岩本薫ルビー文庫初登場作品が遂に登場!

独裁者の恋

dokusaisha no koi

独裁者の恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×24
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
90
評価数
24件
平均
3.8 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
角川書店
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784044540012

あらすじ

天涯孤独の水瀬の夢は映画翻訳の仕事に就くこと。ところがある日、今は亡き有名映画監督の孫であるサイモン・ロイドから人づてに通訳の仕事が舞い込んできて…?岩本薫と蓮川愛で贈るドラマティックラブ登場!
(出版社より)

表題作独裁者の恋

サイモン・ロイド,英国名家の当主,31歳
水瀬祐,日本人苦学生,19歳

評価・レビューする

レビュー投稿数11

キャラクターが魅力的

岩本薫さんの「ロッセリーニ家の息子」シリーズは有名かと思いますが、
いつか読もう読もうと思ったまま、そちらは未読。
こちらはそのスピンオフに当たりますが、レビュアー様のレビューを見て、外人セレブ×未成年の日本人という個人的にとても好みの組み合わせなため手に取った一冊です。

主人公の祐は身寄りがいなくてバイトをしながら専門学校へ通う19歳。
ビジネスで来日したサイモンの通訳のバイトをすることになるのですが、初めてフレンチレストランに行ったり、高級スーツを着せられたり…マイフェアレディ的なお話でした。
二人は実はもっと前に出会っていて、サイモンは祐に内緒にしている事があります。

お話はラブストーリーがメインというより、サイモンが来日した理由である、映画関係の業界のお話が半分入っています。ラブストーリーに偏らず、祐の境遇、二人の関係、映画業界でのお話や、通訳というお仕事を通して、サイモンが最初は生意気だと思っていた祐を気に入っていく様子、反対に祐が意地悪なお金持ちだと思っていたサイモンを好きになっていく様子が丁寧に描かれていました。

この本、300ページを超えていて続き、最初読みはじめたときは厚い!と思いました。なので、 起承転結がすごくて怒涛の展開でもあるのかな?と思ったらそうじゃないんです。
通訳という仕事を通じて知り合った二人が心惹かれていく様子を何気ない日常風に描いている感じで、大きなストーリー展開やハラハラする山場やひどい悪人なども出ないんです。
でもあっという間に300ページ読み終わってしまって、退屈な感じも物足りない感じもなく、ちょうどぴったりという感じでして、読み終わった時に感心しました。

また、作者さんがあとがきで書いていた、「祐を男の子らしく」というのがとてもしっくり来ました。
健気だけど大人し過ぎない、芯が強くてやんちゃで騒々しく、行動力があって落ち込んでもじっとしていない、とても素敵な主人公でした。
ストーリー、カップルの組み合わせ、キャラクターの魅力ともに自分にはとてもステキに思えた作品です。

3

ダメな子になる高スペック攻め様が素敵!!!

岩本先生の恋シリーズは、全て大好きです。
今作はピュア受け、更には、受け様よりも12歳上で、高スペックなやり手攻め様が登場。しかも、その攻め様が、好きな子を前にするとヘタレちゃう姿にギャップ萌えしました。
こういう素敵な残念さのある攻め様が大好きな私です。

年上で、更にはいい年して子供(受け様は19歳なので・・・)相手に片想いして、素直に接っすることができなくて意地悪な態度を取ったり、挙げ句酷い事を受け様に言ってしまい、そのことで反論してきた受け様に無理矢理キスして黙らせたり、受け様との電話中に通話が途切れてしまった事について、もしかしたら自分は嫌われていて電話を切られたんじゃないか・・・と気弱になって見たり・・・と、ヘタレ度の高い攻め様。
紙一重感もある攻め様ではありますが、高スペックさと、蓮川先生の描かれる素敵なお姿とで、全て帳消し。問題なく素敵です。

いつも思うのですが、岩本先生の作品で一番ドキドキするシーンがキスシーンの描写のような気がします。
今回もキスシーンが一番ドキドキしました。

1

単品としてならちょっと物足りない

「ロッセリーニ家の息子」シリーズのスピンオフ。「捕獲者」を読んでいると、ああ彼か、とニヤリとできます。

丸ごと1冊表題作です。水瀬祐(受け)の目線だけでなく、サイモン・ロイド(攻め)からも書かれているので、互いの気持ちが分かりやすいはずなのですが…大人であるサイモンが水瀬に惹かれるのが、いまひとつピンときませんでした。

「―私にすべてを受け渡し、愛されることがお前にできるか?」という帯のとおり、水瀬かサイモンが相手のためにすべてを捨てる選択をする必要が生じる場面があると、ストーリーがぐっと盛り上がったかもとも思いました。

