海鳴

uminari

海鳴
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神6
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
36
評価数
8件
平均
4.5 / 5
神率
75%
著者
  
媒体
コミック
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
シリーズ
ジュネットコミックス ピアスシリーズ(コミック・ジュネット)
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784896441529

あらすじ

海鳴りの音を背景に、圧倒的な筆致で迫る、せつなすぎる純愛。
田舎の港町の高校生・尚吾は、都会から赴任してきた美術教師・浅野を見た瞬間・・・言い知れぬ烈しい想いに支配される。麻のを犯す夢を見て自慰をしてしまう尚吾。
(出版社より)

表題作海鳴

漁師町の高校生 尚吾
都会から赴任してきた美術教師 浅野 

同時収録作品十六夜の月

年上の愛人 修
和偉(大学生)

同時収録作品合鍵

事務機器の営業社員 明夫
恋人の大学講師 幸ちゃん

同時収録作品ラスト・キス

その他の収録作品

  • 3:00AM

評価・レビューする

レビュー投稿数5

海と波とノスタルジー

 飯島課長シリーズで有名な高緒&神室コンビはアホエロ系も突き抜けてエロくて大好きですが、それらとは一線を画すこちらの短編集は文学的でありながら、難しいストーリーは無く、それでいてとても余韻の残る秀作でした。

・『海鳴』
 田舎の島で暮らす高校生の尚吾と、美術教師として赴任してきた浅野。浅野に”心臓が破裂するかと思った”ほどの一目ぼれをした尚吾ですが…。
 『海鳴』と同時収録の『ラスト・キス』、前のコミックス『ランブル・ラッシュ』に収録の『潮騒』は海を舞台に描かれた作品です。原作者の神室先生が海の町の出身なのでしょうか?お二人の描く海辺の物語はノスタルジーがいっぱいで、読んだ時に感じる胸の痛みが、自分自身の忘れられない過去を思い出した時の痛みに似ていて、なんだかとても切ない気持ちになります。
 描き下ろしの『3:00AM』で『海鳴』のその後が描かれていますが、尚吾がすっかり大人になっています。浅野もちゃんと年を取っています。絵が上手いので、こういう経年が視覚でも感じられるところも素晴らしいと思いました。

・『十六夜の月』
 大人の修と大学生の和偉。和偉に気になる後輩が続き出来たことで修との関係が虚しくなり…。
 所詮愛人と思っていたのは和偉だけでした。聞き分けのいい大人のふりをして別れを受け入れる修の、悲哀に満ちた表情がたまりません!そして二人のHがとてもエロいです。高緒&神室コンビは、年の差があっても決して受けが女々しくならないのが魅力です。手練れのおっさん攻めもいい。先生の描くおっさんはものすごく大人でエロいのに、どこか可愛くて愛おしいです。

・『合鍵』
 『秘密のくちづけ』カップルのその後です。それぞれが仕事で家を離れることを言い出せずにすれ違うことで、一緒にいることのありがたさを再確認するお話です。幸ちゃんの足フェチプレイがあります!ラブラブごちそうさまー!

・『ラスト・キス』
 隣同士で暮らす、今はお互いに家族もある幼馴染の二人。
高校最後の夏休みに交わした初めてのキスと、大人の彼らが交わす最期のキス。沢山の物を抱える大人としての決意と、忘れられない思い出。ああ、夜の海がなんて切ないんだろう。

高緒&神室コンビの海の三部作、お勧めです。
 

1

まっすぐで不器用な攻めがよかったです。

背景と手が好みだったので、購入しました。(変な理由ですみません)
更に好物の年上受け!
表題作は田舎に赴任した美術教師と生徒のお話。
まっすぐで不器用な攻めがよかったです。
年下攻めの醍醐味って、精一杯背伸びしても余裕でかわされたり、過去の男に嫉妬したり、そういうのがたまらんです。
この話では、過去の男は故人でそれがきっかけで学校をやめさせられてしまうのですが。
最後の話、読んでて暫く続編だと気付きませんでした。
絵は上手いと思うのですが癖がある上に描き分けが微妙なので、時々キャラが分からなくなるかもしれません。
背景はとても好みです。

あと、ラストキスは過去だけで、現在では何もしない方がよかったなあと思いました。
家族がお互いいる訳ですし。

0

これが本当の大人

読み終えてまず思ったのが、「なんだこれは!?」
どうしてこんな秀作がこんな評価なの????

