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表題作Three Wolves Mountain (新装版)

墓守り兼カフェ経営 雪加夜
人狼兄弟の次男 次狼

その他の収録作品

  • 月の森
  • Bay,You are my home
  • 暗黒物質
  • あとがき
  • Another Wolves Mountain

あらすじ

人里離れた霊園で墓守をしつつカフェを営む雪の前に現れた、人狼兄弟の太狼&次狼。
出来の悪い弟・次狼は、一匹狼のように生きる雪がどうしようもなく好きになってしまい、耳&シッポを震わせて発情期★☆ 
伝説のケモノLOVE、単行本未収録作品を加えて待望の新装版!!
出版社より

作品情報

作品名
Three Wolves Mountain (新装版)
著者
直野儚羅 
作画
直野儚羅 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
発売日
ISBN
9784862632906
4

(3)

(0)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ケモミミ尻尾でリバーシブルv

自分の好きなものが2要素も入っておいしいったらありゃしない!!
直野さんといえば、オヤジとファンタジー♪
今回はオヤジ臭はちょっと薄いけど、ファンタジーとオカルトも入ってしかもリバ有りで充分満足なのです。

カフェを営みながら、墓守をしている雪(スズキ)が偶然拾ったのが腹をすかせた少年・次狼と狼の姿をした兄だという太狼。
ここでビックリ!が人狼と知っても雪はうろたえないで、平然と平気で彼等と接しているところww
まあ、墓守でオバケなんかもでちゃうからいいのかな?ww
そして、次狼は人型をしているのに、お兄ちゃんは普段は狼で満月の夜とか能力を発揮する時人型になるんだけど、それが身体が人間で身体が狼!!
新鮮でいいよね~♪♪
あと、傷は舐めて治すv←これがエロに繋がるwww
そんなおいしい要素が満載にあって、次狼が雪を好きになってくっつくのです。
その物語の中で、雪の過去とかあって幽霊になったお兄ちゃんなんかも出てきますし、次狼達のお父さんとかお母さんも登場します

そして!『暗黒物質』において念願のリバー!!
次狼と一緒に住み始めて年月が経って、次狼も大きくなってるんですよね。
で、冒頭に挿れたい、、、ってお願いしても却下されて
そして次狼達の親戚というアキという人物が登場して嫉妬を生んで、めでたく!!
しかし、このアキも実はビックリなんですよーーーwww

この本は03年発行のものの新装版になります。
それには、作中で生まれた次狼達の妹v三子が登場←かわいい子狼v
4コマ漫画で綴られる人狼一家が面白いですヨ☆☆☆


2

綺麗な獣・・・いや、獣が綺麗?

直野さんはリアルに近い絵柄を、ともすれば劇画調になりそうなくらい力強いタッチで描かれる方です。少女漫画風のライトで美麗なテイストが並ぶ中に置くと際立ちます。それでいて人物の容貌は決してとっつきにくくない。
青年のスッキリとした立ち姿、オヤジの少しこけた頬や緩んだ体のライン、誤解やすれ違いで歪む陰鬱な表情・・・いつも引き込まれるようにドキドキします。

が、今回、内心で黄色い悲鳴を上げたところは、なんといっても狼の美しさです。
動物を(犬や猫も含め)描かれる方は多くいらっしゃいますが、これほど美しく、かつちゃんとコマの中に違和感なく収めてくれたことがあったでしょうか! いや、あるのでしょうけれども、私にとっては衝撃的な「上手さ」だったのです。私は猫派で、特に犬や狼が好きというわけでもないので、余計に強く印象に残りました。


主人公の雪のもとに現れた人狼の兄弟、その兄である太狼は、満月の夜以外は狼の形で過ごしています。その姿の綺麗なことといったら・・・。
デフォルメも多用されていますが、それもとても可愛いし、太狼を親しみのある若者にしてくれます。
そしてリアルなシーンでも喜怒哀楽の表情がある。ペットのように主人公の付属物あるいは物語の背景的な扱いでなく、狼の姿でいる太狼自身が重要な登場人物ですから、その美しさは彼が「美形の男性である」ことと同義だと思います。同様に、狼の「顔」に表情を読み取れることで、彼が感情豊かで家族や友人、恋人を真摯に想い、大切にするヒトなのだとわかるのです。

それから弟の次狼が満月の光を浴びて中途半端に獣化すると、ちゃんと人間だったときと同じ場所にケモ耳が生えます。頭のてっぺんにカチューシャみたいに生えている耳は可愛いし、萌えでいうならそちらのほうが萌えます。ですが、整合性が気になってしまうほうなので、途中からかわるのならば、やっぱり元の場所に生えてほしい。
そういう意味でも、私の「痒いところ」に手が届くケモノ兄弟です。

あれ・・・物語にはあんまり関係ないのかな・・・画力の高い漫画家さんで、その絵柄を私が異常なほど大好きというだけな気も・・・。
いやしかし、物語の大半を占める「狼」というモチーフが稚拙なタッチで描かれていたら、全体が台無しになっていたことでしょう! 
ストーリーは説明不足に感じる部分もありましたが、私のごくごく個人的なツボをぐいぐい突いてくる一冊でした。

2

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