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みーんな一途
双子の可愛い兄弟が、それぞれ柔道やってる相手と結ばれるお話。
西條×双子の兄
イケメン攻めと天然ボケ受けです。
イケメン攻めが微妙に腹黒だったことにニヤニヤしました。
天然ボケ受けは素直すぎて、周りの思うがままに行動してしまう。おバカ萌え。
東×双子の弟
かなりギャップのあるヘタレワンコ攻めと、こちらもギャップのあるブリッコ受けです。
こっちのカップルのほうが好きだったかな。
攻めのギャップがたまらん。恋心を自覚する前と後の差。普段のクールさと二人きりになった時の甘えっぷりの落差。受けを失ったときの破壊王っぷり。
誰も手がつけられなかった破壊王攻めを一本背負いで投げ飛ばした受けにも萌えました。
どちらのカップルもそうなんだけど、攻めが一途なところにすごく萌えます。
魅力的なんだよねー。
絵はそんなに好きじゃないんだけど、藤崎こうさんには期待を裏切られることがないや。
藤崎先生の芸風が変わる曲がり角？
藤崎先生の本はこの本までがショタ受け、この本より後、つまり「ハッピーヤローウェディング」以降が美人受けという感じ。
まぁ年齢的には受けっ子二人の方が先輩なんですが、クリクリした目といい極端な体格差といいそれ以前の方向性をしっかり受け継いでます。
というわけで、双子の弟（可憐）と柔道部のホープ東とのカップルが裏、そのだしに使われた兄（圭太）と柔道部のエース、西條が表向き。
圭太とくっつきたい西條が可憐から東への好意を見てだしに使っているというのが実情、なんとも黒いｗ
まぁなんにせよそれを元に東の性欲が爆発し、実は好きと言ってないという事を忘れてた二人が勘違いする・・・という今後何度か出てくる定跡が出てくるわけです。いやはや、藤崎先生の攻めはいつも思うが絶倫だわ。
そんな二人ですが書下ろしになると可憐の体格が向上して二人の体格が接近して来るんですよね。ちいちゃい子が細身の美人にクラスアップした、というか。焦れてブチ切れた東投げちゃいますしね。
これは同じ人の絵か？と思うほど崩れたディフォルメもこの作品まで。ある意味作風の曲がり角じゃないかな？って思います。
年下攻め
高校の柔道部を舞台にして、２組のカップルが登場します。
そのカップルの片割れは双子の兄弟というリンクしたカップルです。
１冊丸ごと彼らのお話でした。
２組とも年下攻めなんですが、最初に収録されている双子の兄の方のカップルより、私は表題作になっている弟カップルの方が好みでした。
寡黙でワンコっぽいところもあって嫉妬と執着心が強い攻め様と、一見可愛くて恋愛経験多そうな受け様がとてもウブだったのが萌えツボでした。
今回の受け様は今までの作品ほどやんちゃという感じではなかったかなという印象です。
王道的なストーリーなので、安心して読めると思います。
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