短編集ですが、どれひとつとっても隙がありません。この完成度は稀有。素晴らしい。

「海鳴」
表題作。田舎の港町にやってきた美術教師と教え子のお話。

「十六夜の月」
いい年齢の修と大学生の愛人・和偉。和偉は後輩の康平が気になっていて。

「合鍵」
会社員の明夫と大学講師の幸ちゃん。同棲している二人のちょっとした波乱。

「ラスト・キス」
小学校のとき隣に越してきたことから始まった30年以上の親友。今ではお互い大きな子供もいるが、家族ぐるみの付き合いをしている。2家族で一緒に過ごす夏休みのお話。

「3:00AM」
海鳴のその後。

オヤジ度高め、絵柄などで好みはあるのかもしれませんが、BL読みなら読んでおくべき作品の一つではないでしょうか。
文学的、と言われるBL作品が甘っちょろく思えてしまう重厚さがあります。

どっしりとしたものが読みたいときに、ぜひ。

1

roseーlily

crystさま

はじめまして。
私も高緒拾先生が大好きで、これも大好きな一冊です♪
こういう良いものが沢山あるのに、評価されていなかったりしてもったいない。
かくいう私も大好きなのにレビューしていませんが☆
久しぶりに猛烈に読み返したくなりましたよ!
素敵なレビューありがとうございました♪

ローズリリィでした。

モロ好み!

短編集で年下攻からオヤジ攻、そしてオヤジ同士までと魅力溢れる短編集。
先ず絵がもっそい好みなんですよ。
BL漫画家さんの好みの絵柄ベスト3に入ります。
上手いって事もあるんですが身体の描き方がモロ好み!適度ないい筋肉と肉付きで肉感的な感じがたまらん!!ばふーー!!!

表題作は田舎にやってきた教師受で生徒攻、潮の香りが漂っている画面と優し気だけどどこか哀しみを秘めた教師、いかにも港町でそだった生徒。
気が良くて物をくれるお祖母さんも何気に良い味出してます。

青年もいいんですが、オヤジがまた良いんだー!
ナチュラルにオヤジなんですよ、これはいいオヤジ。ホントいいオヤジです、うっとり。
30年以上の親友で今はお互いに家庭を持って、隣同士に暮らして家族同士で仲が良いオヤジ同士。
若い頃に一度だけキスと互いの性器を触り合った想い出を持って、お互いオヤジ同士になった彼等が最後にもう一度だけ海岸で交わすキスは彼等に流れた年月も感じさせてしみじみ良いシーン。

ピアス特有の修整の仕方がこの作品ではちょっと気になるかなあ。
あ、基本的に修整は肯定派です。
自分は男性向エ続きロも読むのでそれと比べると成人指摘されてない作品に堂々と性器が描かれてるってのはどうだろうなーって思ってるので。
修整入る事自体は仕方ないしある意味当然だと思うんですが、ピアスの修整の仕方ってちょっとお間抜けな感じがしますなー。

0

隠れた名作

初めてこの方の作品を読みましたが
筋肉初心者の方でもさくっといけるタッチの絵です
むしろ導入に持ってこい。

なによりも表題作と書き下ろし「ラスト・キス」が秀逸です。
読む前は「エロが多いのかなー」と思っていましたが
普通のBLよりも心理描写が適格。
筋肉に騙されてはいけません(笑)

「海鳴」
尚吾のある意味一途な無鉄砲さというかなーんもわかってないところに
先生の欠けた感情が埋められていく過程に読んでいて
笑顔にさせられました。
彼の死の真相を「事故だった」と2人で受け入れるから
前に進めたんだと思います。
あのまま先生がひとりじゃなくて本当に良かった


「ラスト・キス」
わたしがオヤジ好きだからってわけではないんですけど(笑)
オヤジ(しかもしわもちゃんとある)のキスシーンて萌えますね・・・w
幼馴染の二人は時を経ても「ずっと」一緒にいることに決めたけど
それは二人きりじゃなくて「家族」も一緒。
このふたりのキスは一緒にいる誓いのキスだけど
決別のキスでもあると思いました。恋愛としての決別。
最後が笑顔で締められているのがまた切続きない。

後者の「ラスト・キス」はぜひ読んで頂きたい!
本当にお勧めです。

2

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