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表題作官能小説家は恋愛中

天堂近衛,純文学出身の大御所官能小説家
宮野若葉,中堅出版社で近衛の担当編集者

同時収録作品官能小説家は恋愛中

龍桂,紅葉の恋人でスポーツインストラクター
谷本紅葉,龍の恋人で最近売れ始めた官能小説家

その他の収録作品

  • あとがき 

あらすじ

大御所の官能小説家・天堂近衛と恋人になった担当編集者の若葉。一緒に住むようになりH三昧で幸せに過ごしていたはずが、最近なぜか近衛が不機嫌だ。「お前は俺だけのものか?」なんて不安なことを聞いてくる。(じゃあ、近衛さんはぼくのもの?)そんな中、近衛が出版社のパーティーで若葉の担当作家「龍かつら」に会いたいと言い出した。だけどパーティー当日、初顔合わせをした二人はケンカになってしまい…!?
出版社より

作品情報

作品名
官能小説家は恋愛中
著者
森本あき 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
官能小説家を調教中
発売日
ISBN
9784877249250
2.7

(4)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

大人の純愛。

『官能小説家』シリーズ5作目です。

ベストセラー作家の近衛(攻め)と恋人になった担当編集者の若葉(受け)。
二人は一緒に暮らし始め、話したり、笑い合ったり、キスをしたり、抱き合ったりと幸せな日々を過ごしていた。
だが最近、近衛の様子がおかしく機嫌が悪い。
仕事の時は普通なのだが、恋人の時間になると特に不機嫌になる近衛。
今までは近衛に抱かれるのは若葉にとって嬉しく幸せな時間だったのが、今は抱かれるのが怖い。
今まで言われた事のないひどい言葉を言いながら若葉を抱く近衛。
自分は近衛に何かしてしまったのだろうかと悩む若葉。
近衛から別れを告げられたらと思うだけで叫び出しそうになる。
抱かれながら「お前は俺だけのものか?」と言い出す近衛。
どうして近衛はそんな事を言い出すのだろう。
思い返せば、若葉が担当する官能小説作家の龍かつらと電話で話した後だった。
普段は誰の作品に対しても敬意を払っている近衛が、めずらしく龍かつらの作品を批判し始めたのだ。
龍かつらをかばう若葉にますます機嫌が悪くなる近衛。
それ以来、近衛は若葉を抱くたびにひとい言葉を言い、若葉を抱くようになったのだ…。

近衛×若葉カップルは期待を裏切りません!
やっぱりおもしろかったです。
ヽ(*´∀`)ノ
大人な近衛ですが、若葉の担当作家である紅葉ちゃんに嫉妬してしまい、思わず若葉につらくあたってしまうなんて…。
別れを告げられるんじゃないかと、自分からは何も聞けず怯える若葉。
恋人になる前にはクールだった若葉も随分変わりました。
森本あき先生もあとがきで書いてらっしゃいますが、まさに大人の純情です。
一方、龍×紅葉は相変わらずバカップルです。
もう二人好きにしてくれっ
ヽ(`Д´)ノ
ってくらいです。

いやぁ、今回もおもしろかったです。
(*´∀`*)

0

バランスの取れた文章構成になっています。

今回は出版社のパーティを舞台に、
紅葉ちゃんカップルと若葉さんカップル視点を
交互に描いて展開していく文章構成になっているのですが、
こういう描き方も面白いと思いました。

紅葉ちゃんとの食事中、天堂先生が
龍くん目がけて(龍先生だと勘違いして)乱入しますが、
すぐに誤解が解けて天堂先生は紅葉ちゃんと龍くんに謝り、
少しドタバタします。
たったそれだけで、天堂先生は紅葉ちゃんと龍くんの関係を、
龍くんは天堂先生と若葉さんの関係を見抜いていました。
少しのやり取りだけで見抜けるものなのか?
特に天堂先生は一番アタフタしていたはずなのに、
それでも見抜けるのか?と不思議でなりませんでした。
私だったら、それだけではとてもじゃないけど見抜けないと思います。

紅葉ちゃんと龍くんは相変わらずの甘々ぶりで…、
「どうぞ、ご自由に…」って思いました。

若葉さんと近衛さんは、二人にずっと萌えていました。
相変わらず全部が萌えどころ満載で良かったです。

今回も「萌×2」評価です。
若葉さんと近衛さんの出番が少ない上に、あまり描かれていなかったら
「萌」か「中立」にしていましたが、紅葉ちゃんたちよりも少ない割合にも
かかわらず、紅葉ちゃんたち以上に内容が充実していて良かったので、
この評価にしました。
この後も、紅葉ちゃんカップルの続編が出ていますが、
続編を出すなら、紅葉ちゃんたちよりも、若葉さんと近衛さんの続編を
紅葉ちゃんたち以上に たくさん書いてほしいと思いました。

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