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表題作華闇の褥

元ヤクザの闇金屋 剣持
借金で男娼高校生 藤原悠也

あらすじ

両親の死により一億の借金を背負わされた高校生の悠也は、元ヤクザの闇金屋、剣持が経営する高級クラブで働くことに…。
そこはお忍びで訪れる富裕な客相手に男娼たちが甘美な一夜を提供する、現代の遊郭。
自分をこんな世界に堕とし淫らな身体に仕込んだ剣持への憎しみを胸に、やがて悠也は店のナンバーワンとなっていく。
そんな折、剣持のかつての弟分のヤクザ、笹川が店に現れ…。

作品情報

作品名
華闇の褥
著者
諏訪山ミチル 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784872578713
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

テイストは現代版花魁もの?

といっても現代なので借金の形に歌舞伎町で会員制クラブに売られるのですが。(普通?)花魁とかあんま関係ないです。作者はそう言ってたけど。

矛盾だらけのお話なので多少注意は必要かも。
理不尽にも妹をなかば人質にとられ、自分が身売りすることで話をつけた攻めと受け。攻めは店のオーナーです。
初めこそ状況に抵抗していた受けですが、攻めの制裁を受けそれからは瞬く間に店のNo.1に。
すっかりはすっぱな物言いをするようになった受けは、攻めの存在を憎いと思いつつも攻めに対しては意識してます。

矛盾というのは、二人がエゴエゴなところです。
自分でその世界に落とした受けを、生い立ちが似ているという理由で特別に目を配る攻め。
一方、そんな攻めを殺したいほど憎いと思っていたのに変に気を配られ攻めを気になりだす受け。

私ならあり得ない・・・と思いつつも世界が麻痺した状況でならあり得るのかもしれないと妙に感じ入ってしまいました。

基本、不器用な攻め。手のうちに受けを入れたかと思えば、思い出したかのように受けの幸せを想い手放してみたり。
受けにしてみれば今更の行為。怒ったり嫉妬したりしてるところが可愛かったです。(攻め視点?)

他に注意があるとすれば、多人数での強姦や制裁など痛い場面もちらほら。
やくざっぽい展開もあり。
その設定なくてもいいかもよ?と思った場面もいくつかありましたが、比較的私は楽しめました。

1

表紙が緋襦袢だったので

遊郭モノかとおもったら、男娼クラブの「遊郭月間」なだけでした。
表紙買いなんてするもんじゃないですね。orz

いろいろ描写が雑すぎて、途中で読む気を失いました。
気力で読了しましたが。
「~の間はプレイルームの中で一番豪奢な部屋だ。」
え?この1行でおわり?
どこがどう豪華なの? 和風 洋風 中華風 どんなテイストなの?? とか
受のお初のあと、時間がいきなり半年とんでて、
ウブでギャギャー泣いてた子が、ナンバーワンのはすっぱな子に変貌していく部分がスコーンと抜けてたり (おいらはそういうのに萌える)。

あと文章がね...読みづらいです。
主語が何なのかわかりにくいのはザラで、
口調の書き分けができてないから 、「」だけが続くと誰が何をいってるんだかわかんなくなるし、迷子になりそうでした。

悪徳金融屋で、○千万とか億とか派手な単位の金額を出したがるのは、どっかの作品にあったなー (性格全然ちがうけど)とか
無茶な仕事で自分の育った施設に大金を寄付するって タイガーマスクか? とか
他人の生い立ちをベラベラしゃべるってプライバシーの概念ないのかよ 園長とか
養子縁組すんのに、本人にナイショでできるわけ無かんべ とか
デジャヴと突込みどころ満載の作品でありました

イラストも 。。。すんません もっと綺麗な絵が好きなんです

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