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表題作BOYS LOVE

雑誌編集者・間宮
人気高校生モデル・如月のえる

あらすじ

雑誌編集者の間宮は、取材で人気高校生モデル如月のえると出会う。突然口淫をしかけたり、淫らに誘いかけるのえるを一度は突き放す間宮だが、淋しさから男遊びを繰り返す彼をほうってはおけず、立ち直らせようとする。間宮の誠実さにのえるも心を開き、やがて二人は心を通わせるが……。大反響を呼んだ映像作品のコミカライズ!

作品情報

作品名
BOYS LOVE
著者
橘皆無 
作画
橘皆無 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403661822
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

私が一時期実写BLにハマるきっかけになった作品

数年前にこの実写版を初めて見たのですが、その時まず思ったのは「これはBLじゃないな」っていう事。
タイトルが『BOYS LOVE』ですので、もっと腐女子が喜びそうな展開とかがてんこ盛りなのかと思いきや、そういうわけではない。
かといって男三人で三角関係になったり、のえるが公園で暴漢に襲われたりと現実ではありえない展開となっています。
そしてラストは主人公二人が死ぬ。

監督が男だったので、ああなるほどなって思いました。
監督にとって同姓愛というものは禁断色が強いのだと思います。JUNEも昔は主人公が死ぬことが多かったですし、BLという割とフランクな世界を知らなければ、年代的にもそうなっても仕方がないのかもしれません。

それでも、のえると間宮さんの心をかよわせるきっかけとなったプールでのシーンはとても美しかったですし、のえるの間宮さんを見る目が本当に愛おしそうで二人が仲良くしているシーンをみていつの間にか微笑んでしまったくらい。
漫画版ではそれらのシーンをあっさり描かれてしまっているのが少し残念です。

なので私は漫画版よりもあえて実写版をおススメします!!

0

実写BLのコミカライズ

同名のDVD作品(実写)のコミカライズです。
先にDVDを見ていて、内容は知っていたので「中立」にします。

実写DVD作品「BOYS LOVE」について。
07年頃から実写BL映画が続々と発表されましたが、その先駆け的作品(06年11月発売)です。
その後、07年に「BOYS LOVE劇場版」、08年に「BOYS LOVE Stage.(舞台版)」が発表されてました。(タイトルのみ同じで全く違う話です。)
07年度発表の実写BL作品はほとんど見ましたが、その中では演技力が高く「マシな方」だと思います。尺が短いからか、展開が早く、「なんでそうなるの?」というような展開を経て、あんまりな終わり方。監督・脚本が男性だからか、腐女子のニーズとはあってないと思いました。

そして漫画版についてですが、実写のことを忘れれば割と普通のBL……?
のえる(受)を女に変えるとよくあるドラマです、お昼とか深夜とかで。

4

BOYS LOVEってこういうの?

最近、橘皆無さんの挿絵の小説を読み、綺麗なイラストに惹かれ、漫画も読みたいなぁと思って購入しました。
タイトルがズバリそのまんまだなぁと思ったら、映像作品のコミカライズでした。

先にレビューなされている方と違い、私は映像作品のほうを見ていないのですが、監督・脚本をされたのは男性なのですね。
完全にオチまで含んで以下ネタバレしておりますので、ご注意お願いします。

厳しいことを書きますが、内容が三流映画のような流れで、ちょっとどうなのか、と思ってしまいました。
のえるが間宮に突っ掛かる理由もよくわからず、簡単に男に身体を開き、抱かれていないとダメだという体なのも理由がわかりにくく、いわゆるBLによくいそうな「痛々しいキャラ」そのまんまなのが気になってしまいました。設定がいかにもって感じがします。

いきなり間宮を襲う理由も、間宮がゲイでもないのに「俺を抱きたいんでしょ?」みたいな態度に出るのも不可解でした^^;女の子ならともかくねぇ。
でも間宮に恋をして、次第にのえるが明るくなっていく様子は丁寧でよかったです。

ただ、のえるの根本にあるトラウマなどもどう~も軽くて心に響かなかったのと、友人の千鳥の行動に至っては最初から最後まで全く不可解で怖いを通り越して頭をさらっと素通りしていく感じでした。
のえるにそこまで執着する理由も、殺してしまおうとする理由も、この一冊通して全くよくわからない。

のえるが刺された時には、ここは大事なシーンで感動する見せ場のはずなので私の情緒が欠けてるのかも知れませんが、救急車を早く呼んで!て思ってしまいました^^;
救急車も呼ばないで「海を見に行こう…」ていうのが私はどうにも…感動シーンにしたかったという空気はひしひし感じられるのですが、どうにも昔からあるいわゆるB級映画のテンプレートを見ているようです。
ちょっと古いかな、とも感じました。
のえるを殺したことによる意味付けが薄いような…。
この、「ほら、来たがってた海に来たよ」ていうラストが、死んだら感動するでしょう、的な「感動のテンプレート」さを感じてしまいました。

このラストがもう少しよかったらまた違ったかな?とも思います。
もとの作品のことは全くわからないので、内容が全く同じなのかはわかりませんが、こういうのが映画の監督さんの思うBLなのかな??
橘さんの絵は少女漫画のようですが綺麗でよかったです。

2

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