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表題作不機嫌なピアニスト

坂口庸,甲斐性のあるふてぶてしい映画監督,27歳
瓜生柊,仏頂面だが端正な顔のピアニスト,29歳

あらすじ

「…眼中にないなら入れていただきましょうか」映画監督である坂口は、映画祭での自分の作品の上映中、不思議な男を見かけた。
小さな笑いすら起こっている場面で、隣の端正な顔立ちの男は、頬を涙で濡らしているのだ。
その男の名は、瓜生柊。
瓜生が音楽をつけた作品は必ずヒットするというピアニスト兼作曲家で、財界の大物を腹上死させたとの噂も立つほどなのだ。
坂口は、是が非でもこの男の音を手に入れたいと近づくのだが…!?年下攻ヤンデレラブストーリー。

作品情報

作品名
不機嫌なピアニスト
著者
甫刈はるひ 
イラスト
ヨネダコウ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアノベルズ
発売日
ISBN
9784775510001
2.7

(4)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ヨネダコウさんの初挿絵との事です

偶然手に入れた作品だったんですが、
面白くてびっくりした!
初読みの作家さんでしたが、言い回しとかお上手!!
飽きさせる事なく、するする読ませてくれる文章でした。

カプも、新人映画監督×ピアニストっていう
ちょっと珍しい感じ。
(監督×モデルor俳優とかならいくらでもあるかもだけど)

瓜生はゲイで、年上のお金持ちと
体だけのわりきった関係を続けていたけど、
坂口に逢って今までの自分を変えられてしまうのが良かった。
若い男相手が初めてだし、
坂口のアプローチが新鮮でどんどん惹かれていくんだけど、
なかなかつれない態度を崩さない。
いいわぁ、クールビューティ!

坂口は坂口で、瓜生と彼のピアノにのめり込んで、
なんとしてでも口説き落したいと躍起になる。
そして、本気だし、やっと抱けて嬉しくてしょうがないんだけど、
わざと軽口たたいたりする様子が良かった!!
がっついたりとか!!
可愛いぞ、坂口ー!
これだから年下攻めはやめられない。
何にでも決定権がある、瓜生のマネージャーに嫉妬するあたりも
わくわくさせられました。
(私は攻めが受けを好きすぎて、
嫉妬心をつのらせるお話が大好きなんです!)

お話はもちろんの事、
ヨネダさんの絵の素晴らしさったら!
特に描き込まれているわけでも無いんですが(すみません)
余計な小細工は不要だと思えるくらい、
シンプルでも色気ありまくり!!

是非、一人でも多くの皆さんに読んでいただきたくて
レビューしてみました。

正直に申しますと、「ヤンデレ」の定義が正確にわからない私。
でも、充分萌えましたよ!

一読して損はしませんよ~!
(…と私は思います)










2

挿絵にひかれて

ヨネダコウさんの挿絵が素晴らしい。黒髪のしっとりとした色気が漂ってます。
さて本作、初作家さんでした。ファザコンの節操無のピアニストと年下攻めの映画監督。設定は面白いし、なかなか進まない2人の関係にドキドキするのだけど、私には読み難かった。表現が遠回しというか、堅いというか、なかなか読み下せない。


ちょっと残念でした。

3

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