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表題作ルールそのいち 完全版

(リバ) 塚本悦史 高校生
(リバ) 野上理央 高校生

その他の収録作品

  • LOVE RULES(同人誌)
  • 恋する一秒(同人誌)
  • LAST RULE(同人誌)
  • Between the Sheets(同人誌)
  • 恋人の時間(同人誌)
  • Switch(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

高校生の理央がゲイクラブで知り合った意外な人物。
それは同じクラスの塚本悦史。
超俺好みの悦史…だけどあいつ“も”「受け」だった。
「俺は男に抱かれるのが好きなんだ」なんて言われたら、もう付き合えない…だけど俺は、そんなお前に抱かれたい――。
単行本未収録+描き下ろしを加えた完全版!

作品情報

作品名
ルールそのいち 完全版
著者
村上左知 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
シリーズ
ルールそのいち
発売日
ISBN
9784537106572
3.8

(97)

(39)

萌々

(20)

(25)

中立

(9)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
27
得点
359
評価数
97
平均
3.8 / 5
神率
40.2%

レビュー投稿数27

リバの醍醐味

村上左知の真骨頂、ネコ同士を描いたお話。
同級生萌えはしないと言い続けながら、この作品がかなり好きなのはリバの匂いがするからだろうか。
そうは言うものの、リバNGという方は少なくないのでオススメしにくいのも正直なところ。
しかし男に生まれたのであれば、やはり征服欲はあるだろうと思うので、個人的にはリバは自然な欲求ではなかろうかと感じている。
まあそれなら女性を抱くのが一番自然なんだが、それはまた別の問題と言うことで。

小動物系のチャキチャキ男子・理央と、真正ゲイで美人ネコちゃんの悦史のとりあえずの役割は、悦史が攻めで理央が受け。
ネコが攻めて何がいいんだとお思いだろうが、悦史が慣れないことをするのも、理央に触れたくて可愛がりたくて仕方がないからという、切羽詰まった愛情故の行動。
だからその気持ちに絆されて、今度は理央も悦史を悦ばせたくなってしまう。
「春抱き」もそうなのだが、男だからこそ可能な愛情表現なので、うわあスゴイと思ってしまう。
もちろんファンタジーなのは承知の上だが(;´∀`)

将来的には理央×悦史に逆転してしまうような雰囲気の2人。
それでもたまに逆になるんだろうなあと想像すると、すごく楽しい・・・というか嬉しい。
リバだからと敬遠されている方がいらっしゃったら、是非騙されたと思って読んでみてほしい。
基本的に村上さんの絵はあっさりしているので、そうエグみはないし、登場人物は少女漫画並みの乙女思考なので全体的に非常に甘い。
互いをとても好きで離しがたいだけで、抱こうが抱かれようがそんなのどうでもいいじゃないかと、そういった感じだ。
モロな表現の少ない村上さんだが、だからこそのやらしさはそこかしこに溢れている。

新装版であるこの完全版は同人誌に収録されたものも追加されているので、相当お買い得である。
描いた時期は開きがあるので、初めの方はやや絵が違うが、さほど気になるほどでもない。
ただ台詞に「受け」という言葉を使うのはどうにかしてほしいと思った。
かなり興ざめしてしまうので、惜しいところだ。

蛇足になるが、脇キャラ教師である知念の恋の行方が、とっても気になる。
相手はどう見ても攻めキャラなので、知念が下になるのだろうけども。
ネコなんて絶対に出来ないと豪語していた彼のスイッチが、切り替わるところを是非読んでみたいところである。
これは同人誌の方に期待するしかないか。

13

ビバ★リバ★

私は、もともとリバ好きですが、やっぱりアウトなカップルもいるので、
どうかなー…っと、読ませていただきました。
この2人の感じ、自然で可愛くてとってもいいです★

はじめ攻のエツ君が、慣れているだけあって(遊び人だった)、
「どう見ても受」な理央君を手引きw

「どう見ても受」な理央君も、もとからちゃんと男っぽいところがあったから、
意外性もあって、かっこいい感じとかわいい感じが2度美味しいです(笑)
(↑リバの醍醐味です)

エツ君も、攻モードと受モードが、ちゃんと同居していて、
2パターンのエツ君に欲情する理央君の気持ちが、よく分かる!
色っぽいよエツ君~www

まだ高校生な2人なので、なんだか将来がすごく気になりました。
そして。読み終わって、余韻に浸りながら感じたのは、
サブカップルで出てきた先生が、とてーも気になる事でした…。
タチしかやらんと言ってるような人を落とすのが、どれだけ楽しいか…(←www)

え?同人誌で描かれてらっしゃるのですか?そうですか(わーい)

