烈火の契り

烈火の契り
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
26
評価数
9件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥514(税抜)  ¥555(税込)
ISBN
9784199004438

あらすじ

思い出が眠る島を守りたい!!リゾート開発の視察で、離島を訪れた斎たち不動産会社の一行。
案内人は褐色の肌をした島の青年・高良―18年前、この島で夏を共にした相手だ。
しかも高良は「おまえは俺のつがいなんだ」と謎の言葉を告げ、斎を無理やり抱いてきた!!拒みながらも、高良の愛撫に囚われていく斎…。
けれど突然、チームの一人が謎の死を遂げ!?因習と伝承が息づく島のミステリアスLOVE。

表題作烈火の契り

神喜島出身の謎めいた青年 高良光司
不動産会社社員 大里斎 (父親が神喜島出身) 

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レビュー投稿数4

扉絵が表紙だとインパクト凄かったのに

おもしろかったー。
ホラーサスペンス風味で、殺人事件とかそんな感じです。
BL要素がまるでとってつけたみたいな空気感ですが、沖縄の無人島に漂う、熟れて腐り落ちる前のむせかえるような甘い匂いというか、気怠い湿気を含んだ空気感というか……。
そういった雰囲気の情景描写が秀逸です。
そしてそんな情景描写を助けまくってるのが、扉絵。

沖縄の抜けるような青空を背に立つ攻が、もの凄くいい味出してます。

正直、もうこの扉絵だけで神にしたいくらい素敵でした。
色使いといい、構図といい、飽きずに何時間でも見ていられます。

古い因習とか言い伝えとか役割とか、なんとも神秘的な設定と、窮地に追い込まれて剥き出しになった人間の本性など、とても読み応えがありました。
ただ、萌えに関しては……はどうだろう。
設定を盛り込みすぎてる感があり、肝心のBLはちょっと置いてきぼりな感じになっています。
単に白い単衣と鏡プレイが書きたかっただけなのかな、と思ってしまうくらいのとってつけた感。
伝い手はその存在を知られてはいけない、という掟みたいなのがあるわりには、まぐわう姿を人前に晒すとか続き、矛盾点が気になってしまって気が削がれました。

でも内容自体はとっても面白かったので、おすすめです。

1

ちょっとあっけない

 自分の父が生まれた島、また自分も幼い頃に過ごした島を守りたい、と斎は思っていた。
 ところが、自分の勤める不動産会社が、今や誰も暮らすことのなくなってしまった島を丸ごと買い取り、リゾート開発をしようという話が持ち上がる。
 斎は必死に反対をしたけれど、大幅に島の地形を変えてしまおうという強硬派が社で主導権を握り、その視察の一環として島を訪れることになった。
 斎はこの視察の最中に何としてでも、島の地形を変えてしまうような開発だけは止めさせようとその一行に同行する。
 そこに案内人として現れたのが、褐色の肌をした島の青年・高良。
 実は斎と高良は、十八年前にこの視まで夏を共に過ごしたことのある関係だった。
 それ以来、音信普通となっていた高良との再会に、斎は喜ぶけれど、高良は厳しい顔を崩さない。
 それは、開発者に対する島の人間の態度かとも考えたけれども、どうやらそれだけではないようだった。

 チームは、様々な立場のものが入り混じっている状況で、お世辞にもチームワークがいいとは言い難い。
 小さな揉め事を多々抱えながらも、水も電気も引かれてない都会では考えられない続き極限状態で、それぞれの人間の本性があらわになる。
 そんなさなか、突然、チームの一人が謎の死を遂げてしまう。
 一体、誰を信じたらいいのかわからない疑心暗鬼の空気が蔓延する中、斎は高良と行動を共にするけれど、高良は「おまえは俺のつがいなんだ」と謎の言葉を告げてきて――

 という話でした。
 ホラーとミステリーテイストもありつつのBL。
 なかなか薄ら寒い話だったように思います。

 ただ、話がこりすぎててイマイチしっくりこない。
 というか、オチがあっけなさ過ぎたんですかね……?

