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表題作真空融接

ラエル/キィル/ジル
アレクシ/エリアス/フロラン

その他の収録作品

  • 真空融接 1章
  • 真空融接 2章
  • 真空融接 3章
  • 真空融接 4章
  • 真空融接 EXTRA

あらすじ

「アレクシは僕に依存症だからね」お互いなしでは生きられない不思議体質の少年達が贈る、ちょっぴりやっかいな(?)寄宿舎ストーリー。『真空融接』という名の呼吸のように自然な恋のバイブルは、インディーズで高評価の著者の初商業作品です☆(カバー裏より)

作品情報

作品名
真空融接
著者
びっけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
真空融接
発売日
ISBN
9784835217215
4.2

(11)

(7)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
47
評価数
11
平均
4.2 / 5
神率
63.6%

レビュー投稿数5

名作だ

とりあえず一番先に刊行されたものを読んでみました。
面 白 い !!
設定の面白さもさることながら、その設定に負けてないストーリーがきちんとある。これが一番大事なんだよね。SEX PISTOLSシリーズと似てる。設定もストーリーの中身もぜんぜん違うけど、設定の面白さにしっかりストーリーがついてるという意味で。
シリーズ、順番に読みたくなりました。

エッチな場面はないけど、生きるために不可欠とされてるパートナー同士のキスシーンに、腐女子心をきゅんきゅんさせる萌えがたっぷり詰まってます。
だんだん口うるさくなっていくラエルと、ヘタレになってくアレクシが、可愛くて微笑ましくて、最高でした。
最初からパートナーが決まってるっていうの、一見自由な恋ができなそうにも思えるんだけど、それを「運命」という言葉に変えると一気に萌えになるよね。
もちろんそれはパートナー以外と恋愛するときも同じで、運命にさからうという意味でちょっと切ない悲劇的な萌えにも繋がるなァ…と。そんなことをつらつら考えてしまいました。
でもこの国の人とは恋したくねえなw

6

一冊の奇跡

この一冊がBE×BOYブランドの下
刊行された意味は大きい。
BLの一つの深化の過程。

3

設定もさることながら

ストーリーが丁寧で、少しですが家族愛も描かれていて全体的にほのぼのしていますv読んでいる途中も読んだ後も、何とは無しにホッとしている自分が居ました。

生きていく上で、他人の口付けが必要不可欠な人々の国。そこの学校の学生寮で生活している二人の少年(ラエルとアレクシ)の関係と、その周辺の人々の関係を優しく描いた素敵な作品です。

●ラエル(割としっかり者)×アレクシ(わがままでヘタレ気味)
寮では同室、一歳差。どちらも意地っ張りで言い争いばかりの二人。このCPメインの話は3話分有るのですが、回が進むにつれしっかりとした関係になっていて、それがまた心地良いです。

キスシーンが凄く良い!単純な愛情表現だけではなく、生命のやり取りという側面も持つためより一層“特別なこと”になっていて。さらに、そこで描かれている表情からも“特別なこと”だということが良く分かる。

ただただ相手とキスする事が幸せ。それだけでいいんですよね。もう本当に満ち足りた顔をするんですよ二人とも…!全くこの幸せ者らめ…!!(←読んでてこう思うと、留学生のハネスが代わりにツッコんでくれて楽しかったvナイスなキャラだよw)

●キィル(メガネで白衣の研究者肌・優しいお兄さん系)×エリアス(若き天才歌手・黒髪で可愛い積極的な子)
キィルはラエルとアレクシの先輩、エリアスは後輩。互いに喪失感と迷いを抱きながら、ゆっくりと距離を縮めていく様子が1話で描かれています。

自分はエリアスとは不釣り合いなのでは、と悩むキィルがいじらしい。この話が一番好きかな。年の差有りで性格が大きく違うってのが私のツボなためだと思います。

●フロラン(金髪シェフ)×ジル(ちょいタレ目&無精ヒゲ+くわえ煙草)
アレクシの父親とそのパートナーである二人。ちょろっと出て来ます。こっちも色々有りそうで気になる二人ですv


みんなそれぞれに事情は違うけれど、漂う雰囲気は温かく柔らかい。だからホッとしながら読めるのかも知れません。

新装版が出てる事を知らずに旧版を買ってしまったんですが、とても満足しましたvvv新装版では更に続きが読めるらしいので、そっちも読みたいです!

3

結構不便な設定だと思いましたが…

びっけさんの商業誌初商業作品だそうです。
寮生の学校が舞台になっているのですが、この国の人々は「供給者」と「補給者」とに分かれていて、「力」を補給あるいは供給しないと生きていけないというファンタジーな設定になっています。
その「充電」が一日に数回必要で、3~4歳の頃に決められたパートナーとそれを行うのですが、そのため余り離れることが出来ません。
最初はなんて不便なことなんだろう、と思ったのですが、お話が進むにつれ「お、こういう設定もありかも」と思えてきました(笑)。
当然、成長する段階で片方が亡くなったり、色々な事情でパートナーと別れることになったりするのですが、この本に収録されているキィルとエリアスもそうで、この2人のお話が一番好きでした。
この2人はまだまだ恋愛感情はないと思われるのですが、今後もこの2人が登場するといいな。

3

下心ありな異性ボランディアがやだったな

主人公は。ラエルとアレクシ。エロはありません。
この国のひとはエネルギーを受ける人、出す人でパートナーとなりこの交換をしないと死んでしまいます。同性同士のパートナーはまれ。パートナーだけど恋人は別。(恋人同士の人もいますが)やり方はキス。キスは命のやり取りで神聖なもの。それ以外の意味はもたないという設定です。

シリーズの最後の春まで読んでの感想です
かわいい話でした。話の内容も悪くない。けどBLにはものたりないかな。
パートナーとは命の為だけの設定。1番の存在であり、3、4歳で見つかる運命的なもの、唯一無二な設定まではいいんだけど。
止むを得ずパートナーと一緒にいれないときはエネルギーの交換相手をボランティアしたりされたりするシステムがあります。
勿論異性もありで、下心があってキスボランティアする女の子もいて、そういう場面もあるからキスはエネルギー交換以外の意味をもたないって事になってるけど、そうは見えなくてモヤモヤした。そんな子とエネルギー交換して欲しくないし、かなり私には地雷だったな。。割り切って同性同士で交換してる場面は何も思わなかったけど。

2人の間には誰も入ることが出来ないのだろうけど、はっきり恋人宣言とかないもんだから終始、早く安心させてくれーと思いなが読んでました。
アレクシはモテるし、アレクシ父の様な事だってありうるから、もー心配で。(アレクシ父は留学中、命の運命のパートナー以外の他国の女性と恋におち、アレクシを授かります)

ストーリーはいいのでファンタジーならよかったかも。BLだからもやもやしました。

せめてもうひとカップルの様な意思表示があればすっきり、ほっこりできたかも

レビュー数日後、ドラマCDをきいてみたらすんなり受け入れられてなかなか結構すきでした。なのでもう一度読み直してみようと思います

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