B.L.T

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B.L.T
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
40
評価数
11件
平均
3.7 / 5
神率
27.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ビブロス
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・ビブロス)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784835213040

あらすじ

地味できまじめなサラリーマンの大宮雄介が、すべてをなげうってもいいと思った恋。それが中学生の北沢真人への想いだった。わがままな少年に、振り回されながらも強く惹かれるが、ひと夏の恋は呆気なく終わりを迎える。だが五年後、二人は偶然再会し…。

表題作B.L.T

書店店長(元痴漢サラリーマン) 大宮雄介・33歳
書店バイトの大学生(中学生) 北澤眞人・19歳

その他の収録作品

  • ライン

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レビュー投稿数5

利用するつもりだったのに気がつけば……

中学生の頃、北澤は電車で大宮という男から痴漢に遭います。
それをネタに金をせびり、ご飯を奢らせ……と何だかもう序盤から北澤の傍若無人っぷりがすごい。
家庭環境に恵まれず両親が離婚したことで愛情に飢えてる北澤は、誰よりも自分を欲してくれる人間である大宮を利用し尽くします。そして最後に捨ててしまう。

それから5年。
再会したふたりは惹かれ合って付き合うようになるんですが、北澤の可愛さが破壊的でした。
一方、大宮と同棲していた千博は、大宮が別れて欲しいと言った瞬間ヤンデレ化。そのヤンデレ具合が半端ないです。
純粋にこんな恋人がいたら嫌かなぁ……執着が凄くてこわすぎる。
別れたくても別れられず、北澤と満足に逢うこともできなくなった大宮がとった行動は、あれほどまでに愛した北澤をふるという選択でした。
この海での別れのシーンが、もう映画みたいで。
せつなくってせつなくって。

ラストは徐々に先が見えてきたかなぁ……てところで見事にぶった切ってくれるという鬼畜っぷりが発揮されてるんですが、かえってここで終わらせてくれたのがよかったかもしれません。
新装版も購入はしてるので続きすが、挿絵変更に抵抗があって未だに手を付けられずにいます。

0

主人公は共依存になりやすいタチなのか?

冴えない本屋の店員が出来心で中学生に痴漢するところからはじまる、どこかねじれている恋愛、といったら怒られるだろうか。
主人公・大宮の元恋人はどう見ても、見捨てられ不安、自傷行為、破滅的なセックスにおぼれる境界性人格障害としか思えないし、大宮が恋する中学生もボーダー気味。
すごくブラックな想像なんだが、元恋人を振り切って、新しい恋人、北澤と恋人同士になってまた同じことの繰り返しにならないのか、心配になってしまった。
ハッピーエンドの余韻の中で、どうもブラックな暗示がちらちら見えてしまったんですが。
そういう黒さのチラリズムがワタクシ的には好きです。

0

私もちん〇欲しくなっちゃった、ゲヘヘw

痛くない木原音瀬さんです。
木原音瀬さんらしいのは、カッコ悪い攻めってところ。見た目は平凡、お金持ちでもなく、取り柄は真面目なところぐらい。
そんな真面目な攻めは、冒頭、出来心でいきなり中学生を痴漢してしまいます。たった一つの取り柄すら無くした状態。
しかも逃げるw
で、その中学生に職場を突き止められ、オドオドしてるところをつけこまれ、脅され、お金をゆすられ、家に入り浸られ。
で、性懲りもなく、また中学生に手を出そうとして拒絶され、さんざん利用された挙げ句、最終的にはフラれてしまう。

うおい!攻め!
あんたどんだけカッコ悪いんだよー!

ただ、この悲惨な出会いと別れは、のちに二人が再会してからの大きな伏線となるので、非常に重要です。

その中学生にとって、この攻めは、「脅して利用するべき対象」から「唯一自分を必要としてくれる相手」になっていたんだけど、もちろん攻めは気づいていない。
攻めが気づかないのはそれだけじゃなく、脅してゆすってたかってワガママ言うマセガキの彼が、まだまだ未熟でちっぽけな中学生にしかすぎないということも全然気づいていなかったのだ。
幼さゆえにセックスを拒否し、続き現実に精一杯な中学生には、恋を芽生えさせる心の余裕などなかったのだ。
この攻めは『庇護しつつ、成長するのを待つ』ヤラシイ光源氏にはなれませんw

そして五年後、二人は本屋の店長とバイトという関係で出会います。
かつて中学生だった彼は少しだけオトナになっている。ヤンチャで屈託のない性格は変わらないけど、中学生時代の自分の感情をある程度整理して考えることができるていどのオトナに。
攻めはそんな彼に再び惹かれるんだけど、彼にはすでに二年ごしの恋人がいた――。

受けがめちゃくちゃ可愛かったです。
けして性格がいいとは言えないんだけど、その欠点も含めて可愛い。
とくに初エッチのときの可愛さときたら、

神!!!

