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表題作カッパでも愛してる

本郷彬 大金持ち
柊馬 不幸菌に犯されてる男

あらすじ

身も心も僕にちょうだい!?
史上最凶の不運菌に取り憑かれている男・一色柊馬(いっしきしゅうま)。柊馬が憎んでも憎みたりない過去の男・本郷彬。再会したふたりだが!?

「愛していると言ったら、君は僕にすべてをくれるの?」桜の精と称されるほどの美貌の持ち主・一色柊馬は、不運菌を持つ男として周囲から恐れられている。どれほど業績好調な会社も、柊馬が入社すると業績が悪化し、倒産するのだ。そんなある日、柊馬はかつて父の会社を助けるために身体の取引をした本郷彬と再会して……!?史上最凶、不運な男のハイテンション・ラブ!
出版社より

作品情報

作品名
カッパでも愛してる
著者
樹生かなめ 
イラスト
神葉理世 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062558730
2.8

(8)

(0)

萌々

(1)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
21
評価数
8
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

シュールな作風を楽しめる方なら是非

樹生かなめさんの作風って、独特です。
かなり趣味が分かれる作風なんじゃないかなァと思われます。この作風がキライという人には、とことん合わないんじゃないかと。
私は面白いです。毎日食べたいとは思わないんですが、たまにむしょうに食べたくなるゲテモノ料理みたいな作風っていうか(誉めてます!!)。

不幸菌に犯されてる美貌の男が主人公です。
どんな会社でも、主人公が入社すると、倒産してしまうのだ。
そのせいで、苦渋に満ちた貧乏生活をしている。
そんな彼が再会したのが、大学時代に身体の関係を持っていた、大富豪の息子。セックスをするかわりに、父の会社に融資してもらっていたのだ。
この愛憎あまりある男に翻弄される日々が、ふたたびはじまる――。

ところどころ腹を抱えて笑うほど面白かったです。
ブラックというかシュールというか、笑えないんですが笑えるという不思議さ。
私は好きです。
でも万人にはオススメしません。

1

鹿の次はカッパぁ~~~?? 奈良の次は遠野ぉ~~~ ??

とか思ったんだけどキュウリはでてきませんでした。遠野も。

営業部長の柊馬(25)は社長の瀬戸と接待漬けの日々。毎夜取引先の女性を接待しては注文をとる、営業部長っつーよりまるでホストです。そう、前半はまるっと「ホストクラブで~」と同じノリです。
おいら、接待したことも、されたこともあるけどさ、全然あんなノリじゃなかったよ? うちの会社はとんでもなくお行儀がよかったんだろうかぁ? ヽ(・ω・;)ノ

柊馬の人生は、よくもまぁという不運の連続。父が経営していた商社はのっとられ、就職した会社は次々倒産、バイト先は廃業、二人の弟と貧乏生活です。瀬戸に拾われ、今にもつぶれそうな瀬戸の会社で接待の日々。ある日の接待で使った店で、大学時代の先輩で財閥の子息 彬と偶然の再会をします。 大学時代、柊馬は父の商社に融資する見返りに彬に抱かれていました。
柊馬は瀬戸の策略で、彬に売られちゃいます。というか、彬の会社(銀行)に転職?! 彬の秘書になります。そして彬の部屋(ホテル住まい)で同棲生活(*´Д`*)
というわけで、ここらへんから柊馬の生活環境が「法律事務所に~」っぽいことになってきます。
彬に熱烈に愛される柊馬ですが、ある日カッパに変身してしまいます。ここらへんから「猫から~」のノリ・・・すんません ウソです。
ATMの故障は日常茶飯事、銀行強盗、現金輸送車襲撃、果ては総務部長と部下の不倫で刃傷沙汰。まるでドリフのコントのよう。柊馬は度重なる不祥事は自分の不運菌のせいだと、なんとか彬から離れようとします。が、そう簡単に引き下がる彬ではありません。
彬の秘書や、兄や、兄の秘書、果ては本家の秘書まで総動員で、しっちゃかめっちゃか。

