転 WALLOW―硝子の街にて 15

転 WALLOW―硝子の街にて 15
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784062557009

あらすじ

やりきれない、この思い。
どこまでもピュアなNYラブストーリー!!

たった7歳の子どもが小学校で発砲した。その子も父も失踪するが……。

アップタウンの名門私立小学校で発砲事件が起きた。発砲した7歳の少年は行方をくらまし、密かに勤務先を退職していた少年の父も失踪した。恵まれていたはずの家庭に何が起こったのか。少年は、なぜ発砲したのか。NY(ニューヨーク)市警殺人課警部補のシドニーは捜査を開始するが、その途上で、少年の父が株の取引に関係していたことがわかる。
事件は意外な方向に展開するが……。
出版社より

表題作転 WALLOW―硝子の街にて 15

シドニー・ホプキンズ/刑事/31歳
広瀬伸行/ツアーガイド/28歳

評価・レビューする

レビュー投稿数1

ミステリーと童話

小学校で銃乱射事件が起きるという、日本ではちょっと有り得ない事件が題材になっています。
でも、海外では実際に起こっている事件なんですよね。
こういうお話を読むと、やっぱり日本との違いを実感するというか。

しかし日本との違いが悪いばかりじゃないと思える回です。
作者さんは、自分が書く小説は子供の頃に読んだミステリーや童話がツールになっていると言ってるのですが、それが正しくその通りだなあと、思えるのです。

この方の書かれるお話は、日本のBLで扱う事件ものや警察もの・探偵ものとはやっぱりちょっと雰囲気が違うのです。
もともと海外が舞台のお話を書くと海外文学のような雰囲気がある作家さんですが、今回はそれに加えて童話ぽいというか…事件そのものはやっぱり痛々しいのだけど、何か綺麗というか…童話ぽい、作者さんのあとがきをよんで、まさにそれだ!と思いました。
この雰囲気は舞台が日本では出せないだろうなあと思います。
伸行がほんとにあっさりと事件を解決してしまう手口(?)も物語ぽいです。

今回はそれに加えて、前回の事件で知り合いになった消防士のスティーブがすごくいい味を出し続きてくれていて、思わずにやにやしてしまいました。
恋愛については全く順調な2人なので、シドニーにこんなライバルが出てきてあたふた!なんて展開初めてじゃないでしょうか。

スティーブが伸行にキスし、シドニーが本気で怒るシーンがあるのですが、シドニーはけっこう不機嫌なことが多いけど、本気で怒るって珍しいと少し楽しくなります。
スティーブも本気で邪魔しにきてるわけではないので、もっと引っ掻き回してもいいよ!て読んでる側としては思います^^;
ほんと、こんなにラブラブで恋愛面に問題のないカップルて逆にスゴイかも。その分別のところに問題が山積みなんですが。

しかしキスされてもぽかんとしてる伸行が、さすがです。鈍感すぎるというか天然というか、ほんとに28歳なの?というか。
なかなか楽しい回でした。

1
PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