どこまでもピュアなNYラブストーリー!!

暁 SUNGLOW―9・11その後 硝子の街にて 21

暁 SUNGLOW―9・11その後 硝子の街にて 21
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784062558426

あらすじ

9.11から半月が過ぎた。グラウンド・ゼロはまだ燃えている。瓦礫の亀裂から煙が立ち上っているのだ。炭疽菌騒動も起き、NY(まち)は閑散としていて、スカイトラベル社も閑古鳥が鳴いている。そんな状況を変えようと、ノブはある提案をする。一方、シドニーが担当した事件には、テロで受けた精神的な疵痕がまざまざと残されていた。そんななか、スティーブの所属する第19分隊が閉鎖されるという噂が流れる。
出版社より

表題作暁 SUNGLOW―9・11その後 硝子の街にて 21

シドニー・ホプキンズ/刑事/33歳
広瀬伸行/ツアーガイド/30歳

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レビュー投稿数1

夜明け前が一番暗い

長いシリーズの作品ですが、もう終わりに近づいている巻。
でも大きく苦しい事件があって、このままどういう風に終わるのだろうという感じです。

9月11日の大きなテロ事件から少し経って、季節が変わっても事件のせいで街は閑散としていて、旅行客も少なく瓦礫の撤去や行方不明者の捜索も続き、立入禁止区域も開いてないお店も多く…と、興奮が過ぎて被害状況が静かかに見えてきます。

夜明け前が一番暗い、というタイトル通り、回復に向かいかけたあたりで興奮の糸が切れて、辛さや悲しさがじわじわ感じられます。
それでもシドニーはまた事件の捜索という日常に戻り、伸行の勤める旅行会社は、打開策に新しいツアーを打ちだします。

でもスティーブなど消防士はまだ事件現場で頑張ってるんですよね。
もうずっと、浮上できないスティーブが見ていて辛くて辛くてたまらない…。
好きな伸行にも会いに来ないで、家族の面会も避けて、普段は仕事をして、休みの日は瓦礫の撤去をして行方不明者を捜し続ける。

最初はテロの犯人が憎くて同じ目に遭わせてやりたいと言っていたスティーブですが、でも消防士は人を助けるのが仕事だよな続き…と呟くシーンがすごく印象的でした。
暗いお話が続いたのと、伸行とシドニーの甘いシーンもほとんどお預け状態が続いたのてでそろそろ心が折れそうです^^;

気持ちが沈みそうだなあと思っていましたが、最後にスティーブの家族がスティーブに会いに来るシーンがもう感動して感動して…。

フェンスで仕切られた事件現場に、スティーブはずっとテロの日から捕われているんですよね。言葉で表せない深いお話だと思いました。
でも一番暗い時間帯を乗り越えて、やっこれから朝に向かうのかなあというお話です。

次でラストかと思うと、日常に戻っていく伸行らを早く見たい気持ちもあるんですが、読み終わるのが惜しくてここから進みたくないような気もします。

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