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表題作激しい雨 (新装版)

馬場貴明 高校教師,大学の先輩,元恋人 
青山竜司 高校教師,大学の後輩,元恋人

同時収録作品だから絶対好きだとイって

秋川蛍 高校生
新堂聖史 サラリーマン

その他の収録作品

  • 大人の事情・大人の純情
  • あとがき

あらすじ

好きになりすぎたことが辛くて、別れを選んだ。それは愛しさと苦い後悔をはらんだ"想い出"になるはずだったのにーー。
産休代理教師として赴任した高校で、かつての恋人・貴明に再会してしまった竜司。心の底に仕舞い込んだ甘く切ない想いが、激しい雨のように二人の間に降りそそぐ。
不破慎理の大人の恋物語(ラブストーリー)が新装版で登場‼︎

作品情報

作品名
激しい雨 (新装版)
著者
不破慎理 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862633699
4

(7)

(2)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
28
評価数
7
平均
4 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数5

大人のせつない再会純愛物語!

『~僕ら』シリーズのスピンオフ。
激しい雨のように降りそそぐ、せつない大人の再会ラブストーリー。
何度も再読したくなる感動作品!

少女漫画チックな、古さを感じてしまうストーリー展開ではあるものの、不破作品らしい、とっても引き寄せられるストーリー展開に、読後感は心地良い、いいお話でした。
愛おしく想い、想われる甘くせつない思いが綴られた素敵なお話でした。

大学時代、先輩の馬場に押し切られるようにつきあい始めた青山。
途中まではうまくいっていたけれど、馬場を好きになればなるほど、女関係にだらしなく、自由奔放で恋愛慣れした馬場と一緒にいる事が辛くなり、別れを決意します。
別れてからも、可愛くて真面目な青山は、健気に馬場を想い続けます。
そして、馬場も青山を失ってみて始めて、その大切さを実感し後悔します。

それから5年後、同僚教師として再び再会する2人。
止まったままだった2人の想いが、再び動き出します。
離れていた時間も、共に想い続け、想いを募らせてきた2人。
でも過去の別れの原因が2人の間に立ちはだかります。
今度は馬場が青山を追いかけ…
青山も好きな気持ちは変わらないけれど、昔の裏切りから馬場を信じきれず、許すこともできずに、素直になれません。
お互いに好きなのに、どうしようもできない辛く切ない思いが胸にささります。

馬場はいってみれば、天然タラシタイプ!
無自覚に色気をふりまいてます(笑)
青山が拒みきれなくて、快楽に流されてしまうのも仕方ないなあと思います。
青山に同情したくなるくらい、行動や仕草全てがエロくて萌させてくれる攻様でした♡

本当に、2人の溢れんばかりの切ない想いが、激しくふりそそぐ雨のように胸に染み渡り涙しました。
Hシーンは軽めですけど、エロは感じれると思います。

同時収録の作品は、高校生の年下攻 × 攻の兄の同僚のツンデレ年上美人カプ。
トラウマで叶わない片恋しかできない受様に、猛アタックする、明るく元気な単細胞攻様のお話。
面白くて楽しめました。

新装版にあたって描き下ろされたのは、あとがきのツーショットカットだけだったのは残念でした。

ストーリー重視の方にはオススメしたい作品です。

1

お互い忘れられなかった二人の再会。

『僕ら』シリーズのスピンオフ、馬場×竜司カップルです。

大学のコンパに参加した馬場(攻め)はそこで竜司(受け)と知り合う。
馬場は竜司を一目で気に入った。
竜司が気がつくと、裸で馬場のベッドにいた。
記憶もなく驚く竜司だが、それもそのはず。
馬場がかなりの量のお酒を飲ませ、竜司を部屋に連れ込んでヤッてしまったのだがら。
慌てて部屋を飛び出す竜司。
だが翌日、竜司の忘れた時計を馬場が渡しに来てくれた。
そんな馬場に竜司はお礼を言う。
自分に乱暴した男にきちんとお礼を言う竜司をバカな男だと思いながらも興味をもつ馬場。
それ以来、竜司に付き纏うようになった。
始めは竜司の身体目当てでしつこく付き纏っていた馬場だが、竜司の優しさを知り、彼に惹かれる馬場。
そして二人は付き合い出すのだが、それでも馬場は女性と飲みに行ったりするのをやめない。
そんな馬場が信じられなくなり、心身ともに疲れてしまった竜司は別れ話をした。
何も言わない馬場。
そして二人は別れた…。
だが5年後、馬場の勤める高校に、竜司が新しく赴任して来たのだった…。

思ってた以上におもしろかったです!
(*´∀`*)
本当はお互いを忘れられずにいたのに、素直になれない二人。
始めは竜司をからかっていた馬場だが、竜司を離したくない気持ち、馬場の一所懸命さに胸がキュンとなりました。
(´;ω;`)
やはり二人には離れていた5年は必要だったと思った。
離れていた5年があったからこそ、今の二人があって、馬場が竜司を大切にする気持ち、相手の事を思いやる気持ちも出てきたんだと思う。
すっごく良いお話でした。
(*´∀`*)