 なんだか気持ちがすっきりしない話でした。
 それで二人でくっついてめでたしめでたしでいいのかなぁ――と。

 まぁ、いろいろ言いたいことはいっぱいありますが、二人がいいのならそれでいいんだと思うしかないような気もします。

1

必見の焦らしプレー

サスペンスやミステリー調ですが軽めで、お化け屋敷の中に入った時のようなドキドキ感です。
あらすじでは、いきなり無理矢理抱いたとありますが、未遂というか途中まで。
何度も何度も美味しい所で中断で、読者共々、焦らしプレー炸裂です。
Hも濃密なので、焦らしプレーや執着攻めが好きな方に、お勧めです。

神喜島元住民でツアーガイド・高良光司(28)×不動産会社社員・大里斎(28)
10歳の時に島で出会って、18年後の再会。
彩さんの油絵のような濃密なイラストが、作品の雰囲気をより鮮やかに演出していたと思います。
海のような青空や、野性味を帯びた高良の絵など、作品描写とぴったりで、作品世界に安心して浸れました。

神喜島にリゾート開発する為の下準備の調査にやってきて、高良と18年ぶりに再会。
衣食住に不便な島で不満が爆発して喧嘩が起こり、ついには、事件も!

事件が起こって危ないので、一人一部屋にという理論はよくあるのでいいのですが、なぜ高良と斎だけが二人一緒でいいのでしょうか。
離れた所で人目を気にすることなくHな雰囲気になれるので、いいといえばいいのですが、ちょっと続き気になりました。

忘れてならないのが、焦らしプレー。
行為に至るまでに、こんなにエロくていいのかという位、途中でさえもエロいです。
もちろん、実際のつがいの儀式も、待っただけの甲斐はあってよかったです。
高良が野性味+理知的が共存しているのが、好ポイントでした。

高良なら惨劇を回避出来るように言えたはずなのに、あえて言わなかったのは、より強固に斎を自分と島に縛りつける為と思えて、執着の強さにぞくぞくしました。

通常なら謎が弱いので★3ですが、焦らしプレーがいいので★4です。

0

儀式までおあずけ

BLというより、サスペンスでした。
南海の無人島でリゾート開発の調査に行った不動産会社社員5人と地元の青年1人が遭遇する事件が主軸となっています。

社員ではあるものの、子どもの頃に島を訪れ忘れられない思い出がある斎は全面開発反対派。立案者とライバル、年少の部下、昼行灯のリーダーといったメンバーとともに島の調査に当たるわけです。
案内を担当するのが島の出身者で斎と遊んだことがある高良で、始終ワイルドで謎めいた雰囲気をまとっています。
島には古くからのしきたりや言い伝え、戦争での悲惨な過去、台風による壊滅的な被害で住むことができなくなった事情などがあり、それぞれのメンバーが抱える問題も重なって、関係がギクシャクしてきます。

諸事情で一緒に行動するようになった斎と高良。
斎は18年前から高良のことが忘れられないという事情があり、高良の方も積極的に迫ってきます。人間関係や自然の驚異など、不安材料が次から次へと持ち上がり、流されるままに高良に抱かれてしまうのですが・・・

サスペンスとしては犯人の想像がちょっとつきやすかったかなという感じもありましたが、まあそんなもんかな続きという展開。
この展開にどう二人の関係を織り交ぜていくのかが重要で、そこに高良が島の「伝い手」だということが絡んでくることにより、最終的に濃いシーンを展開することになるわけです。
てことは、やっぱりサスペンス味のBLですね。

読みやすいので、途中でやめてしまうことはないと思いますが、二人の関係がもどかしくても最後まで読んでください。「契り」を交わすシーンは相当濃いです。

1

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