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挿絵ではよく存じていましたが、
佐倉ハイジさんのマンガを読むのは初めてです。
これが「脱力系」と呼ばれる作家さんか~!と納得のゆるゆる加減。
コミックスには表題作含む三作品が収録されています。
どの作品も可愛くて素敵でしたが、私が好きなのは表題作の
ウザイ部下×意地っ張り上司のお話ですね。
橋元(攻)に対する吉野(受)の言動は、まんまギャグ!
対する橋元の言動もウザイというか、軽く気持ち悪くて面白いです。
そして笑わせつつも、しっかり胸キュンポイントは押えてあります。
どれもこれもゆるゆるマイペースな独特の雰囲気で。
脱力系の魅力と気持ちよさを堪能した一冊でした。
この方の漫画は、めちゃくちゃ心を動かされるわけではないけれど、とても好きです。
表紙のデザインなんかも、オシャレだし。口元と顎のラインが、好みです。
適度にギャグで、適度にシリアスで、ちゃんとエッチもあって(エロ……ではないんだな)、受がけなげで可愛くて。
ドキッとするところもあるので、オススメです。
今「花音」で連載中のも、先が気になるんですよね~。
脱力系BL作家佐倉ハイジさんの年下攻!
ウザイ部下×意地っ張り上司のお話。ヘタレと意地っ張り、そしてメガネ…。佐倉ハイジさん御得意の設定です。
BLらしからぬ動きと会話、その珍妙な空気と言葉のチョイスにハマってページを捲っていくと…どんどん進んでいる恋愛モード。ゆるい雰囲気で話は進んでいくのに、ふとした時に見せる色っぽい表情のインパクトは大きい。口元の絶妙なラインが好き。この顎の描き方に弱い。
このゆるさがクセになっている方にオススメ。
1冊丸ごと上司と部下ばかり。だからってリーマンモノってワケじゃないのがハイジ流か。
そういえば、橋元さんって以前描かれていた『感応喫茶店』に出ていた橋元さん……ですよね?あの縛られていた人…。懐かしいなぁ。
久しぶりに佐倉ハイジさんの作品を読んだけど、やっぱり面白いなァ。
脱力系とよく言われますが、私にとったらそれがすごく心地のいいテンポです。
心情モノローグを最低限にして、ストーリーで気持ちの動きを伝えてくれる。
『投げやりの夜』
ウザワンコな年下攻めと、ツンデレ上司受け。
受けがある人に片想いしてることを示唆する描写とか、それをウザワンコが目ざとく気づく描写とか、上手いなァと思いました。
ウザワンコ攻めのウザさやそこはかとない気持ち悪さは萌え要素です。ウザいしキモいけど実に可愛い。
『お仕えしません』
愛だの恋だのを語らないで話が進んでいくのがいいですね。主役二人の気持ち行間に滲ませてるだけだけど、読み手には少しずつ伝わっていく。
『馬鹿でもいいだろう』
これ、攻めの髪の色と受けの同僚の髪の色ははっきり変えてほしかったな。よく見れば違うトーンだし、攻めはメガネをかけてるんだけど、たまにメガネをはずすときもあるから分かりづらい。
それを除けば、ゆるくて好きな話でした。会話の流れがナチュラルで好き。
全部で3組のカップルのお話が収録されているのですが、主人公たちは全員社会人。
私は佐倉さんの作品の、独特のほのぼの感というか、ちょっと抜けたところがあるのが好きなんですが、今作もそんな作品ばかりでした。
決して強烈な印象や燃える情熱はないのですが、ほっこりとした、色でたとえるなら暖色系のパステルカラーのような、そんな感じがします。
そこに登場するちょっとツンデレというか、意地っ張りというか、自分の気持ちを上手に伝えられないキャラがいて、可愛いなぁと思ってしまうんですよね。^^
ちょっとコミカルな所もあったりして、思わずフッと笑顔をこぼしてしまいます。
この作品も、ホッとしたい時にまた読みたくなりそうです。^^