ボタンを押すと即立ち読みできます！
バラのお茶で生きている美少年って?!
リアリティある調教ファンタジーモノ？
初水無月作品ですが、門地絵はモチロンとして小説も自分の好みでした♪
歯科医が町で見染めた青年に「虫歯があるでしょ？沁みない？」とか声を掛け、やってきた獲物を診察台でって、網に掛かった獲物パターンから始まります＾＾
受けの「育也」は暗くて初心丸出しでという所まで、ふんふんと読んでいたけど、少し変わっていたのが、育也が“霞みを食って生きているよう”なキャラだって事でした！
生い立ちから諦めや厭世的な面を持っていて、鈍臭くてヘタレを素直に言うのだけど、でも「深町」のやる事は、鬼畜であろうがお試しであろうが、何でも受け入れちゃうんです。
嫌なんだけど、自分を通さないの。
小説の中でも「バラの紅茶だけで生きているって感じがするでしょ？育也くんって」と評されているし。
その育也が、深町と一緒にいる事で、脱皮や羽化をしたばかりかのように煌めきだす、血が通ってくるんです！Ｈの威力ってすごいね！
自分的に何て魅力的な関係なんだろうかと！
ホントＳッ気には堪らない恋人だよなぁ～って♪
他人との繋がりを臆する育也が、深町の娘や弟には、最愛の男・深町の繋がりだからこそ受け入れ、将来的に一緒に泣ける存在だと認識しているしで、バラ紅茶の美少年もファンタジーから現実の世界に寄ってきたのも、愛の成長なんだよね、きっと。
石鹸で後孔を洗って腹が痛くなったってくだり、ちゃんと人間になってました＾＾
Ｈはまさにエロエロ！
歯科医ならではの医療用具使いあり、宿題で課されたＤスロートの自主練やディルドのTEL.SEX（講習）、可愛いダッチワイフとの３Ｐ・・・何をやっても可愛くてキレイで・・・多分、げっぷも屁もスカトロもそうであろうと思える位でした＾＾；
タイトルでは内容は想像できなかったけど、プロジェクト＝調教ってことかと思いました。
シリーズ物だそうなので、このクオリティを続巻にも期待しています！
ちょっと変わったセルフ調教
こちら、えろい作品としてオススメされていたので気になって読んだのですが、個人的にすごく気に入って楽しめました。
マニアックなお話なので好みが別れそうで、シュールなコメディーと取るか、深い調教ものととるか...。
面白いと思ったのは、調教ものでえろえろなのに、攻めがほとんど出てこないんです。
攻めとの行為はあまりなく、ほとんどが一人での行為です。
何も知らない初心な学生、育也が歯科医でちょっとというか、かなり変態の歯科医・深町にえろえろな体に調教されるまでを描いています。
ですが、深町は出張で姿を消してしまい、「宿題」と称して調教指示を書いた日記を育也に残します。
それに従って毎日毎日、一生懸命セルフ調教。本当に素直で一途。
なぜここまで従うのか…とちょっと疑問に思うくらい^^;
セルフ調教なので誰かに組み敷かれているということはないのにすごくえろいです。これは文章での表現力の高さだなぁと思います。
身体の調教もそうですが、心が調教されていくのを育也が実感していく様がとてもよかった。
中にはひどい指示もあるのですが、おおむね許せる範囲です。でも最後の「ゲイバー」へ行けという指示だけはちょっと頂けない気がしました。
もし誰かに連れ込まれて、それこそ病気でも移されるなんて事に絶対ならないとも限らないし、育也のような知識の少ないコに出す指示じゃないと思ってしまった。
ですが、戻って来た深町と育也は本当の意味で結ばれた感じです。
互いに互いを溺愛しているカップルですので、甘くてえろい作品が読みたい方にオススメです。
レビューを書く
