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１巻の王道定義は「マイフェアレディ」
めくるめく王道の世界へのいざない
わたくしごときが説明するまでもなく
王道BLラブストーリーシリーズとして名高い
エ ビ リ テ ィ ｖ
かわいくて健気でノーマルな受けが
お金持ちで社会的地位のある男に見初められ公私ともに育てられていく
マイフェアレディのような物語。
攻めはいつだって強引でｗ
受けはいつだって泣きながらも受け入れてしまうのっｖ
だって攻めがかっこいーんだもん。
考える余地もなく恋に落ちちゃうしくみなのｖそういう摂理なのｖ
おしゃれシティ恵比寿に建つ自社ビルｗ
１階はカフェで地下はダイニングなんだよっ。
エビリティは、精鋭ぞろいのクリエイティブ集団。
みんなイケメンで、パリっと高いスーツを身に着けています。
モノを作る人間って仕事中はスーツじゃないと思うんですけどね
打ち合わせなんかのときに会社に置いてあるスーツに着替えたりはするけど
クリエイティブな人ほどスーツを好んで着用はしないと思うんだけどね。
でもいいの！スーツのほうが萌えるから！！
１００人以上のバイト面接を勝ち残ったのは
夜間にデザイン専門学校に通う即戦力にはならない藤波はるか。
「ボスのおきにかよ」って、冷たくあたるGデザイナーの久家の意見は
ごもっともでｗ
まったくもってボスの独断と偏見で、はるかは採用されｗ
そして久家の予言どうりお手つきになるという始末ｗｗｗ
まあ・・・すべてが急展開ｖ
ストレスなくスムーズに恋愛が読者の望むままに展開していきますｖ
でもいいの！それを期待して読んでるから！！
もう岩本薫さんの王道シナリオは
水戸黄門と一緒なんですよ。
わかってて読む！それで良し！
だってそれが読みたくて読んでるだもんｖ
不破さんのイラストは、この王道シナリオに
ぴたっ！とハマる絵柄の王道さがあります。
ひと目みただけで、どっちが攻めが受けかの判断がしやすいｗ
シリーズモノなので、あっちにもこっちにもイケメンが
うじゃうじゃといて描きわけはさぞかし大変だったんじゃないかと思います。
表紙や巻頭カラーに、ずらりとイケメンが並ぶ絵柄は圧巻で
うっとりと魅入ってしまいますよｖ
１巻は
ボス×はるか編
ケイ×笹生編
書き下ろしショートノベルスで
久家×益永編
が収録されております。
原作つきでどこまで手腕を揮えるか
極私的不破さんウィーク中です。
ここまで読んできたのはすべて不破さんのオリジナル作品でしたが、こちらは原作つき。
不破さんの巧みな心理描写や流れるようなストーリー展開を、原作があるという制限の中でどこまで発揮できるのかに注目して読んでみました。
1巻では「エビリティ」と名高いデザインオフィス「Yebisu Graphics」の説明とメンバー紹介がてら、ボスと新入りバイトくん、さらに新入りくんと同じ年のグラフィックデザイナーとモデルの2CPが漫画で、さらにアートディレクターとグラフィックデザイナーのCPが小説で読めます。
まずは誰もが憧れるデザインオフィスのバイト募集で採用を勝ち取ったはるかの話から。
100人を超える応募＋即戦力になる人材を蹴散らして、バイトに決まったはるかにいきなりグラフィックデザイナーの久家から「社長のオキニ」という痛い洗礼が。
能力を買われたわけではなかったのか…と一瞬落ち込むものの、前向きです。
社長に連れられて知らなかった世界に飛び込みつつ、会社では自分にできることを探してどんどん動く。頭の中と連動して、表情がころころ変わる。発想力も柔軟。
こんな子がそばにいたら応援したくなるだろうなあ、という子でした。
こちらのCPは掴み回のせいか、不破さんの技を生かしきれていなかったような…。
唐突な展開や言わせたい台詞が浮いているように感じてしまいました。
