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表題作不条理な接吻

ユーリ(勇悧)、ノルド王国王弟で軍を束ねる総帥
東堂喬也、攻様の来日により警護を担当するSP

あらすじ

「兄からの褒賞を断ったSPは貴様か?」日本に華々しく降り立ったノルド王国軍総帥、ユーリは、ずらりと並ぶ警視庁のSPの中から、迷うことなく東堂喬也を選び、自分のいちばん近くに付くことを命じる。
以前ユーリの兄が来日した時も、喬也は警護班に抜擢され、活躍が認められたが、ノルド王国からの褒賞を断っていた。
その事をユーリは不快に受け取ったのか、今回の喬也の役目は警護だけではなかった。
「貴様を呼んだのは、私が愉しむためだ」ユーリは喬也に身体の関係を要求してきたのだ。
「SPは男娼ではありません」SPのプライドにかけて喬也は毅然と断るが…。

作品情報

作品名
不条理な接吻
著者
妃川螢 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812433119
3

(15)

(0)

萌々

(5)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
41
評価数
15
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

立場の違いも何のその

ユーリ/勇悧(ノルド王国軍総帥)×東堂喬也(SP)

兄(ノルド王国・国王)を銃撃から守り、その際に贈られた褒章を断ったというSPの東堂に対し興味を持っていたノルド王国の軍総帥を務める勇悧は、友人の結婚披露宴に出席するため日本に来日した際のSPに指名します。逆らえないという立場を利用し何かとちょっかいを出してくる勇悧に対し、東堂は警戒するとともに反発心を抱きます。

もともと適当に遊んでいるという東堂は貞操観念が薄いのか、ヤラれてしまってもいつまでも気に病むタイプではないので、手を出す勇悧とそれを嫌がる東堂とのやり取りは、むしろコミカルな感じでサバサバしている程でした。そのため微妙に色気が感じられなかったのですが、最後まで男らしいというか勇悧に対してあまりメロメロになり過ぎない感じが、逆にキャラの雰囲気を壊さなかったという点で良かったと思います。

勇悧と出会ったその夜、ストレス解消にと馴染みのバーに立ち寄った東堂が、金髪で目立つ容姿の男(ヴィル)に声をかけられ、酔った勢いでバックバージンを奪われてしまうという意外な展開にはちょっと驚かされ、その後もちょくちょく登場するヴィルの目的がイマイチ分からず気になっていたのですが……。真相が分かった時には思わず脱力してしまい、悔し紛れにこの設定必要だったか!?とつい思ってしまいました。ヴィルについては深読みし過ぎていたために(勇悧を狙う黒幕的なキャラ!?)、余計にガックリしてしまいました(苦笑)。

全体的なストーリーとしては物足りなさを感じてしまう点もありましたが、勇悧と東堂のやり取りがいい感じだったという点で楽しませてもらったので[萌]にしました。ラストのオチ(二人の将来に関わる展開)も明からさまなハッピーエンドという訳ではなく、まぁそうなるのは時間の問題だよね~的な感じだったところが、最後まで“らしく”て思わずニヤッとしてしまいました。

2

兄弟相手にすごい優秀だ

過去に兄の章を断った男が、弟・ユーリのSPにつく。東堂は我が儘ユーリに手をやく。
東堂はその夜、酒のんで、ユーリに身体を奪われるが、嫌々ではなかった。
ユーリするを守りながら身体をつなぐ。

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