神楽坂―戦夏の花嫁―

kagurazaka senka no hanayome

神楽坂―戦夏の花嫁―
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
2件
平均
4 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
学習研究社
シリーズ
もえぎ文庫(小説・学習研究社)
発売日
価格
¥543(税抜)  ¥586(税込)
ISBN
9784059040446

あらすじ

昭和19年、太平洋戦争も末期を迎え、鷹司、秋月、優雪たちは中国戦線に参加していた。
そんな中“軍服の麗人”と呼ばれる優雪に、命を懸けて恋慕う秋月から下された一つの命令―それは、「今後は負傷した鷹司を支える妻となれ」という無情なものだった。
啼泣しながらも、従うしかない優雪。
帰国と同時に、秋月より贈られた白無垢を纏い、鷹司との初夜を迎えるが…!?戦火を生きる男たちのハードロマンス。

表題作神楽坂―戦夏の花嫁―

(陸軍大尉)秋月
(神楽坂育ちの"軍装の麗人”)優雪

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レビュー投稿数2

戦場で生きる男達の結末

第二次世界大戦時代の、運命に翻弄された男達のラブストーリーの2巻です。

前巻で、戦争という激動の歴史に翻弄されながらも、共に戦いやっと身も心も結ばれた秋月と優雪。
だけど、家のために愛していない女性と結婚して、子供まで作った秋月。優雪のことが好きなのにどうして!?と、正直2巻を読むのが怖かったのですが…(あらすじを読むと、友人に優雪を渡すとも書いてあったので…)。

それにはカラクリがあって、秋月は昔から優雪一筋と分かってホッとしました。
同時に、共に戦い死ぬことよりも優雪には生きてほしいと決断した秋月と、それでも秋月の傍にいると決めた優雪の、お互いを想い合う気持ちにキュンとなります。
そして、戦場で生きる男達の絆に胸が熱くなったり、戦争に対する理不尽さが伝わって切なくなったり。
無事に終戦を迎えた時には、本当にハッピーエンドで良かったと思いました。
2人の切ないラブストーリーも良かったけど、2冊通して、しっかりと戦争という史実にそって書かれていたのが興味深かったです。

1

優雪に「ハルモニ」の涙は届いたのだろうか?

この作品ではあえて「神」としました。ただし、その意味は全く違うものであることをご理解下さい。

おそらく、「第二次大戦」を正面から受け止めて書いていこうという試みが少ないボーイズラブにあって日向さんの姿勢には率直に敬服する以外の感想がありませんでした。
というのも、「旧日本軍による軍性奴隷問題」が大きく横たわっているからだろうかと思っていますが、実際のところは分かりませんし単純に知らないだけかもしれません。

さて、後編の本作では「ハードロマンス」という言葉とは裏腹に、ひたすら重たいものを感じながら噛みしめつつ話が進行していきます。そしてキチンと敗戦記念日(1945年8月15日)まで話を進めたことは「歴史の上澄み拝借」をしやすいなかでは特筆すべきことかもしれません。

「旧日本軍軍性奴隷」のサバイバーを「ハルモニ」と言いますが、少なくとも日向さんは彼女たちの涙に真剣になろうとしました。そして、それは優雪にも伝わっていることを、評者としては願わずにいられません。

2

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