ストーリー展開は王道です。仕事の面では、サイモンが、大手配給会社より、本当のファンが営む小さな会社を選ぶのはベタですが、それでも読んでいて嬉しくなりました。

シリーズ好きでしたら、成宮の登場は嬉しいところですが、単品で読むとちょっと物足りない、そんな感じです。でも「じじいの繰り言」の文句を水瀬に言わせようとするサイモンには笑いました。あと、落ちそうになる水瀬を抱きとめるサイモンの挿し絵は、さすがカッコイイ!と絶賛でした。あとエッチ場面はポーズが続きエロかったです。イラストを描かれた蓮川
先生のファンは必見だと思いました。

2

年の差というより職業モノとして楽しめます

そうか、これも年の差かとあとがきを読んで初めて気が付きました。
あまり年齢差を感じなかったので、年の差好きな方には少し物足りないかもしれません。

ロッセリーニ家シリーズを先に読んでいるのでどうしても比較してしまい、今作は恋愛についてはちょっと淡々としていたというか、甘さは控えめな気がしました。
英国人サイモンの性格の影響が大きいのかもしれませんが、お互いがどこに惹かれたのかが上手く伝わってこず、のめり込むほどは楽しめませんでした。
でも、映画関連の職業モノとしては凄く面白いです。

続編があるとのことなのでその後の2人を読めるかと思うと楽しみです。

2

ロッセリーニ兄弟で例えると長男風

『ロッセリーニ家の息子』シリーズのスピンオフです。
三作目の『捕獲者』に少しだけ(確かセリフのみ)登場し、しかも本人の知らぬまま掻き回すこととなったのが今作の攻め。
まあ、無自覚なお騒がせタイプですね(笑

**********************
受けの祐は19歳で、天涯孤独の青年。
映画関係の夜間専門学校へ進み、昼はバイトで食いつなぐ日々を送っています。

攻めは美術品のオークションハウスを経営するサイモン、31歳。
生まれながらのセレブ感をしっかり身につけたイギリス人。
**********************

ふたりの亡くなった祖父同士は国を超えた友情で結ばれており、仄かな縁で結ばれていたサイモンと祐。
サイモン側は祖父の遺言によって祐へ援助をずっと申し出ていましたが、祐はそれを固辞。
その為、サイモンは密かに弁護士と通じ、祐本人には祐の祖父の遺産という名目で援助し続けていました。
成人まではという祖父との約束で。
その後、仕事でサイモンが来日したことでふたりが顔を合わせる機会が生まれました。

クーデレとツンデレの組み合わせなので続き、ウジウジっ子もおりませんしベタ甘な攻めもおりません。
個人的好みのカップルとはちょっと違います。
かなりの年の差(一回り)でひじょうにその辺りは美味しいはずが、サイモンのクーデレさでなんともストイックな雰囲気。
一回りも下なんだから、もう少し甘やかしてやって下さいよと言いたくなる(苦笑
彼はあまり恵まれた幼少時代でなかった為か、自分にと同じように他人にも厳しいのですよね。
こんな31歳はいない…(汗
サイモンの年齢については、31と書いてある時と32と書いてある時があるのですが、計算すると多分31なんだろうなあとは思います。
まあ、30代になったら1歳の違いなんてどうでも良いですよね(笑

表紙の祐は色気のある風ですが、彼女いない歴=年齢のD貞くんなのです。
でもまあこの調子でサイモンにレッスンされていけば、すぐにこんな感じになるのかもしれませんねー。

1

初読み

岩本先生の本は初めて読んでみたのですが、ストーリー重視のゆっくりとした展開にやや焦れ、300ページを超えるので読み終えるのは少々時間がかかりました。
エロスなシーンは最後の最後にあるだけで、エロスを楽しむには物足りないかと思うのですが、しっかりとしたストーリーが展開されていくので読み終えることができました。
ロッセリーニシリーズを読んでいればリンクしているところを理解できてもっと楽しめると思うのでできればそちらのほうも読んでみたいと思います。

0

シリーズ最強!

『ロッセリーニの息子』のリンク作品。
シリーズ全体でゴージャス設定で好きな方は全作品お勧めです!

自分の中で一番好きなカップルで、年の差・ゴージャスな攻め様設定×苦学生の受け。
攻め様の皮肉口はほほえましく思えるし、受けの控え目な態度いいですね!
定番ですが、攻め様が受け様に物を買って与える金持ちパターンもいいです!