微妙に他の作品の影がちらついたりするんですが、あくまでも自前、パクりってわけじゃないので、まぁいっかぁ。。。と
これまで読んだほかの樹生作品より長めでしたが、飽きませんでした。
評価「萌え」にしましたけど萌えっていうよりむしろ「笑」。おもしろかった。

1

このシュールな展開は好みかも~

この作品は評価をみると人気がいまいちみたいだけど、
私は好きでしたねぇ~、まぁ、カッパみたいな顔に
なってしまった受け様は笑える程面白かった。
それにどんだけ執拗な攻め様の企みにも気が付かずに
長い間、史上最凶の不運菌に取り憑かれている男として
数々の不幸に見舞われながらもかなりポジティブに生きてる
受け様にシュールな感動を呼び起こされます。
それに受け様の事が好きで好きでたまらない攻め様の
大手の会社を平気でつぶしてしまえる攻め様も最強。
受け様が自分を頼ってくれるのをひたすら待ってるなんて
どんだけ健気なんだと言うお話ですが受け様に伝わらない。
前半でのもろに体を張った接待芸にも感動しました!(笑)
ほんとに先生らしい作品ですよ。

1

ぎりぎりOK!

自分的には樹生かなめさん作品はツボに入るのと、ツボからズレるのとに分かれるんですが、この作品は微妙ながらぎりぎりツボに入りました。

稀にみる不幸体質で入社する会社は片っ端から倒産、歩けば物が落ちてきたり飛んできたり、電車に乗れば電車が止まるという不幸菌の持ち主・柊馬〔受〕
今は弟達と共に極貧生活をおくり、これまた傾きかけた友人の会社で友人と共に身体を張った宴会芸接待で何とか会社経営を続けている状態。
そんな彼の前に過去に因縁のある、大企業の親族社員である彬〔攻〕が現れ、彼を雇ってホテルのスイートで住まわせます。
タイトルのカッパは、美形の柊馬が蕁麻疹になり顔がカッパの如くに膨れ上がってしまったところから来てます。
ともかく美形の柊馬の身体をはったえげつない程の接待芸と、とてつもない不幸体質が読みどころでしょうな。
これが面白いと感じるかスベるかは、ぎりぎりな所です。
ある意味、お笑い芸人の芸みたいなもんですね、人によってはツボに入るか外れるかみたいなもので、これは読む人を選ぶとは思います。

1

うえ

これで萌えられるのか否か、これを可愛いといっていいのか否か。
そこが問題だ(ノд`ι)ウーーン
全体的には樹生先生であるが故~な作品だったように思います。

主人公は、なんとも不幸体質をしょった美青年。
就職した先がつぎつぎと潰れる
上場企業でも、なんでも。そもそも銀行が立て続けに潰れるとか(笑
そんな時に、「マイナスとマイナスを足したらプラスだろ」うちに来てくれよと誘われた先。これまた問題やまづみな出来事が次々とおこるわけだが・・・!?
そんなさなかに、昔「取引」と称して散々犯してくれたアイツとの再開もまっていて~な今回であります。

前半の、生ブラジャーだの生パンツだの
不幸体質しょった主人公っていうんでもう少し暗いのかとおもえばのぶっちゃけぶりには笑った。
弟君に心配される姿乙。もう一冊弟くんの話があるようですが
そこで弟くんの気持ちが露見するのでしょうか。

攻との関係。
最初、社長の瀬戸さんとくっつくのかと思えば
ぜんぜん的外れでしたね。
久しぶりの再開。過去の取引での体の関係
それが再び・・かとおもえば、「愛してる」の言葉。
解りにくいというかどっちもどっちというか・・・

ひとまず、とりあえず
さらっと流し読みしてしまいました。
重たくないので気持ち的にサラっと読むのにちょうどいい。
というかですね
「カッパでも愛して」のタイトル理由
そこですか。そんなところですか。ちゅぅか・・そんな馬鹿な
な後半。まぁ二人が幸せなのならそれでいいのだけど

1

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