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あらすじ

京都での傷がようやく癒えた卓也ら一行は、療養のため熊野を訪れる。
が、透子は体内に陰の気を流し込まれたため、床に伏したままだった。
卓也と薫は、透子の中の気を大地に還す呪具を求めて、熊野の山中へと分け入る。
しかしその地には、あの青江がすでに潜伏していた…。
北辰門、七曜会、鬼道界の三方から追われる青江によって仕掛けられた次なる罠を前に、卓也と薫は。

作品情報

作品名
鳴神―NARUKAMI―鬼の風水 夏の章
著者
岡野麻里安 
イラスト
穂波ゆきね 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
薫―KAORU―鬼の風水
発売日
ISBN
9784062559980
3

(1)

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萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

とうとう

既刊の鬼の風水シリーズ読み終わりました。
前回の外伝では、本編の1年半後ぐらいなので薫がとても饒舌で
別人のようになっていましたが、この外伝では本編のすぐ後で
元の無口な薫に戻っててなんかかわいらしく思えました。
2人の仲も初々しくてかわいらしかったです。
ちょっとだけエチシーンがあるのですが、うまいこと邪魔が入るあたり
ホワイトハートらしくてガックリもせず納得。

あとがきで、中華ファンタジーの後に続編を書く予定だと
書いてあったんですが、まだ出てないですねぇ~
岡野さんのHPでも、やっぱりこの2人がダントツの人気ですが、
私もこの2人が大好きです。

たとえ、卓也が10冊を超えてもあまり力の成長が見られず
薫を頼ってばっかりで、そのせいで薫が傷つくことがあろうと、
一途に薫のことを心配して、いずれ七曜会のトップに立って薫を
守ろうと一生懸命で純粋な卓也。
そんな卓也を全身で守り、愛している薫。
お互い無くてはならない存在になっているのに、
鬼と人間の立場上、いずれ先に人間は老いて死んでゆく。
1人残され生きて行かねばならないその現実を深く考えていくこの外伝シリーズ。
この2人にはずっと今のままで幸せでいて欲しいです。
早く続編書いてくれないかなぁ~岡野センセイ。

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