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表題作タクミくんシリーズ 恋のカケラ-夏の残像・4-

崎義一(ギイ),高校3年生
葉山託生(タクミ),高校3年生

同時収録作品恋のカケラ-夏の残像・4-

山田聖矢,麻薬Gメン
井上佐智,バイオリニスト

同時収録作品恋のカケラ-夏の残像・4-/青空は晴れているか。

真行寺兼満,高校2年生,剣道部
三洲新,高校3年生

その他の収録作品

  • ごあいさつ
  • 夕立
  • 青空は晴れているか。のその後
  • ごとうしのぶ作品リスト

あらすじ

託生が参加するサロンコンサートが近付くなか、近くを訪れていた三洲と真行寺も合流し、祠堂メンバーが揃うことに。
三洲の祖母が初恋の人から譲り受けた地図をもとに、謎解きを始めたギイ達によって、九鬼島と縁の人々の思いがけない秘密が明らかに!?一方、佐智の寂しさに寄り添うギイに、託生はいつになく複雑な思いを抱き…。
鮮やかな思い出たちと過ぎていく高校三年の夏休み。
『夏の残像』完結編!ギイとともに向かった、兄の墓参りを描く「夕立」他、短編3作も収録。

作品情報

作品名
タクミくんシリーズ 恋のカケラ-夏の残像・4-
著者
ごとうしのぶ 
イラスト
おおやかずみ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
タクミくんシリーズ そして春風にささやいて
発売日
ISBN
9784044336240
2.5

(8)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
16
評価数
8
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

シリーズ20冊目

ついに20冊目です。
四巻続いた「夏の残像」シリーズはこれで完結。次は二学期で学校に戻るらしい。
やった!
前巻までに引かれた伏線のうち、回収されるべきものは回収され、余韻を残して終わりました。
カップル多くて大変でしたw
やっぱ三洲と真行寺の二人がストーリーに絡んでくると、面白くなりますねー。
でもこれ、好みの問題だろうな。タクミとギイに萌えてる人が多いからこそ続いてるシリーズだろうしね。

1

夏の残像解決編

夏の残像4巻で、完結編です。
カップルが大量に出てきたのに、それを上手く収めきって大団円にした力量に感心してしまいました。

3年8月「恋のカケラ」
九鬼島の完結編で、ついに宝のありかが判明して、三州と真行寺も合流します。
左智と一緒にいる時のギイは不遜で自然体で、タクミとのHを邪魔されて怒る姿も年相応だし、左智もギイに負けてない対等さがあって、だからなのか、二人が一緒にいるシーンが好きです。
従兄弟の依彦派だっただけに、雅彦がヨリちゃんを選んだ時は感無量でした。
雅彦は京古野の方を好きだと思っていただけに嬉しかったのですが、あんなに京古野を好きだったのに、何故?と疑問が残ってしまいました。
おそらく、京古野に対しては無意識の身内意識からが多かったからかもと思いますが、もうちょっとその辺の描写を追加して欲しかったです。
天然故の三州への超地雷発言には、弁が立つ三州も形なしで、タクミ天然最強説を裏付けてくれました。
4巻に渡るだけに、読み応えがあってよかったです。

3年6月「夕立」
ギイとタクミで、タクミの兄のお墓参りに行く話です。
なんだろう、この完璧過ぎる男は!と思ってしまう位、ギイの発言がカッコイイです。
こういうことをさらりと言える所がハーフであり、ギイたる由縁かも。

3年6月「青空は晴れているか。」
ギイがお土産に、三州にあげたお守りでの珍騒動です。
真行寺の愛すべきおバカ発言が可愛かったです。

3年6月「青空は晴れているか。のその後」
そしてその後の話で、真行寺の苦難はまだ続くと言った感じです。

エロ:★1 薄め
総合:★5 大団円だし、絶対無理かもと思っていた衣彦が報われてとにかくよかったです。

0

長い夏休み編ようやく終了

4冊に渡って綴られてきたそれぞれのエピソード。
何か一つは変化のある結末があるかと思いきや、どれも無難に元サヤに収まって落ち着きましたってことで締めている。

しかし、あれこれ詰め込みたかったのは分かるが、長い夏休み編で一番軸になる事ってなんだったんだろう…
今回の謎部分の九鬼邸・九鬼翁の背景と、京古野氏と雅彦含む乙骨家騒動とのからみがあっさりしすぎている。
無理に複数のエピソードを平行して進めるよりも高三の夏休みとして託生達が進路や将来を見つめ直す部分を掘り下げた内容を読みたかったかも。

偶然シンミスまで登場したものの、三洲くんが真行寺くんを気にかけるよりも、こんなところまで引っ張り出されてって嫌々加減がにじみでている感が面白かった。

同時収録の「夕立」は、「あの、晴れた青空」のその後のショートストーリー。
六月らしく、この短編も「June Pride」・ 「あの、晴れた青空」も作中の雨の描写が素敵だなと感じた。

0

長い夏が終わる

『夏の残像』シリーズに入って4冊目でついに完結です。
とは言っても全てが完結したのではなく、まだこれからどうなるか分からない気になる事情も残してという結末でした。
一番気になっていた三洲君のおばあ様絡みの謎は一応明かされるのですが、それを託した琢馬さんの意図がまた想像の域を出ず、なんとなくうやむやな感じだったのが少し残念でした。
まぁ、ある程度そんな感じになるんじゃないかと今まで読んできた経験で予想はしていた所はあるのですが…どうもミステリーが絡むごとうさんの作品は私には今一つのようです。
ギイとタクミ君は基本的にはラブラブなのですが、時々思い出したように沸いてくるタクミ君のギイに対する不信感がどうもなぁ…。あれほどタクミ君を大切にしているギイが不憫に思えてきます。
雅彦さんのキャラは好きなのですが、当初の寄彦君に対して怖がっていた事を考えると、途中からの雅彦さんの態度の変化が唐突に感じられて、少し違和感を感じました。
雅彦視点で気持ちが変わっていく描写が読みたかったです。

0

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