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表題作いつわりの薔薇に抱かれ

香港マフィア
刑事

あらすじ

気品溢れる風貌と鋭い眼差しを併せ持つ、香港マフィア・アレックス。来日した彼を監視するため、滞在ホテルのバトラーとして潜入した高峰だったが、アレックスは初対面から無理難題を押しつけてくる。「恋人のようにお客様に惚れ込むこと」教えられたバトラーの極意を実践するように、甲斐甲斐しく尽くし信頼を得た高峰だったが、互いの気持ちはいつしか信頼と任務を越え…。マフィア×潜入刑事の灼熱愛。

作品情報

作品名
いつわりの薔薇に抱かれ
著者
英田サキ 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862632265
3.6

(24)

(4)

萌々

(8)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
88
評価数
24
平均
3.6 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数8

マフィア×刑事&ご主人様×バトラー1粒で2度おいしいv

萌えどまんなかストレート!
ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ

香港マフィアの新しいボスと噂されるアレックス・ウォンと
彼を監視する刑事・高峰は、ホテルのバトラーに扮してるんです!!!

マフィア×刑事というカップリングと
ご主人様×バトラーというカップリングが二重で楽しめるんです。

もぉーvロマンチックぅ~v
刑事としてどうなの?って思うけどもw
バトラーとしてもホテルマンとしてもどうなの?って思うけどもw
やっぱお金持ちで頭がキレて顔もガタイも良い男が
ちらっと哀愁を漂わせて、甘~く口説いてきたら
みんな落ちるでしょ?www

ハードボイルドをうまく王道ロマンチック化してあるんですよ。
この匙加減がとってもスィート。
リブレ出版は、本当にこの手のリッチでゴージャスな王道がお得意。
そして私は、この手のシナリオが三度の飯より大好物v
ラストの余韻は、ちょっとほろにがv
そこは英田節なのでしょうか?
だがしかし、そんなラストの仕様がよけい糖度が高くなる仕組みw

なんでも手に入る立場にいるからこそ・・・
お母様と同じ愛し方をするアレックス
素敵ですね~v

3

こういうの好きですvvvv

書店で何気に見つけた英田作品。
英田作品数あれど、このタイトルはあまり聞いたことがないなと思い、あらすじを見てみると面白そうだったので買ってみました。
…。
……。
………。
面白いじゃねぇかーーー!!!!!
かなり好きなタイプのお話でした。

香港マフィアのボス×刑事であり、金持ち×バトラー。
互いに、本来の素性を隠して、仮面を被っての対応。
その仮面を見破られないために、高嶺はバトラーとして「恋人のように」接することを心掛けて。
その結果、更にはアレックスに乞われるままに、夜は「恋人」の仮面を付けることになるのだが。
いつしか、それが仮面なのかそうでないのか境界が曖昧になり。
自分に言い聞かせていないと本来の任務を忘れてしまいそうな。
自分の立場と本心との間で揺れ動く、動くけれど表にできない高嶺がせつなかったです。
アレックスが本気求めてくればくるほどにそれは高嶺を苦しめる。
嬉しいけれど辛いことで。
その真剣さが最後には偽りの関係を終焉へと向かわせるのですが。
最後の最後で。
それでも、溢れだす想いを止められずに高嶺が吐き出すことができてよかったなぁとも思います。
あのまま、秘めていくのはせつなすぎると思ったので。

未来のあるラストだと思います。
その場で見るからにハッピーエンドという感じにはなっていないようでもあるけれど。
義務でも責任でもなんでもなく。
ただ、気持ちで。
会いたいと思えば会える。
離れていても気持ちは繋がっている。
ステキな恋の物語でした。

これまで、英田作品は「デコイ」と「最果ての空」しか読んでなかったので、あんまり恋愛色が強くなかったのですが、こういうのも書かれるということでまたいろいろな作品が読んでみたくなりました。

2

許されない愛だけど…

ビーボーイノべルズ、英田サキさんの「いつわりの薔薇に抱かれ」です。

香港マフィアX刑事
英田さんってなんていうかロミジュリ設定お好きですね。

マフィアX刑事ものではありますが香港マフィアのアレックスが私用で日本に来ているという設定で、その動向を調査するのがホテルで執事担当となった高峰という設定なので裏社会うんぬんというというようなダークな部分がほとんどないのでそういうのがお好きな人には少し物足りなく思うかも知れないのですが、私的にはこの作品かなり気に入ってます。
自分にとって良いと思える作品に出会えるからやっぱりBL本を読むの止められないんですよね。

シリアスですが、ダークではありません、それでも結構固い内容になりがちな設定のお話を、余りそう感じさせないように引き込んでいくのがとても上手いなと英田さんの作品を読むと毎回思います。
イラストがまたどんぴしゃでした、最初はどうも苦手だった石原さんの絵ですが「あふれそうなプール」以降私の中では急上昇中です。

高峰がバトラーの制服姿でアレックスにXXされているところがあるのですが一見ただのスーツ姿での着衣Hみたいなのに何かが違う……手袋です……手袋1つでどうしてこんなに禁欲的なのでしょうそのワンカットだけで私の中の(*´д`*)ハァハァボルテージは上がりっぱなしだったのです。

私、小説を手にすると内容を読むより先にあとがきを少し確認してしまったりするのですが、今回はちょっとだけ後悔しました、だって読んでしまったからラストがどうなるか判っちゃったんだもん。

だから最初は離れていた二人の気持ちが次第に寄り添い始めた辺りで次第に切なさが勝ってきて泣けてきちゃったんですよね。
読み終わった後にタイトルをみると、この数文字に色々な意味を感じ取ってまた泣けてしまったりして。それは決して不快な涙ではないのだけれどやっぱりこの終わり方はかなり切ない。

これはぜひとも続編を……と言いたい気もするのですが、このラストはこのラストでいいのかも知れません、だって2人の関係はこれで終わったわけではないのですから。

読むとそのたび泣けてくるので、2人が幸せそうに笑ってる姿をどこかで見たいという気はしています。
だから、私はちょっと期待しているのですよ、続編はないといいながも、例えば「エス」の椎葉と宗近の年越し番外編みたいに。高峰とアレックスの幸せそうな様子が垣間見えるお話をどこかできっと書いてくれるに違いないと。

ね、英田さん?J庭期待してますねvv秋は無理でもその次の春……ファンの欲望は際限なしなのですわ~(←プレッシャー?)

3

切ない話です

ホテルの従業員に扮した刑事と、ビジネスマンに扮したマフィアのボスの恋です。
惚れてはいけない相手に惚れてしまい、苦悩する刑事の苦悩がひしひしと伝わってきて泣きました。
英田さんの小説は、きっちり切ないポイントをついてくれるので、たまらない気持ちになりますね。

2

切ないです

ホテルのバトラーに扮して潜入捜査中の刑事と、香港マフィアの、ロミオとジュリエットな恋物語です。
切なかった。
主役の二人は魅力的だし、好きになればなるほど葛藤する刑事の苦悩は身につまされた。
受け役が守られるだけのお姫様じゃなく、仕事のできる刑事っていうのも良かった。
このラストには希望がある。

2

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