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表題作快楽報酬

ヤクザの組長・斉木創
証券会社ディーラー・秦部直弥

あらすじ

研ぎ澄まされた美貌と一流の腕を持つ証券会社ディーラー、秦部直弥は、あるクラブで、圧倒的な存在感を持つ斉木にいきなり肌をまさぐられる! 隠していた熱い被虐の肉欲を暴かれ、フルネームと所属する部署名まで言い当てられてしまう。斉木の意図も分からず、ホテルに引きずり込まれた直弥は、羞恥と苦痛の歓びを叩き込まれていく。なんでこんなにイイのだろう? 愉悦で拘束された体の中では灼熱が悶えくるう!! 
愛と支配と慾情が絡み合う二人の運命は─?

作品情報

作品名
快楽報酬
著者
あさひ木葉 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829623893
3.1

(10)

(2)

萌々

(1)

(3)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
10
平均
3.1 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

神以外に どう評価しろと? w

斉木(攻)ってば しょっぱなこそ鬼畜だったけど 直弥(受)にもうメロメロで(*´д`*)
っていうか声をかける前から 直弥に惚れてたでしょ
直弥はクールビューティという BLなお約束設定だけど
インサイダー取引を持ちかけられても拒否する高いプライドの持ち主で
でも本人に自覚はないけど 実は臆病で人間関係を苦手しているとか 内面を知ればかわいいことこの上ない
二人とも気持ちを安易に言葉にしないところがアダルトで(*´д`*)

ところで 西園寺さんか久世さんと 実智くんのスピンオフとか。。。ないっすよね
いやチョイ役だったけど あんな濃ゆい環境なのに 実智くんスレてなくてかわいいな。。。と

難を言えば とにかくエロ描写を中心に持ってきているせいか
二人がどういう状況にいるかの描写が薄くて ちょっとわかりづらいときがあります
例えば 道具を入れられて二人で外出したというくだり
徒歩(お散歩→羞恥プレイ)かと思ったら 数ページ後の描写で「あー 舎弟が運転してる車に乗っていて 今降りたのね」と理解できたり

4

SM調教ティストで、激エロ!

被虐受けですが羞恥心がある受けで、HもエロエロなSM調教ティストで、豪速球ストレートでド真ん中を来ました!
大好きな拘束Hもあり、流石はあさひ木葉さんという本です。
ただエロなだけじゃなく、攻めに受けへの愛がちゃんとあるのもいいです。
ヤクザ、鬼畜エロ、調教、SM系が苦手な方は、ご注意を。

ヤクザの組長・斉木創 俺様鬼畜攻め×証券会社ディーラー・秦部直弥 クールビューティーメガネ被虐ツンツン受け
高校時代の知人の瀬木野は大手の証券会社の営業で、孤独に生きている直弥の心の中にいつの間にか入り込んできていた。
瀬木野は、彼女と結婚するんだなんて電話をかけてくるようなノンケで、直弥の思いが叶う事はない。
特殊な性的志向を持つ男のバーへ行くと、男が寄ってきて隠しているハズの直弥の身分を言いだして。
仕方なくついていくと、自分の被虐の性を暴かれて、トレーディングの仕事をしないかとヘッドハンティングされて。

これからが調教の嵐です。
性器リングに、右乳首だけローターをつけて、ディルドーを入れての放置プレー。おまけに、拘束もセットで!
言葉責めに羞恥責めに、クールビューティーなメガネ受けが快楽に堕ちていく姿は、実にエロい。お子様には出せない魅力を放っています。
羞恥心を忘れていないって所が萌えに欠かせないポイントで、自分の淫らな姿に恥じらう所が特にいいです。
卑猥な言葉をずばりを口にしない所も、好みにかなっていました。
斉木のなにも聞こうとしない優しさ、直弥の仕事にかけるプライドを尊重している所がよかったです。
あとがきの後に更に隠し玉で、なんと話の続きが攻め視点で!
大サービスでHが更に増量な上に、攻めの気持ちもよくわかって万々歳です。
前から目をつけていた上に俺なら上手い事やるのにと思っていて、ツンツンな直弥が好きだった瀬木野の事もなにもかもわかった上で、愛してあげていたのです!
受けへの愛ありきの鬼畜エロで、とにかく満足です。
最初の調教過程で、拘束された上で受けに一人ディルドー遊びをさせるのがエロかったです。
出来あがってしまった所より、羞恥心を感じて抵抗するのにそれでも感じてしまってという初期段階の方にこそ、より萌えを感じるので、その辺の描写がしっかりあって言う事なしでした。