4

受同士なので平穏で優しい

「リバ」というと攻×攻の方が多くて前半はもうどっちが上になるかでチャンバラ状態になるものが多いのですが、

リオもエツも「安心したいから抱かれたい」タイプだけに凄く状況に対して受身で優しい。その逡巡からお互いに線を引いてしまいはするものの、
でも本来甘えたい、気になって仕方がないタイプなので結局は「好き」という形で寄り添っていく・・・というゆるやかな流れ。
それなのに最後にはちゃんとしたエッチまで盛り込まれている、さすが「完全版」というべきでしょうか。分量も多い本です。

というわけでどちらも攻めをしますが、リオもエツも攻めと受けのときの表情のパターンがちゃんと違うのです。でも別人にはなってしまわない。
特に後半、少しリオの背が伸びて(多分年月がたって村上先生の絵も変わったんでしょうね)からは二人のスイッチがどちらに入ったのかの表情描写が自然に写っていくのがわかるようになります。
同じ子なのに受けのときはかわいく、攻めのときは包容力があって凛々しい。
そこがこの本に関して「画力あるなぁ」と思ったところなのです。

あと、エッチの仕方に無理がない。そりゃそーですねお互いネコですから相手が痛くならないような気持ちよくなるようなエッチの仕方をちゃんと手順を踏んでやっていくところに優しさを感じるのです。

・・・ま、実際この本のエッチのやり方、やりやすいんですよね(え?

3

お気に入りの作家さん、見つけました!

村上左知さんにはまり、
1番評価のこの作品の中を購入してみました。
面白かった!
このカップルの人気の高さ、うなづけます。
高校生の2人で、2人共もうゲイの自分は受け入れていて、それでもって2人は受。
お話の途中にも出てきますが、2人共可愛くてかっこいい。
そんな2人のゆっくりした真面目な恋が丁寧に書かれていて、
何度読んでも面白いです。
後、購入してするなら是非完全版をお勧めします。
書き下ろしの話は絶対この作品を好きになった人には必読って位いいです。
エツが怒ったり、拗ねたり、甘えたり、意地悪になったりが本当可愛くてかっこいい。
また、素直なんですよねー。
思った事をぽそっと言っちゃったり、素直に謝ったり、また反省もしっかりしてて。
そんなエツに理央がドキっとしたり、どしっと構えてたりして、理央もかっこよくて可愛いんだよなー。

何度読んでても飽きない2人。
でもこれってしっかり書かれてるからなんですよねって思う。
勿論人それぞれの好みだと思いますが、私にはこの作家さんの作品にハズレはなかったです。
あんまり書いちゃいけないかもしれませんが、
この作家さんの作品、無料版で読めたりします。
私はそうでした。
勿論購入してっていうのが正しい事だとは思うけれど、正直BLは高いので無料版って新しい作家さんに出会うきっかけに敷居が低くなり有り難い。
まだこの作家さんを読んでいない方には是非是非です。
絵の好き嫌いはあるかなと思いますが、しっかり書かれてるものが好きな方には、
この作家さんの作品は一見の価値ありだと思います。

3

リバ苦手なはずなのに、リバってからの2人の方が好き

リバってあんまり好きじゃないって思ってたんですが、この2人(*´σЗ`)σいいね!
ってか寧ろリバってからの方が好きだった。
…私、完全版(新装版)で読んでよかったなって心底思う。
もしも 『ルール』そのいち~その後のその後 5話分 で終わってたら…そんなにキュンキュンしなかったと思う。

↓が旧版未収録の追加分。
2004年~2006年に同人誌で発表された作品の再録
・『LOVE RULES』
・『恋する一秒』
・『LAST RULE』
・『Between the Sheets』
・『恋人の時間』
描き下ろし+同人誌より再録
・『Switch』

初リバ時の騎乗位なエツが綺麗なんですよー。(『LAST RULE』)
エツのリードで挿入した理央は、むしろ挿れられてる方なんじゃないの!?レベルに可愛らしかったです。
初めてはそんな愛らしい、もう受けにしか見えない攻めっぷりだったのに少しずつ変化してくるのもいい。
だからといって攻め攻めしいわけじゃなく…喘ぎ攻め?

甘えんぼうだったり意地悪だったり、いろんな表情を理央に見せる悦に萌える。
理央がどっちを望んでいるのか分かっているのにエロい触り方しながら「言って 今日はどっちがいい?」って焦らしたり(リバでこその焦らしですよね!)、濡らすものを自分で取るように言ったりw
理央とひっつくまでは完全受けだったのにねー。
スイッチの切り替えがエロい。

理央の部活顧問・知念先生と彼のアッシー君も気になります。
この2人の場合、攻め×攻めだよね。
押さえつけられてチューされてた先生w(場所は自重しろ)
やっぱ受けるんだろうか。
ってか先生…いくらなんでも高校生をゲイバーに連れて行くのはどうかと思うよ。

3

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