リンク物だけあって、他の方々も登場してきてとても面白いです。
自分が最初にこれを読んでシリーズにはまりました。
お勧めです。

0

王道年の差ゴージャスラブストーリー‼ リンク本です

大好きな『ロッセリーニの息子』シリーズのリンク作品です。そのシリーズでも『捕獲者』の主人公成宮がこの作品でも大切な役割で登場しています。今作の主役カップル、サイモンは成宮の恋人の親友でもあり、『捕獲者』では少しだけ登場しています。2人の絡みも今作の見所です。細かい詳細を分かっていた方がより楽しめますが、あまり気にならなければ本編単独でも楽しめる作品だと思います。

今回のお話は、作家さんが、年の差で可愛らしい男の子の受を書きたかったという事で、ベタな位王道ストーリーになっていました。ゴージャスな年上傲慢攻×素直だけど芯はしっかり者な年下受の年の差12歳、足長おじさん的ストーリーになっている所も、私的に好みで大満足な作品でした。映画配給のお仕事を絡めながらストーリーが展開していく所も、色々な視点から2人の関係や葛藤が読めるので萌ポントでしたし、その映画がキーワードになって、作品の中で魅力的に描かれていたのも良かったです。

内容は、英国ロイド家当主&映画監督の孫:サイモン•ロイド×天涯孤独な専門学校生:水瀬裕の年の差&年上攻ゴージャスラブなお話です。
サイモンの亡き祖父は、高名続きな寡作の映画監督。その生誕百周年に合わせて作品を再評価、DVDの日本語版製作の契約について配給会社と打ち合わせるために来日します。そして、トラブルが起こり、通訳が急遽必要なため、将来映画関係の仕事を考えている祐に話が持ちかけられます。実は、この2人、祖父同志が親友同志で、遠い昔に出会っていたんです。サイモンが密かに援助していたのも、祖父の遺言に残されていたからでした。祐は、全く事情も知らないし、昔の大切な記憶の王子様がサイモンだという事も気がつかないまま進んでいくのも面白い所…まあ気がつかなくても当然な感じなんですよね(笑)祐に対して、いつも厳しくせっかち、傲慢で意地悪で、物事も自分を基準にして判断するし、プライドが高く皮肉屋な英国紳士なんです。
秘書のクリスに言わせれば、興味のない人は歯牙にもかけないが、好きな人は思わずいじめてしまうという可愛い悪癖だそうで…大笑いでした。
このクリスもなかなか食えないキャラでした。でも、2人のキューピット的存在だったのだは⁉と思っています。

サイモンは決して性格が悪いわけだはありません。人を心配したり褒めたり誤ったりするのが得意じゃない分冷たい人に見られがちではあります。サイモンの俺様を通り越した厳しさが、それこそ独裁者のようなのかなあとは感じました。でも、その厳しさは、祐だけでなく、他の人間や自分にも共通で筋が通っています。例えば、店やひとを外側で判断したりしません。大金持ちの美形外国人が周りも気にせず日本の下町の定食屋のメニューに舌鼓を打ったり、祐に誤りにボロアパートを訪ねきたのもだし、部屋に上がり正座ができない事を紳士的な態度で断りを入れたり、祐がいれてくれた紅茶を褒めたり…不遜な男がふと見せる、凛とした態度に、祐も見せられて、そのギャップに惹かれ心がゆれていきます。アンバランスで滑稽なのに、その差を忘れて、雲の上の人が自分の目線まで降りて来てくれたような感覚にときめいてしまう所が、本当に映画のシーンのようでドキドキでした。

この2人の急速に惹かれ合っていく様も読んでいて心地がよかったです。祐は、魅力的な相手から与えられる最悪な第一印象から始まったものの、あるきっかけで、尋常じゃなく大変な境遇を乗り越えてきた特別な男のせつない過去を知り、気になる相手として祐の中でどんどん特別な存在へと大きく変わっていく…。
サイモンも、祐が援助を断ってきた事から、生意気で可愛くない子供として認識していたのが、一緒に過ごす中で、祐の素直でいつも一緒懸命な所や、頼りなさそうなのに頑固で芯が強い所に好感をもち認めていく…。お互い気になり始めた時、衝撃的で強引なキスが2人の関係を変えていきます。まさにその展開はハーレクイン調です(笑)
冒頭で描かれた、祐の過去の話が明らかになるところも良かったです。内容は予測できるのだけれども、映画のスクリーンをかえして思い出すというドラマチックな展開がいい。そして、映画•麦わら帽子•うさぎとキーワードになっていた言葉が次々と結びついていき、ラストに冒頭のうさぎに繋がるのも心地よい余韻に浸れるお話でした。紅茶のシーンも優雅な気持ちにさせてくれるアイテムとして大好きなシーンでした。