エロ:★5 片乳首肥大調教、SM、調教、野外散歩(人には合わず)、拘束、ディルドー
総合:★5 よくぞ、ここまでエロを盛り込んだという感じと、お仕事面がもう少し見たかったですが、エロがとにかく好みに合致したので高評価で。

2

官能小説なみにハードなBL

 研ぎ澄まされた美貌と一流の腕を持つ証券会社ディーラー・秦部直弥は、あるクラブで、夜な夜なもてあまし気味な自分の心を慰めるために、あるクラブに出入りしていた。
 そこは、同性愛の性癖を持つ人々が出会いを求めて、集まる場所で、直弥はそこに行き、誰の誘いにもなびかないことで、「自分はそうではないのだ」ということを確かめていたのだった。
 ところが、ある夜、そのクラブであった男に突然肌をまさぐられてしまう。
 直弥の行きつけのクラブは、どちらかといえば、紳士的な振る舞いをヨシとするような場所で、そんなことをされたことは一度もなく、直弥は怒りに震えるけれど、圧倒的な存在感を持つ斉木という男に、不埒なまねをされ、直弥は反応してしまう。
 おまけに、フルネームと所属する部署名まで言い当てられ、直弥はついふらふらと斉木についていってしまう。
 斉木の意図もわからず、ホテルに連れ込まれた直弥は、被虐の肉欲を暴かれ、周知と苦痛の歓びを叩き込まれていくことになる。
 度重なる過ぎた快感と放置の繰り返しに、直弥自身も認められずにいた、本性が暴かれる。
 どうしてこんなにいいのだろうか?
 直弥はとけていく身体と、理性の間で葛藤をするが、次第に堕とされ、斉木に言われるがままに仕事も辞めてしまう。
 そして、直弥が斉木に命じられた仕事は、「共生者」としての役割だった。

 という話でした。
 前々から、この作者さんの書かれる話ってとても男性的な話……というか、官能小説的な話だなー……と思って読んでいるんですが、今回もそんな感じのお話でした。
 物語が始まってから、延々100ページ、斉木の出会いから直弥が堕とされるまでのシーンだったんですが、ほぼやっている描写。
 カーテンレールにつるされて放置した挙句、足元に大人のおもちゃを置いたり、いかないように根元をしめつけたままだったり……
 その間、斉木がどうしてこんなことを直弥にするのか、どこで直弥のことを知ったのか、まったく触れられることはありません。
 で、ようやく100ページが終わった頃にネタばらし、なんですが。

 快楽でわけがわかんない状態にされた直弥が組のために、お金を稼いでくれ、と頼まれて、投げやりになっちゃった直弥はそれを引き受ける、という流れ。
 そして、一緒に暮らしていくうちに些細な優しさに惹かれていって……と。
 なんだか、割と官能小説っぽいですよね。
 でも、個人的にはこんなハードめなえろいBLってなかなかないので、割と好きだったりします。

 ただ、右の乳首ばっかり弄り過ぎて、変形させてしまう、とかはちょっと美的センス的にいただけませんでしたけど。
 ハードなBLを読みたい人にはオススメな話でしたが、ちょっとストーリーが甘いかなー……と思ってしまってイマイチ萌えられなかったので、普通の点数にしておきました。

2

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