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表題作恋愛カタルシス

高二の時に渡米した受様の幼なじみの兄・久永蒼24才
幼なじみのあっちゃんが好きな高二生・苑原多紀17才

あらすじ

7年ぶりに帰国した美貌の幼馴染蒼に彼の弟への片恋を知られた多紀。蒼に脅迫されて身体を奪われた上、蒼の要求が次第にエスカレートし

作品情報

作品名
恋愛カタルシス
著者
六堂葉月 
イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
雄飛
レーベル
アイノベルズ
発売日
ISBN
9784946569609
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

好きな幼馴染みの年の離れた兄からの凌辱!絶対知られたくない!

初読・六堂先生、ストーリーは暗めシリアス。
でも、可愛い門地先生のショタ絵(特にこの頃はショタ色が強い)が、本作の主人公にすごく合っていました。

人見知りで体も貧弱な「多紀(たき)」は、自分と正反対の明るく物怖じせず長身で男らしい幼馴染みの「敦司(あつし)」に、ずっと片恋をしていた。
高校のランクを落としてまで、敦司の傍にいたい多紀だったが、敦司にはこの恋心を知られたくはない。
念願叶い、敦司と同じクラスになれて、敦司が多紀に優しくしてくれる毎日が嬉しい♪

そんなある日、参考書を見に書店に行くと、苦手な同級生の女子達が人気者・敦司の噂をして騒いでいた。
敦司が誰々と付き合い始めたとか、あの敦司が多紀に優しいのは変だとか、揚げ句は多紀と敦司はホモではないか、今度からかおうと。
(敦司はそんなんじゃない!敦司に変な事言わないで!)
気が動転する多紀は、読まない本をカバンに入れてしまった。
それを、年上の知らない男が制してくれた。
その男は、敦司の腹違いの兄「蒼(あおい)」だと言う。
敦司に知られたくなかったらと多紀を脅し、無理やり体を繋げるのだった!

本の初っ端から、蒼の多紀への凌辱シーン。
敦司を心で呼びながら、助けを乞い、大きな目からボロボロと涙をこぼす華奢な多紀に、蒼の冷たい瞳と声「大丈夫、敦司はバイト仲間とカラオケでまだ帰ってこないから」
離れていた兄弟・敦司と蒼の白々しい会話もあって、この2人の間で多紀が思い悩むあたりは本当に痛々しい。
多紀は、凌辱で得る快感に、汚されてもなお続く敦司への想いに、悩み続けている。
そして、蒼の黒い心が!敦司に、凌辱される多紀の姿を見せつける!
うわぁ~!ここまで痛めつけ合うのかっ?
もうっ!過去に何があったのー?って早く知りたくなっている!

敦司の忘れたい、蒼の忘れられない、多紀の忘れなければ過ごせなかった過去が蘇ってくると、7年前の悲しい事件が説明されていきます。
呼び名とかの伏線の回収があって、あ~それぞれが辛かったんだろうなと又思う。
ラストの、蒼を赦し蒼に赦しを乞う多紀が可愛過ぎます!
幼い容姿の多紀が一番強くて、天使でした!

話は重かったけど、、読後感は良し♪
六堂先生ってこういう感じが多いのかな?何か好きです♪

1

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