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表題作花嫁は黄金に攫われる

塔眞貴砺,30歳,資産家一族の三男
深山凌,25歳,骨董商営業販売部所属

あらすじ

“黄金灯”と呼ばれるランプをオークションで落札してほしい…謎の人物からの依頼でフランスに赴いた骨董商の凌は、パリの街角で実業家の恋人、貴礪と遭遇し動揺する。
出張前日に情熱的な愛を交わしてきたばかりの貴礪は、「黄金灯は私が落とす」と不可解な宣戦布告を…。
そして迎えたオークション。
仮面舞踏会さながらの前夜祭にはやはり貴礪の姿が…。
大好評花嫁シリーズ、ロマネスクに彩られた愛の逃避行編。

作品情報

作品名
花嫁は黄金に攫われる
著者
水瀬結月 
イラスト
一馬友巳 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
花嫁は緋色に囚われる
発売日
ISBN
9784872578836
3.1

(7)

(1)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
20
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数2

塔眞が宣戦布告?

黄金灯、そんな素敵な響きの骨董品が今回のお品です、舞台はフランス。
受け様出張でフランス初遠征なのですが、いつも独占欲全開の攻め様が
何故か笑顔でお見送りしているのですよ。
受け様も不思議に思いながらも、こんな時もあるよね状態で出かける受け様。

しかし、そのフランスで受け様は攻め様を見かける、後を追いかけ追いつけば
キスされるが、その後の不敵な言葉は黄金灯は自分が競り落とすと言う宣戦布告。
いつもと少し展開が違う流になっていて、スリル感がアップしてるかも。

骨董協会の依頼でフランスパリで開かれるオークションで黄金灯の落札依頼
フランスで攻め様と受け様が追いかけっこするような雰囲気なんです。
そして、なんとなくこの依頼じたいが攻め様と関係があるのではと次第に思える
そんな展開になるのですが、更に意外な真実、それも受け様が呆れてしまうくらい
なんで?な事実が明るみになります。
相変わらず二人の愛は鬱陶しい気がするほどですが、意外にクセになるお話です。

2

パリ! オークション! 上流階級!

主な舞台をパリに移してのシリーズ4作め。会社を通した謎の依頼で凌さんはセレブ向けオークションに参加することになります。凌さんの勤務先は(上の上で塔眞家が絡んでるからとはいえ)ゆとりがあるなぁ。羨ましい会社だなぁ(脱線…)。

しかし、「上流階級向けのオークションなんて参加経験がないからよくわからない。自分がオークションにかけられそうになったことならあるけど…」というつぶやきには思わず苦笑。

メインの恋人たちのエピソードとしては、追ったり追われたり、普段とは立場が少し変わったりしながら、仮面舞踏会での顔を隠しての情交…などというエロティックイベントもあります(口絵がそれでした!)。

謎解きのオチは、え~~? という感じもありつつ(笑) シリーズの中でのスパイス的な1作になっているように思えました。

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