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表題作愛しのロン

健康的で爽やかだけどちょっと変?・倉掛逞・高1
転校が多い犬の「ロン」に似てる?・小松崎朗・高1

その他の収録作品

  • A・B・C・ロン
  • ロンの恋人
  • アイ・ラブ・ロン
  • 願いごとをどうぞ

作品情報

作品名
愛しのロン
著者
桃さくら 
イラスト
桜海 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784882714804
1

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

甘やかされて……

「愛しのロン」から、「アイ・ラブ・ロン」までは朗と、逞の話なんですが。
 最後の1つは、全く違う、別カップルのお話でした。

 転校先のクラスで、朗が逞に「ロン!」と飼ってる犬に似てる、という理由で呼ばれたことが始まりの物語。
 話のテイストとしては、ロンのことがかわいくて、かわいくて、仕方がない逞が、一方的にロンを甘やかしている物語……のように、思えました。
 で、甘やかされてるうちに、朗も悪い気はしないので、だんだん流されていく……という。

 ちょっと毎回、毎回、いかに逞の周りの人間が優しいか……っていう説明が入るのは、ちょっとくどいなー……って、思ったりもしたんですが。
 毎回、違う同人誌に収録されていたのだったら、しょうがないことなのかなー……って、思います。
 一回、一回説明しないといけないことってあるもんねー……。

 何だか、初期のBLだなー……って、気がします。いろんな意味で。
 それが気にならないっていう人は読んでもいいかもしれませんが……。
 もっといいの出てるので、わざわざあえて、これを読む必要もあんまりないかもしれません……。
 同じ作者さんでも、もっと最近のやつの方が、個人的にはすきですね。

 後、その人が優しいからって、周りの人間まで皆、優しいっていう説明にはあんまりならない気がするのは、気のせいでしょうか……?
 それに、「優しい」って、最初に決められちゃうとちょっと「うへー……」っていう気分になってしまう気も……。

 あぁ、でも、それって結局、朗視点で書いてあるから、朗が卑屈に見えるから、かな……。
「逞の友達で、逞が優しいから、友達もみんな優しくしてくれる、だから僕にも優しくしてくれる」っていう理屈が透けて見えるから、かなー……?
 いや、あんた逞いなかったら、優しくしてもらう価値がないの?? って、感じるからかも、しれません。

 あくまでも主観ですが……。

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