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表題作は同居をはじめようと新居に越してきたところに、攻めの弟がくるという話。
この攻めの弟、受けが大嫌いで別れさせようとやってきますw
攻めは優しい性格というか受けの言うことをなんでも聞いてあげちゃうタイプで、受けがキスしろと言えばキスするし、受けが嫌いなものを食べてあげちゃうし。
だからきっと弟は流されて付き合ってると思ったんでしょうね~
受けが女王様みたいでしたwというか「俺のこと好きでしょ?」と言われて「嫌い…の反対」と言ってるあたりツンデレなのでしょうかw
表題作以外には『青年は愛を閉じ込める』が気に入りました。
主人公が久々に再会した年下の幼馴染みに監禁されてしまうというお話。
監禁といっても、攻めは「いつも楽しそうじゃないから助けてあげた」とか、親はいつもおらず「俺を一人にしないで」と泣いてしまったり、そういうところは子供だなあと思いました。悪意があるわけではなく愛故なのかなとも捉えられました。
逃げられないように主人公に手錠をかけてのエチは萌えましたw
カラーとモノクロのイラストにすごい差がありますよね~
カバーのイメージで本を開くと、本編の絵がシンプルでビックリしました。
カバーのイラストはと~っても甘い絵なのにね~
「キスと嫌いの反対」
デビュー作らしいんですが、絵はもちろん今の方が好きだけど、
作りが丁寧な感じがして一番古い作品に思えなかったです。
内容は、予想を裏切る腹黒な理太郎さんと、それに振り回される
ツンデレ切君の結局はラブラブ話なんですが、ラストにかけて
盛り上がるのがイイ感じでした。
ただ、たまに理太郎と理人(弟)が同じ顔に見えるので、
どっちがどっちなのかわからなくなることがありました。
「初恋パラダイス」
等身悪すぎて何回か笑っちゃいました!
全体的に雑な感じがして、イマイチ萌えなかったです。
小倉優子似ってのはタクミユウさんの絵では無理ありすぎですよ~ww
でも、ギャグとしては笑える場面多かったかな?
「春が来ない」
この本で一番好きです。
年下の高校生の気持ちなんて一時の気の迷いだと無理矢理決めつけ
別れを切り出すものの、ガキだと思っていた彼はいつの間にか
落ち着いた男に成長して、改めて告白しにやってくる...キュン★
あとがきの2人の絵を見てたら続きが読みたくなりました。
「惑乱セクレタリー」
あんまりオールバック似合ってないなぁ、高塚さん。
長谷君の方が男らしかったような...見た目では。
見つめ合って照れてる2人かわいかった~
「青年は愛を閉じ込める」
この話怖かったです~何日も監禁ってマジで犯罪ですから~!
描きおろしの、その後の理太郎と切のお話いいですね~!
ラブラブで、しっかり出来上がっちゃってるカップルになってました。
エロいなぁ~切!S男の理太郎にバンバンいじめられちゃって!!
中立と萌、どちらにしようかと迷いましたが、なんとか萌という評価にしました。
もともと絵が好みだと思って読み始めた作家さんですが、この巻では身体のバランスの悪さとスーツ姿のカッコ悪さが気になって・・・。
細かいけど、首の線とか、おじさんのギャクかと思うくらいの首のなささとか。気づかなければなんとも思わないと思うのですが、一度気づくと一々チェックしてしまう(汗)。
でも、お話としてはいくつか面白いものがあり、「春が来ない」ではワンコ年下高校生が可愛かったし、切なさにキュンとしました。
表題作のカップルは・・・いまいちよく分からなかった。彼らはそもそもカップルなのか?受けの片思いなんじゃ・・・?
こういう中途半端な宙吊りはスッキリしないのであまり好きじゃありません。印象には残りますが・・・。
タクミユウさんに惹かれ、読みました。
短編が5つ入ってます。
表題作、あそこで終わっちゃうのはもったいないですね。
タクミユウさんだったら、どんな感じになっていくのか、
もっと読みたかったです。
後私が好きだったのは「春が来ない」。
1番まとまってた気がします。
受験生と家庭教師のお話。
大学に受かる迄の恋愛と納得させながら続けてきた関係。
受験生側は本気なんだけど。
家庭教師側の、相手に解らないように行動してるのが、
見ててせつなくもあり、良かったです。
後はまぁ、好きでもあり、そうでもなくもあり…
元々あんまり短編集は面白いと思う事が少ないので、
今回もそこまで「面白かったー」には繋がらず。
タクミユウさん、好きなんですけど。
ちなみに表題作がデビューだったんですね。
ちょっと意外。
他のものに比べて、ドキっとさせられる所があったりと、
軽い感じがしない作品だったので。
好みが分かれる1冊だと思います。
短編集が好きな方は、色んなのが読めて良いかも。
5つ、全部雰囲気が違っているので、
色々読める感が味わえるかなと思います。
ちるちるではあまり取り上げられることのない先生ですが、私は好きな作者さんです。
本作はコミックスとしては2作目、表題作がデビュー作、とのことです。
「キスと嫌いの反対」
口も態度も悪い切(せつ)と同居をはじめるという理太郎に、絶対許さない!帰ってきて!と引っ越し先に押しかける弟の理人。
だけど振り回されているのは本当は…
短いけど視点の転換が面白い作品。御本人はあとがきで「へた!へった!」とおっしゃってますが、そんな事はない。
「初恋パラドックス」
子供の頃女の子と間違って初恋してしまった相手のミユキは、今は185センチ。でも春人は今でも初恋を引きずってて、でもでもそれを素直に認められなくて突っかかってばかり。
BLではおなじみ系のストーリーでした。
「春がこない」
家庭教師をしていた院生の水田は、生徒の高校生・高嶺とそういう関係になってしまう。だけど高嶺はゲイじゃないから大学に受かったらきっと目がさめる…それが怖くて自分から離れる水田だが…
若い高嶺は彼なりの誠実を貫く。この話けっこう好き。
「惑乱セクレタリー」
昔付き合ってた男が転職してきた!気まずくて避けていたが…
好き合っていた2人が誤解を解いて…というお話なので読後感は良い。ストーリーはジジイのセクハラやスパイ疑惑なども盛り込まれています。
「青年は愛を閉じ込める」
監禁もの。で、ストックホルム症候群的な展開に進む。
子供の時に隣人だった少年に、いきなり監禁されてしまう祐介。だが、会社は少年の連絡だけで休みを承諾し、そのまま不在を疑いもしない。
祐介は会社員ではあったけれど、不可欠な人間ではなかった…
そんな社会的な要素もありつつの、ちょっとダークな気配。
「Kiss & Loving」
表題作の理太郎&切、その後。
2人、仲直りしたのか、朝のイチャイチャ。だけどまた理人が来て…
BLにありがちな話もあったけど、表題作や「春がこない」、「青年は愛を閉じ込める」は個性的だったと思う。