電子限定かきおろし付
一巻ごちゃごちゃした関係を4ページにまとめた冒頭はホント神だと思います
。
可愛い顔して悪魔。そして実は史上最強の攻?な斉藤が楽しかった。
そんな斉藤くんに振り回されつつも、なんだかんだラブラブな本田と永井です。
クリスマスプレゼントを交換したり、うっかり二人で実家に顔を出したり。
本田家次男×長男も覗き見できて大満足の一冊でした。
真面目だけどズレてる長男はほんとかわいいなあ。
書き下ろしの長男に優しくする次男を見て、永井が二人の関係に関係に気づくエピソードがすごく好きでした。
永井の斉藤への態度にもしかしたら好みが分かれるかもしれませんが、それはこの作品ではご愛嬌だと思っています。恋人とアイドルを永井がしっかり区別していることは見て取れるので、私はあくまで物語を盛り上げる要素として楽しめました。付き合いが長いのに未だにこんなに尻尾振って慕ってくれる後輩、そりゃあ可愛くないわけがない。永井はいつでも斉藤を甘やかしてあげる、でも、永井自身が甘えるのは本田なんです。
求めるものも接する時の態度も、本田と斉藤ではまったく違う。天秤にかけて本田の方に僅かに傾いているから付き合ってる、とかそういうレベルじゃないんですよね。そして、毎回本気で嫉妬して怒る本田も素敵だなぁと思いました。永井は条件反射みたいなもんなんだから怒るなよと口では言いつつも、本当に本田が何も気にせず斉藤とよろしくやっておいで、なんて言ったらきっと落ち込むんじゃないかな。面倒臭いけど、そういうところが可愛くもある。これからも斉藤を交えながら、愛と喧嘩の日々を送って欲しいなぁと思います。
本編終了後のボーナストラック以降もボリュームたっぷり。新居の内見に行って喧嘩したり、忘年会と家でゆっくりするの、どちらを優先するかで喧嘩したり、事あるごとに喧嘩する2人。でも不思議とケンカップルというイメージはそこまで濃くないんですよね。なんとなく喧嘩中も甘さが隠しきれてないというか。喧嘩して自分の心の狭さに苛ついていた本田が、永井からの電話に出て会話する間に、堪えきれないというように破顔したシーンには心をぐっと掴まれました。一瞬で相手をこの笑顔に変えてしまう、好きな人の存在ってすごいなぁと。新装版、読んで本当に良かったです。
2004年版からこちらに案内されて来ました。
山田ユギさんのコメディほのぼの系は小ネタもあるし楽しく読めていいですね。
何度も読み返してます。
ある場面のある台詞が真理をついててズキュンときました。これこそ恋愛の謎ですね。
FINAL ACTここのやりとりがすごく好きです。
永井がいつまでも斉藤を甘やかして本田も切れそうですね。それでも待っててあげる本田。
斉藤は永井にとってはアイドルで愛娘みたいなもので、自分を差し出せるケンカしても離れられないのは本田なんですね。
斉藤が本当に永井を好きなのか、大好きなパパを取られそうで引き止めようとしてるのか…。
とうとう襲いかかりましたが永井にガツンとやられて、永井と本田の通話を泣きながら聞いてるのがなんとも。
いいかげん永井離れしなさい!
本田は永井との将来を考えていて。
こういう所大好きなんですよ。
ちゃんと付き合って、受けはせいぜい来月のことくらいしか考えてないのに、攻めはちゃんと二人の将来のことも考えてて。
永井はお酒とタバコを控えたら貯金もうちょっと貯まるんじゃない?
イケメンモテメン同士、攻め攻めっぽいのに、ノンケ同士なのに、なぜか相手が気になって仕方なくて。
ケンカばかりして、抱き潰されて、仲直りして。
これはきっと本棚に一生残す作品になりそうです。
既読の山田ユギ先生の作品の中で一番好きなシリーズです。
年下の男ふたりの間でよろめき押し倒される美丈夫を見守る漫画。たまに本田兄ちゃんズの間でもよろめいてるけど。
本田兄弟が主役の単行本「開いてるドアから失礼しますよ」を読んでから読むことを強くおすすめします。永井が兄達の関係に気づくエピソードがとってもいいんですよ…永井だからこそ気づくっていうのがまた。
本田兄弟の中で永井が空回ってるのが大変可愛かった。永井くんデキる風で結構空回ってますよね。社内の結婚したい男連続一位とは思えない空回りっぷり。
描き下ろしダイジェストが面白くて(そして感心)何度も捲ってしまうこの冒頭。
1巻よりもパワーアップした寿久ちゃま(甘やかしたい男ナンバーワン!)のグイグイっぷりがたまりません。三角関係というほどでもなく、矢印を明確に感じるでもなく(なにせ斉藤がさっぱりしているように…私には思えるので)、当て馬ポジというよりも斉藤は斉藤! そんな潔い3人の関係がとっても好きになれる2巻です。
萌えポイントは1巻レビューで書き連ねましたので、こちらでは好きなシーンをピックアップいたします。
・草野球の応援
「恰好いいでしょ、俺の男なんですよ」
なんだかんだいつもいつもはぐらかしたり誤魔化したり、いや認めていましたしお付き合いしているとも言っていますが、それでもどうして素直じゃない永井さんの純粋で本当のところどう考えているかというリアルがにじみ出ているこのモノローグがいっとう素敵だと思います。
・斉藤と本田どちらを助ける?
「お前、でしょ?」
ACT.9で斉藤とのこのやり取りで永井さんと本田さんの関係が確立されたものになるのですが、やはりどうしても斉藤>本田なのには変わりはなくて、そこは愛とか恋とかでなくなんだかんだ永井さんが斉藤を可愛いと考えて変わらない、とも分かる場面。
永井さんと斉藤の切っても切れない関係がほっこりと描かれている(その直前は色々と修羅場でしたが)エピソードにはホッとします。もちろん、ベッドで涙を流す斉藤のことも含め。
このあとも度々いたずらをしちゃう斉藤ですが、それでも永井さんと本田さんふたりの関係を一番理解しているのもまた、彼なんですものね。
・3P妄想
ありで!!
・ボーナストラック久々騎乗位
個人的趣味嗜好としてBLの騎乗位が好きなので、度々見せていただけるふたりの騎乗位+お久しぶりエッチは垂涎ものです。
時折そういえば永井さんの方が年上なんだったな~と思い出すのもこういうエッチシーンのときでして、イニシアティブを本当は握りたいんだろうな~と推測しながらエロ魔人にめためたにされている描写がとっても好きなのです。
ところどころの描き下ろしで補完されるふたりのエピソードにも悶えつつ、いつ読んでも明るい気持ちになれるこのシリーズは今尚色褪せませんね。
15年経ったけれども、本田さんと永井さんは元気にしているかな~とまるで現実での知り合いかのように考えたりします(笑)斉藤は再婚していそうですね。
どこかの駅近・防音・近所に美味しい居酒屋のあるマンションの角部屋で、きっと今でもふたりは喧嘩しつつも仲良く愛しあっているのだろうな。