椿の鈴

ケモノカップル。

美輝妖先生の初期の作品集です。
先生の絵が苦手な私ですが、やはり初期の頃の方が更に苦手でした…。

俺様で傲慢な猫×ヤンチャなネズミ、強気なヘビ×健気なインコ、男前の狼×ヤンチャなウサギが登場します。

猫の椿はネズミのリンが好きで追いかけ回しています。
リンは椿が乱暴者だから嫌いだと拒んでますが、本当は彼が好きなので、ケンカばかりしてる椿の怪我の心配をしたりして、結局は美味しく頂かれてます。
人間に捨てられてしまったインコのくりは、カラスに追いかけられているところを蛇の京に助けられ、彼の家に一緒に住む事になります。
でも京の家にはもう一人、ウサギのつくしも居候しています。
くりはつくしにいじめられてばかり。
泣く子は嫌いだと京に言われたくりは、強くなろうと努力します。
健気なくりが可愛かったです。
ウサギのつくしは旅に出たところを山犬達に捕らわれてしまいます。
そこへ狼の都が来て、山犬達に捕まっていたつくし達を助け出してくれます。
山犬達と戦う都の加勢をしようとしたつくしですが、逆に都の足をひっぱり二人は崖から落ちてしまいます。
都は大怪我をしてしまいますが、それでもつくしを連れて逃げてくれます。
そんな都に恋してしまうつくしですが、つくしじゃなくても誰でも助けたと言う都につくしはショックを受けてしまいます。
お互い素直になれない二人。
男前な都ですが、実はつくしを溺愛しちゃってます。

他にも、教育係×ヤクザの跡目（小学生）や、ヤンキー×人間の化けた猫の話も収録されてます。