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表題作真夜中の吸血鬼

柳秀蓮・死神と呼ばれる容赦のない毒舌のエリート少尉
鳴海旭・孤児院長に軍に売られた軍人嫌いの上等兵

あらすじ

オリエンタルで知的な容貌、流麗な所作、卓抜した技量―鳴海旭がマンツーマン指導で組まされたのは、エリート少尉の柳秀蓮。
容赦のない毒舌で、死神少尉との異名も持つ人物だった。
「どの程度使えないのか、能力測定です」「クズを養う余裕など、軍にはありません」「役立たずな部下なら、いっそ死んでください」罵詈雑言の数々に屈辱MAXの鳴海は、柳の鼻を明かすため、スパルタ特訓を受けて立つが!?官能と受難のブラッディ・ロマンス。

作品情報

作品名
真夜中の吸血鬼
著者
水碕夢見 
イラスト
羽根田実 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592875215
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ファンタジーなBL

 時は、西暦2019年、今まで架空な生き物とされていた吸血鬼が突如、その姿を現した。
 吸血鬼の食料とされた人類は急激に数を減らし、十年の間に8割になった。
 混乱に混乱を重ねたのち、2030年、連合軍はようやく対策部隊を創設した。

 そして、その対策部隊に所属するのが、鳴海旭。
 旭は、15歳の時に、勝手に孤児院から軍に売られて入隊していた。
 基礎訓練が終わり、今日からマンツーマン訓練が始まり、旭は自分の教官が「死神少尉」という異名を持つ、オリエンタルで知的な容貌、流麗な所作、卓抜した技量、しかし容赦のない毒舌な柳秀蓮であること知る。
 会って早々、「どの程度使えないのか、能力測定です」と言われ、その後も罵詈雑言の嵐で、今まで好きで入隊したわけではなく、いやいややっていたことから、本気を出すことなく、オチコボレとして扱われていた鳴海は、屈辱感から柳のスパルタ特訓を受けて立つことにした。

 そんな訓練をしていたある日、鳴海と柳の元に「吸血鬼撃退」の命令が下った。
 何とか、「下層種」を倒した柳と鳴海だったが、そこに現れたのは、金髪の「上等種」と銀髪の「純血種」であった。
 そして、どうやら金髪の吸血鬼は、柳の兄であるらしい……。
 到底敵わない相手に、その場は何とか逃げおおせたのだが、その晩、帰ると柳の様子がおかしい。
 鳴海が心配になり近づくと、柳は「離れろ」と言う。それでも心配な鳴海が、柳に近づくと今度は押し倒されてしまう……

 という話です。
 ファンタジーなBL。
 個人的には、吸血鬼には「純血種(オリジナル)」と「上層種(レプリカ)」と「下層種(インフイリア)」の三種類がいる、という設定が、ものすっごく、ツボでした!
 ファンタジーとして、とっても良くできた設定だと思いました。

 そして、柳がまたすばらしい! 長髪で細め、という描写があったのでこっそり、鳴海が下克上! というのでも萌えるなー……とかも考えていたのですが、高飛車で、実はツンデレな柳は十分、萌えなので、これはこれでよし。

 最初は、高飛車で付け入る隙もなさそうな柳が次第に、心を開いて、優しくなっていくのはとってもよかったです。
 これもすべて、鳴海が実はとーっても、面倒見のいいおかげ、なんでしょうね。
 でもきっと、この二人はケンカしたら、結局、鳴海が折れることになりそうなカップルだ……とか、思ってしまいました。

 多分、この設定で物語はいくらでも広げようがあると思うので、また、これの続きを読みたいなーと、思わせてくれる作品でした。(違うキャラでの話もいいし、この二人の続き話でも!)

1

制服姿が萌え

吸血鬼のいる世界。

鳴海旭、施設に預けられていたが、施設経営者に無理やり軍隊に入れられ、五年分の給料まで、とられたため軍隊を抜けることも出来ずにいた。
それが、原因というわけではないが、ヤル気なしに近く、成績も最下位。

ワンツーマン指導
柳秀漣エリート少尉に指導されることになる。
柳に口うるさく指導される。

初めての出動で、柳の秘密を知らされる。
柳も吸血鬼のイレギュラーで、月に一度、人間の体液を欲しがるらしい。
柳の腹違いの兄は、オリジナルだった。

鳴海は柳に全部守ると、約束する。

周りが気の毒と思うほど、日々の訓練が厳しくなっていく。
スパルタ訓練の結果、周りも驚くほどに!

吸血鬼の上官とのラブストーリーだが、なかなか面白かった!

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