Hシーンは最後だけなんですけど、物足らなさは感じませんでした。ネクタイを結ぶシーンや階段から転げそうになるのを助けるシーンなど、所々に2人が触れ合ったり絡まるシーンを入れてあるので、そんな些細なことが反対にエロっぽい感じで十分萌れました。もちろん最後の2人の萌えシーンは美味しすぎましたけどね(笑)
恋人同志になってからの、サイモンの心配性で過保護な可愛い一面も読めて楽しかったです。

ロッセリーニ家シリーズに負けず劣らずドラマティックなお話でした。世界を股に駆けた、映画みたいな夢のようなお話でしたけど、映画業界のお話を絡める事で現実味もあり地に足がついた作品になっていたのも良かったです。

王道年の差ゴージャスラブストーリー‼ 気になる方にはオススメします。

1

俺様

映画関係の仕事につきたいと思って専門学校に通う水瀬は、祖父の映画のDVD化のために来日したイギリス人名家当主・サイモンの通訳のバイトをすることに。
俺様外人攻めってあんまり好きでもなかったけど、2人の祖父が親友同士で、そのつながりで小さいころに出会っていたとか水瀬の祖父が亡くなってから異国から金銭援助をしていたとかの設定は萌えます。
最初はサイモンに冷たくされて嫌だったのに、睡眠不足の水瀬を見て寝かせたり何だかんだ優しい。
健気で良い子の受けがお金持ちと結ばれて…という王道ですが安定してて読みやすかったです。
他作品のスピンオフだったんですね。
支配人のキャラが気になったのでそっちも読みます。

0

なんて可愛い、俺様攻めのヘタレっぷり

俺様攻めのヘタレ化にニヤニヤさせられました。
苦手な外国人攻めなのに可愛いと思わせてもらったのも、ポイント高し。
かの名作『ロッセリーニの息子』のスピンオフ作品ですが、読んでなくても内容を把握するのに問題はないです。

BLの王道的シチュエーションがいろいろ詰まってます。
攻めが傲岸不遜な俺様でヘタレ化することもそうですが、再会モノであることや、年の差モノであることや、あしながおじさんモノであることなどなど。
受けの性格は、謙虚だけど素直で伸びやかなとっても『イイ子』で、そこも良かった。

好きなシーンは、定食屋でご飯を食べるシーンと、攻めが受けの安アパートを訪ねてきて頭を下げて謝罪するシーン。
大金持ちで気位が高くて趣味のうるさい英国紳士が、日本の庶民な空間にいるというのって、絵面を想像するだけで妙に面白いですw

1

むつこ

かにゃこさんの出番キター!w
岩本薫さんは最近読みはじめたんですが、なかなかいいですねー。かにゃこさんがプッシュされてる理由、読んでみてよく分かりました。
いっぱい積んでるので、ロッセリーニシリーズ含めて順番に読みます!
ロッセリーニシリーズは、まず評判の高いCDから聴きたいのですよ☆
ドラマCD→原作→そしてまたドラマCD、という順番が一番いいと決めつけてるんですw

これもドラマCDになるんですね!
嬉しいな。
キャスティングも、いい♪(名前見て、声が浮かぶ声優さんがどんどん増えてきてるぜ私。姐さん、私の成長を誉めてくださいw)

これも、ロッセリーニ家つながり。

【カップリング】英国名家の当主×日本人学生

英国オックスフォード郊外に広大な邸宅を構えるロイド家は
ヴィクトリア朝時代を起源とする名門。
7代目の当主であるサイモンと
ロイド家の庭師の孫 祐との身分違い年の差カップル。
ぶっちゃけ足長おじさん的なお話。

岩本先生作「ロッセリーニの息子 捕獲者」で
エドゥワールの友達として登場していたサイモン・ロイドが主人公です。
映画業界のお話が軸になっています。
超リッチな英国紳士が、ジャパニーズボーイを見初めるという
超王道ロマンチック小説ではありますが
映画業界ってこんななんだ、へぇ~という小ネタが散りばめられていて
岩本先生のお話は、王道=ワンパターン、マンネリといった言葉とは無縁です。

「ロッセリーニの息子 捕獲者」の大ファンである私にとっては
サイモンが東京での宿泊先へと選んだのは
「捕獲者」カップルが働くカーサホテル東京だったり
「捕獲者」でのエピソードの弁解をする機会をサイモンに与えてあげてるとことか
「捕獲者」カップルの幸せそうなその後も伺えたし二度おいしかったです。

1

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