0

攻め目線の過去からの、受け目線の現在

【激しい雨】【鍵】【大人の事情・大人の純情】萌2
大学3年のとき、1年の竜司と付き合っていた貴明。
愛おしく思いながらも大事に出来ずに失った竜司と5年ぶりに再会して…。
過去は貴明目線、現在は竜司目線になってます。
これ、全部貴明目線で読めたらいいのにと思ってしまいました。攻め目線好きです。
過去の後悔をお互いに抱えつつも、今度は信じてほしいと願う貴明と、信じられない竜司の胸の内の描写がほぼ竜司要素なので、貴明の真摯な気持ちがいまいち読者にも伝わりきらないと言うか、「もっとぐいぐい言葉で攻めて来い!」と説教したくなってしまう。
行動や態度で見せてはいても、煮え切らなさが漂って決定打にならないんですよね、貴明。だから伝わらないし、なぜそんなに上から目線の余裕なのかと。
竜司は顔にも出ちゃってるし、これは完全に負け試合じゃないかと。
意地を張る受けに、なりふり構わずアピールする攻めを見たいという方には物足りないかも。でも切なさは十分です。萌えました。

【だから絶対好きだとイって】萌2
夜の街で出会った一夜の男に惚れて、探し回っていた高校生の蛍(けい)。
相手の聖史(さとし)と再会できたのは意外な場所で…。
30才と17才の年の差CPです。
蛍の両親、ひと回り違う兄弟を産むとはお盛んですな。
聖史のトラウマによる臆病さと蛍の若さによる熱意の攻防戦、なかなか良いです。
不破さんの作品は昨日初めて読んだのですが、心理描写が巧みですね。
ただ聖史の好きな人に納得が行きません。
蛍の兄、どう見ても受け。聖史はどっちもできるということなのでしょうか?

表題作の方に出てくる竜司と顔見知りっぽいDKのCPは、「フラチな僕ら」という作品の2人らしいです。スピンオフだったんですね、こちら。
「フラチな僕ら」は未読ですが、こちらだけでも読めました。

※不破さん作品、「笑いヒツジと泣きオオカミ」を以前に読んでました。
作画の進化で気付かなかった!作家さんの日々の努力に深い敬礼。

0

手放せない 一品!!

根本エロエロ系大好き派の私が なぜかエロエロ少なめの不破慎理さんのファンvv どこか歯がゆい 切ないvv というストーリーであったり 展開は意外と単純かもしれないけど ハッピーエンドでスッキリ読める作品ばかり書いてくださるからかなぁ・・・ その中でこの『激しい雨』何の気なしに ふと手にとって読み返したくなる作品です
 大学時代に付き合っていた馬場と青山 馬場の優柔不断さと言うか気の多さから別れて 数年 偶然同じ職場(高校)で働くこととなる! 終わった事と自分に言い聞かせる青山だが 実は想いはずっと断ち切れず未だに 馬場のマンションの合鍵をお守り代わりに持ち歩くほど・・・ 一方 馬場も大学時代別れた青山のことが忘れられずにいて 自宅で 拾った猫にリュウと青山の名の一部までとってつけた程で ことあるごとに青山に絡んでいくのだが馬場には嫌われっぱなし・・・ とお互いに好きなのに 素直になれない!お互いを気にして臆病になってるとこ ちょっとイジイシしたとこ 早くくっつけばいいのにvvvと思いつつも 読んでしまう少女漫画的展開がすきなのかなvvけどちゃんと最後はハッピーエンドにしてくださる不破慎理さん エロさはないけど スッキリ恋愛話として読める作品です! 

3

忘れられない初恋の再会愛

切なさでいっぱいの表題作と、短編1作が収録されています。

「激しい雨」「鍵」「大人の事情・大人の純情」
大学時代の先輩と後輩。
キレイでいい子ちゃんの後輩・青山をからかってやろう的な軽いノリで酔わせて、ヤって、戸惑う青山を遊びで落とした馬場。
いざ付き合ってからも女性とも遊ぶ不誠実な馬場に傷ついて別れを告げた青山。
あれから5年、思いがけず再会する事に。
未だ許せない気持ちを抱いて意識しまくっている青山。昔貰った合鍵も捨てられず…
この作品、青山に感情移入するとかなり切ないんです。
馬場は後悔しているとはいえ、なんか態度が軽いし…
でも青山はやっぱりアプローチしてくる馬場にほだされちゃうんですよね〜。恋心の哀しさ!
『今のオレはあの頃とは違う愛し方ができると思う』…こんな事言われたらまた恋に落ちますよね。

「だから絶対好きだとイって」
年をごまかしてソノ手の店で知り合いベッドを共にした男に一目惚れした高校生の蛍(ケイ)。
偶然!その男は兄の友人だった…という冒頭。
相手の方には恋愛トラウマがあって…でこぼこな2人がCPになるまでの短編でした。

0

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