
自分が兄と似ている容姿だから、恭平の恋人になれたんじゃないかと。
他人からも兄と間違えられるし、最近では更に似てきたと言われていて。
恭平がのん気に一時的な記憶喪失になっている間に、千歳の切なさが最高潮に。
攻めも記憶が戻らないのは災難なのですが、その緊迫感や苦悩が全く感じられなかったので、千歳が必死なのに反して恭平のいい加減さが気になってしまいました。
受けは悲しい一人上手で、攻めは一人だけ最初から最後までずっと楽しい思いしていただけな印象でした。

Hに関して受けが積極的なので、誘い受けが好きな方にお勧めです。
もう少し兄に関する性格エピソードや過去話が出てきて、千歳との差別化に納得出来る場面を読んで見たかった気がします。

いつわりの言葉でも
迫って迫ってようやく恋人になったと言っていた過去の2人が恋人になる際のエピソードです。

エロ:★3 誘い受け多し
総合:★3 切なくはあったんですが、攻めからの働きがけがもっと欲しかったです。

1

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