もう1つのCPは幼馴染みで会社の先輩でもある綿貫に片思いしていたものの、綿貫の電話の声を聞いて、自分が失恋したことを知るアキラの話。
このCP、いいですよ。
社長×はるかは、社長がはるかを好きになった理由がいまいち弱いなと感じたのですが、こっちは萌え倒す勢いで萌えました。
売れっ子モデルでさぞかしモテモテであろうケイの一途さにヤラレます。瞬殺です。
一途イケメンとピュアな美人さんから、存分にときめきをいただけました。
原作つきだと巻末に小説がついていますが、ごめんなさい。いつも読んでませんでした。
文字でえろすな表現を読みたくない派ですが、今回は本編に出ていないCPだったのできっちり読みました。
えろすな表現ゼロ、ときめき80でした。
同じ会社や寮やシェアハウス内のメンバーそれぞれの話が読めるスタイルは、その世界観に厚みが出るので大好きです。
あと4冊あるので楽しみが止まりません。
エビリティなボスとバイト学生とのセレブな純愛
シリーズ最初の作品
その１
デザイン・オフィス社長 大城 × 専門校に通う新しいバイト はるか
典型的な俺様セレブとおぶおぶした純真な青年の年の差身分差王道ラブ
なんだか読んでいてちょっと恥ずかしくなるようなセリフやシチュエーションですが、楽しく読めるお話でした。
やる気はあってもまだまだ未熟なはるかがグラフィックデザイナーの卵から育っていくのが楽しみになります。
その２
トップモデル 彗 × グラフィックデザイナー アキラ
幼なじみで片思いの相手に恋人がいる事を知リ失恋に落ち込んだ日、家の前で拾ったかっこいい青年が実はスパーモデルだった！
寂しい時に寄り添ってくれた失業中の青年に癒されいつしか恋心に…
YebisuGraphics社からちょっと離れますが、仕事上でもちょっと積極性の足りないアキラの成長物語でもありました。
漫画じゃ物足りない
小説版が面白かったので買ってみたのですが、個人的には漫画版はイマイチだったかなあ……という感じ。
小説版でもちょこちょこ出てきたボスとはるかの話がメイン。
世界的に有名なグラフィックデザインの会社に何倍もの倍率を勝ち抜いてバイトに入ったはるか。
けれどはるかには、どうして自分がアルバイトに選ばれたのかわからない。
そんな中、ボスははるかによくしてくれるけれど、ある日突然、ボスからキスをされてしまって……
という話です。
なんというか、ベタベタなBL展開でテンポも早過ぎてちょっと物足りない感じがありました。
小説だと間がしっかりとあるからそういう感じを受ける事ってそんなに多くないんですけど、漫画は細かい心情描写が難しいんですよね。限られたページにそんなに多くの情報を書き込めないし……。
漫画の情報量と、小説の情報量はやっぱり違うから、その辺りのところでちょっとギャップを感じてしまいました。
やっぱり私は小説の人だなあ……って思うんです。
ちょっと残念。
原作ありきコミカライズ
小説を読む時間がなくて、先に漫画から読んでしまいました。
結果的には、さらっと終わりすぎて、物足りない感が…。他の方も仰られているように、やっぱり原作ありきコミカライズなのだと思います。
メインはスパダリすぎるデザイン・オフィス社長×バイトの専門学校生のお話。リアリティに欠けるシンデレラストーリーといったところでした。お仕事頑張ってる人たちの恋愛ものは、BLでもNLでも嫌いじゃないんですけどね。もう一カプのトップモデル× グラフィックデザイナーは打って変わって受けのアキラがネガティブ思考のビビリちゃんでした。きっと、よりどりみどりキャラを取り揃えています、的な感じで、どれか一つでもお気に入りカプを見つけるのが、この作品を楽しむコツなのだと思います。
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