いつまでも心に――。ノブ&シドニーのNYラブストーリー、ついに完結!!

友 FELLOW―硝子の街にて 22

友 FELLOW―硝子の街にて 22
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
2件
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784062558808

あらすじ

2002年3月11日。半年前に崩壊した2本のタワーが、漆黒の闇に甦った。「光の追悼」である。感無量の想いで眺めているノブに、東京にいる父・泰行から緊急の電話が入った。祖父が危篤だという。ノブはすぐに東京へと向かった――。その夜、警察無線を使った若い女性のヘルプコールが入り、シドニーは現場へと急行する。「硝子の街にて」シリーズ、いよいよ感動の完結編!
出版社より

表題作友 FELLOW―硝子の街にて 22

シドニー・ホプキンス/刑事/33歳
広瀬伸行/ツアーガイド/30歳

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レビュー投稿数1

長い時間楽しませていただきました

20巻以上ある長いお話だったので、最終巻の感想をいざ書こうと思ってもなかなかどう書き出していいのかわからず…。
読んでいる間は苦しいなあとか可愛いなあとかいろいろあったけど、本当に長い時間楽しませてもらったので、終わってしまうのが残念です。
でもこのくらいが幕引きかなあと思います。

街がタイトルになっていて、街とともに成長していくお話です。
それで、伸行はもう充分街と共に成長したので、このくらいが区切りなのかなあと。

生まれ故郷のニューヨークに戻ってきて10年。
隣人だった幼なじみと恋人になり、フリーターだったのがみんなに頼りにされる社員になり、10年前はシドニーしかいなかった友達が、今では数え切れないほどたくさん増えて、何度も冬が来て春が来て大きなテロ事件に巻き込まれて…。

10年前、シドニーだけを頼りにニューヨークに降り立った伸行ですが、10年間でニューヨークは大きく変化します。
そしてその変化を受け入れる、流されるのでなく共存していくというテーマを少しもぶれずに最後まで書ききっているところにすごさを感じます。
生まれた街で好きな人とずっと暮らしていく続きって幸せだと思える作品でした。

今回伸行は祖父が危篤になり、一時日本に帰りますが、その間にシドニーは捜索した事件で怪我をします。
日本から戻ってきた伸行は、入院先の病院でシドニーとこの先の事を話します。

物語が終盤に近づくにつれて、納得できない部分もあるにはありました。
シドニーの抱えるトラウマが穏やかに収束していく事がなんだかもやもやしてしまうというか。
シドニーには誰にも言えないでいる過去があるんですよね。
それを伸行にも結局話さないまま。

実際の人間はそんなに簡単に辛い過去を割りきれないと思いますが、作品としては一つのシドニーが出す答えを見たかったです。

でも何も聞かないでいることが、これが伸行の愛しかたならこれでもいいのかなぁと思いました。
シドニーが飴をかんでるのをみて、伸行は子供の時にシドニーが飴を噛んで乳歯を折ったことを思い出します。
そして子供のころのシドニーも今のシドニーも変わらず好きだという結論に至ります。

シドニーが話してくれない過去のシドニーだってきっと好きだという意味なのですが、この2人にとってはもしかしたら最初からそんなこと大きな問題じゃなかったのかも。

2人ともここに至るまでが波瀾万丈だったけど、特別な人生だと考えないのがよいのかもしれません。
特別などでなく、どこにでもいるカップルなんだと思ったほうがいいんだろうなぁと思います。
世界中にたくさんいるカップルの中で、たまたま日本人とアメリカ人の親友のカップルというお話。

この先の2人はもう見られなくなりますが、この先なにかあって、2人がまた離れることになっても、前も11年かけて伸行が戻ってきたように、何度でもシドニーの元に戻ってくるんだろうなぁと思える終り方でした。

総評で神評価をつけたいと思います。
少々時間がかかりますが、読み応えのある作品です。あるカップルの幸せも苦悩もじっくり堪能できる素晴らしい作品ですので、是非おすすめしたいシリーズです。

2

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