こんなスーパー可愛いバージン受け、私も攻めたいよ。
私もちん〇欲しくなっちゃった、ゲヘヘw

後半、攻めの恋人を刺し殺したくなりましたが、攻めも悪いんだよねぇ。
もっと違うやり方をしたら、すんなり別れることもできたと思う。
けど、この人間くさい攻め、キライではないです。
てか好きです。

木原音瀬さんにしか書けない小説だなァと、つくづく思いました。

3

痴漢男と中学生

出会いは最悪ですね。
中学生だった北澤は満員電車で痴漢にあい、その痴漢男が落とした財布をきっかけにまたその男・大宮に会うことに。
大宮が気弱そうなサラリーマンだということをいいことに警察に言うと脅し、北澤は昼食を奢らせたり、大宮の家に行くようになります。
ここでの北澤は小悪魔というか悪ガキでしたね~。
大宮が自分に好意を持っていると知っているから大宮の家にいるときも、「俺がいて嬉しいでしょ?」とか聞いたり。

そんなことがあった2人ですがあることがきっかけで疎遠に。
そして何年かして北澤がバイト面接をした本屋の店長が大宮で、突然の再会をした2人。
最初は気まずかったんですが、大宮はまだ北澤が好きだと気づきます。
北澤がバージンでそんな中での大宮とのエチに萌えましたw
怖くて、でも嬉しくてっていうところが丁寧でドキドキしました。
この2人がうまくいって幸せそうでよかったー!

…で終わるはずもなく(笑)
大宮には北澤と会う前から男の恋人・千博がいました。
千博は大宮と付き合っているにもかかわらず、平気で家に男を連れ込んでは浮気し放題。
なので大宮が別れを切続きり出してもあっさり受け入れるかなあと思っていたんですが…
その逆でした。大宮が別れると言った途端自殺しようとします。
あんだけ浮気したくせに…って思いましたね。
それから千博はヤンデレ化。睡眠薬大量に飲んだり、大宮に30分置きに電話したり、屋上から飛び降りようとしたり…千博がわかりませんでした。

千博がヤンデレ化したせいで大宮が追い詰められて、北澤との関係がどうなるかハラハラしましたが、最後にはちゃんとくっついてくれてよかった。
千博の問題は解決してないんですがね。
ちなみに『ライン』は北澤視点。『B.L.T』は大宮視点でした。

0

なぜあなたとなのか、ということ

本作は同人誌に収録された「ライン」に続編の「B.L.T」を加えて発行されたものである。
当時中学生だった北澤眞人に、サラリーマンの大宮雄介が電車内で痴漢したことからストーリーは始まる。
気の強い北澤は大宮を見つけ出し、優位な立場を利用して我儘放題の日々を過ごすようになるが、この痴漢と被害者の関係性が意外と面白く読めたのは、北澤が性悪な性格をしていたことと、大宮が我慢強くて常識人だったことかもしれない。
逆に「なんでコイツに手を出したんだろう」と可哀相になったくらいだ。

この作品は山あり谷ありで、恋愛小説としてはとても面白く仕上がっているように思う。
初めはただ自分の寂しさを埋めるためだけに大宮を利用していた北澤と、人生の全てを投げ打っても構わないと思いつめていた大宮。
その関係は数年後に逆転し、北澤は大宮を想い慕うようになり、大宮は現在の恋人・千博の手前、その気持ちを拒絶せざるを得ない状況になる。
しかし自分勝手な恋人に別れを切り出そうとしたら、当てつけに自殺未遂まで起こされる始末で、もう後半はしっちゃかめっちゃか。
最終的に1年間だけ時間をもらい全てを清算する、と続きいう約束をしたところで物語は終わる。
このハッピーエンド一歩手前でぶった切る木原クオリティ。
何も解決しないまま終わる物語ってどうよ・・・と思いつつも、やっぱ好きだ!

また私がこの作品を特に好きな理由は、他にもある。
それは2人のお初シーン。
普通のBL小説なら気持ちの通じ合った2人が結ばれるのだから、受けは最初から最後まで感じまくって可愛く果てるのが定石だろう(笑)
しかし北澤は「どうしてこんなことして、平気で街中を歩いてんだよ。ちきしょう」と言い、「恥ずかしくて、かっこ悪い・・・」とも言う。
北澤にしてみれば大宮のことは好きだけれど、女どころかもちろん男を抱いたこともない。
それなのに男の自分が、今まさに男に抱かれようとしてるのだから、混乱して当たり前なのだ。
考えてみればそこでアハーン♪などとなれるはずがない。
なったら嘘だ。
そういう部分ですら見逃さない木原さん特有の着眼点がたまらなく良い。
また別シーンで、なぜ男とセックスをするのか、という大宮の問いに北澤は「二人目の俺みたいな子どもは絶対にできないって思ったからかな」と答えている。
しかしそれは北澤が、自分自身を愛してないということに繋がらないだろうか。
私はここに彼の一生埋まらないであろう悲しみを見たような気がして、ちょっと切なくなったのだった。
北澤がこの先どれだけ大宮を愛したとしても、それは同時に自分を否定し続けていることにならないだろうか。
いつかそれが大宮を愛しているから彼に抱かれているのだ、と迷いもなく言える日が来ればいいのに。

4

乱菊

>むつこさん
フフ・・・早速読んでますね~♪
このお話は木原作品にしては甘いので結構好きなんです★
だからエチシーンも痛々しくなくて、安心して読めてオススメ。
そうですよね、猿ですよ猿!
覚えたてでずっとしたいんですよwwwwww

やだ、そこだけ読み返すなんてほんとオッサン~。
でもわかるような気も。
ああいうなんも知らない子をどうにかしてみたいという。

と言うかね。
何だか変態ぽいですよ!
わたしたち!

むつこ

私もこの小説の『初エッチ』めちゃくちゃ好きでした。
半分にヤケになったような恥じらい方も、妙に言葉数が増えてしまうところも、リアルですよねー。
その後、受けがやけに明るくなり、積極的に(しかも色気なく)求めるようになっちゃうところまで含めて好き。色気のないところも色気があるっていうか。そうそう、受けはまだまだ猿期w
そこだけ読み返してしまいましたよ。しかも読んでるときの私、完全にオッサン目線w

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