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表題作記憶の殻

病院内の薬の密売を捜査中の刑事・梶原恭人
過去の罪に怯える美貌の小児科医・竹村元貴

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あらすじ

殺人を犯し、罪の露見に怯える美貌の小児科医・竹村元貴は、共犯である先輩医師の日坂辰也に身体の関係を強いられていた。
自分に異常な執着をみせる日坂との関係に疲弊しきっていた元貴は、院内で行われている薬の密売を捜査中の刑事・梶原恭人と知り合う。
夜毎悪夢に苛まれていた元貴は、優しい抱擁と求める言葉をくれる梶原に癒され、救いを求めるようになる。
だが、日坂に疑いをもつ梶原が、元貴を利用するために近づいたと知ってしまい―。

作品情報

作品名
記憶の殻
著者
桜木ライカ 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344813304
3

(5)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
14
評価数
5
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

まあまあ楽しめました

挿絵が水名瀬雅良さんだったので読みました。
半年ぐらい前に読んだので、詳しいストーリーは覚えてないのですが、推理ものとしても楽しめたと思います(あくまでBLとしての推理ものですけど)。
攻めの梶原はカッコイイのですが、以外に純情なところとか、竹村が小児科医なので、会うために甥を使ったりするところがカワイイと思いました。
ただ気になったのが、竹村が辰也に陵辱される場面が、梶原と竹村のラブシーンより多い気がして・・・。もっと梶原とのラブシーンが欲しかったかな。

2

色々惜しい

名前は知っていたのですが桜木さん作品を読んだのはこれが初めて。

過去に強姦されそうになって殺人を犯してしまい、その罪悪感を抱えながらも小児科医として働く元貴〔受〕
サスペンス調なんですが、うーん、基本的な設定と狙い所は悪くないんですが、肝心の本文がイマイチ整理が足りないというか、読ませ方をもっと考えて欲しかったかなあ。
例えば幼馴染であり、先輩医師で元貴の犯罪を知っている日坂の書き方とかもそうで、性的関係を強いられてはいるもののプライベードでは「辰兄」と呼んでいる間柄で、その日坂が何故、金に拘り薬物横流しをする様になったのかの動機の部分が匂わせてはあるんだけどそれだけだと弱いんですよ。
そこをもっと掘り下げて書いてくれたら動機部分に説得力が出てきたと思うんですけどねー。
自分的には、梶原〔攻〕より、日坂と元貴の話の方が興味があったなあ。まあ幼馴染モノに弱いってのもありますが、日坂がどうして変わってしまったのか、その辺のくだりをもっと読みたかったです。
あと元貴が殺人を犯してしまったのが誤解だと分かるシーンの表現もイマイチでこれも残念。もっとこうグワッと来る感じが欲しいんですよー、どうも全体的に説得力に欠けるというかその辺が薄い。

話的な軸としては悪くないので、整理して話に説得力を持たせれば面白い作品になった要素はあるだけになんか残念。

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