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表題作好きなんて言えない!

日比野薫,27歳,取引先のキャラクターデザイナー
蓮沼雄生,32歳,大手菓子メーカーの若きエリート

あらすじ

背が高くて精悍で、同性も羨む男前。そんな若きエリート・蓮沼(はすぬま)が取引先のデザイナー日比野(ひびの)に一目惚れ! 年下だけど有能な日比野は、人懐こくて容姿も涼しげ。本音は抱くより抱かれたい──そんな欲望を持つ蓮沼に、日比野の態度は期待したくなるほど思わせぶり。真意が掴めないまま日比野と飲みに行った蓮沼は、翌朝見知らぬホテルで、なんと裸の日比野とベッドにいて…!? 
出版社より

作品情報

作品名
好きなんて言えない!
著者
いおかいつき 
イラスト
有馬かつみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199004841
3.3

(15)

(0)

萌々

(7)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
48
評価数
15
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

こういう受いいなー!

表紙や口絵カラーを見たらおそらく9割の人が黒髪の方が攻!って思うでしょうが、実はこれ反対なんですよ、美人系の茶髪の方が攻で男前系の黒髪の方が受なのです。
そう思うとそう見えてくるから、その辺は挿絵の有馬さんの匙加減も絶妙。

製菓会社に勤めるやり手エリートリーマン蓮沼〔受〕はゲイなんですが、今まで付き合ったのは年下の可愛い系ばかりで己がリードして抱く側で、抱かれる側に回った事は一度もないんですが、内心は男を抱くのではなく抱かれたいと思ってます。
そんな彼が仕事上で出会ったデザイナー、日比野〔攻〕に魅かれてしまうんですが、この蓮沼が可愛い!
会社では仕事が出来る信頼出来る上司でありながら、日比野に貰った彼デザインのボールペンを使えずにそれは取っておいてもう1本同じ物を買ったりとちょっと乙女入ってるよーーって位に可愛い。
日比野は、蓮沼が自分を好きな事に気付いていて、目出度く相思相愛となって蓮沼は日比野に抱かれる事に。
初めて男に抱かれるとバレると面倒くさがられると思って必死で慣れている振りをする蓮沼が可愛い、そしてそれが日比野にはバレちゃてるのもまた可愛い。
外見は男らしく仕事も出来る蓮沼ですが恋愛面に関してはひじょーに可愛いです、そのギャップがたまらんです、ギャップ萌え!
日比野は恋人同士になった後にやたらに蓮沼を可愛い可愛いって言うんですがそれも納得の可愛さです。
挿絵の相乗効果もあっていやー、いい男前受(でもちょっぴり乙女)でした。

2

ギャップ好き

一見、攻な方が、実は受というのは、なんとも素敵な設定です。
抱かれたいと悩む姿がたまりません(笑)

大手企業で責任ある立場であり、結婚したい男と言われる蓮沼は、
取引先のデザイナー、日比野に一目惚れをしてしまう。
今まで、付き合った相手からは、求められるままに攻をしてきたけど、
本当はずっと、誰かに抱きしめられたい、受側をしたいという
気持ちを隠してきた蓮沼ですが、
日比野には彼女がいるらしいということもあり、
ノンケであるだろうと諦めていたところ・・・

というものです。
設定の大好きだったのですが、ちょこっとラブが薄いかな~と感じました。
会社もので2人とも働く男であったので、
仕事メインを読みたいときには良いかもしれません。

2

まさかまさかの...

こっちが受ですか~!?
それを狙って書かれたみたいなんですが、表紙を見ても
口絵のカラーイラスト見ても、まさかこの受・攻設定だとは
誰も想像しないと思います。
なので、本編の挿絵見てビビりましたww
『主任、そんな顔と体で受っすか!?』って感じですね。
個人的に体格逆転カップル好きなんで全然大丈夫、って言うか
逆にこの見てくれで乙男(オトメン)なとこに萌えるww
でも、万人受は無理だろうなぁ...
読む人選びそうな設定です。

大手菓子メーカー主任の蓮沼が恋した相手は5歳下の正統派美青年
デザイナーの日比野。
でも、彼はゲイでもなけりゃ、彼女もいる。
一方、蓮沼はジム通いをして体を鍛えてはいるものの、実はゲイで、
おまけに抱きたいのではなく抱かれたいと常々思っている。
ある日、酔いつぶれて目が覚めたら、介抱してくれた日比野と
同じベッドで...ってよくあるパターンですが、
この挿絵見ただけだと、無防備に乳首がのぞく肌に抱きたい欲求を
抑えられない攻って感じなんですが、ところがどっこい
キレイな乳首を披露してるのは攻様で、その体より立派な体格して
抱かれたいと思ってるのは受様で...って完全体格逆転カップルです。
しかも、エチの時でも『日比野君...』『きみは...』って呼び方するのが
なんともストイックでエロいですよねぇ~

そして、あっさりオトメン過ぎる蓮沼の行動に陥落したノンケの日比野。
見事にかわいい連発してラブラブです。
続編「好きにしかなれない」では、ちょっとオトメンぶりが
ウザくなってきた頃に、仕事がたてこみ男らしさを取り戻す蓮沼。
ダラダラと甘々な続編じゃなくて、仕事出来る男のメリハリを書いて
くれたことで、飽きることなく読めたと思います。

1

大胆な設定

BL作品は色々読んできましたが、この二人は新鮮でした。あらすじだけさらっと目を通してカップリングを知らずに読んでみたら…なんと、そっちですか!笑

攻/受が想像と違うと、驚きの余り途中で萎えてしまうこともあるのですが、この作品はそんなこともなく「…アリだな」と思いました。むしろ蓮沼のような嗜好の男性がもっとBL作品にも居るべきなんじゃないかな~と。確かに乙女なんだけど全然ナヨナヨしていなくて、最後まで男性としてもサラリーマンとしても頼りがいがあって魅力的なのが良かったです。

絆された側の日比野視点のお話も読みたかったなぁ。

1

2人のギャップがカギ

いおかいつき先生の2008年作品。
いおか先生といえば「リロード」シリーズ。攻め気質の描写が上手いイメージですが、この作品は一味違います。

「男」としての理想的なルックス、仕事での能力、周囲からは「理想の結婚相手」として見られるモテ男としての自分…
だが、本当の自分は。
ゲイで。
しかも「抱かれたい」側なのだ…

…という物語。
ゲイである事も、「受け」志望である事も、隠して生きる雄生(ゆうせい)。
仕事で知り合ったデザイナーの日比野に一目惚れ。
雄生としては仕事関連の取引先、という距離感を意識しながらの接点だったが…
コレ、日比野の方がグイグイ来る展開で、生きづらさを抱える雄生にとっては救済的なストーリー。
読んでて面白いのは確かなんだけど。
こんな事ある⁈
って冷静になってしまう。
ノンケの日比野が、自分に頬を染めるオトナの男・雄生をオスとしてgetする…
面白がってるとまでは言えないけど、なんか2人の始まりがイマイチ納得できない。
一冊通じて一応日比野も雄生に本気という設定ではあるけれど。
雄生の行き過ぎた健気さ、献身、一種の卑屈さを感じてしまった。
日比野が爽やかな好青年の第一印象に対して、実際はプチS、言葉責め、焦らし大好きみたいな人物だったのも拍車をかけたかも。
結論。
(私のとっては)雄生のギャップはいいけど、日比野のギャップはイマイチだった。

攻め的ルックスの雄生と、受け的ルックスの日比野の挿絵は非常にいいセンをついていてとても良かったです。

1

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