お気に召さないまま！？

良くも悪くも王道

城戸高明（全てにおいて完璧なカリスマ生徒会長）×月村史音（会長に片思いしている　誤解からアンチ会長派の代表にされてしまう）

生徒会長・城戸に憧れ片思いしている史音ですが、友人にからかわれてついムキになり「会長なんて大嫌いだ」と言ってしまいます。運悪くそれを会長本人に聞かれてしまった上、学校中で史音が会長を嫌っているという噂が広がってしまいます。そんな状況に落ち込む史音ですが、ある日突然父親が会長を家に連れて来て、（ある理由から）今後家政夫として一緒に暮らすようになったと知らされます。

何か良くも悪くも王道!っていう感じの作品でした。何か昔こういう話読んだことあったなぁ…としみじみ懐かしい気分にさせてもらったのですが、逆に言えばそのイメージから全く外れないというか、最初から最後までデジャヴな感じで意外性などの面白さは一切感じられませんでした。どうせなら城戸がもうちょっと変態キャラだったりとか、城戸の親友・羽澄がもっと状況を掻き回してくれるとか、何かアクセントがあった方が楽しめたんじゃないかなぁと思いました。ストーリー全体もちょっと古臭い感じがしましたし、Ｈに関してもいたって普通…。う～ん何か萌えポイントを探すとしたら、家政夫として家事（料理）をする城戸がエプロンではなくかっぽう着を着ていたという点でしょうか。

ただ以前ある雑誌で好きなキャラランキングみたいなものをやっていて、１位になったキャラが出ている作品を読んでみたのですが（それも生徒会長ものだったような気がします）、私にとってはちょっと物足りない印象で作品自体にもそれほど入れ込めなかったんですよね。この作品を読みながらそのことを思い出しました。ただ単に相性があまり良くなかっただけなのかな!?