世にも稀な不運男と幸運体質な男が接近すると?!

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表題作幸運的生活のススメ

高澤葵・院生
榛原美貴・ケーキ屋バイト・20代後半

あらすじ

稀に見る不運体質を背負った男、榛原美貴。
東京で勤めた会社を四つも潰した彼は、地元に戻って弟の経営するケーキ屋「ヘーゼル」でアルバイトをすることになったけれど、今度は店に閑古鳥を呼び込む始末。
不運男はどこまでも不運なのか―と悩む美貴は、ひょんなことから正反対の幸運体質を持つ高澤葵と出会い、一緒に住むことに。
その日々の中で惹かれあっていく二人だが、美貴の不運と葵の幸運が相まって、二人の日常はトラブルばかりに!?

作品情報

作品名
幸運的生活のススメ
著者
滝井ルカ子 
イラスト
橘瑞樹(橘水樹)  櫻林子 
媒体
小説
出版社
メディエイション
レーベル
Hugノベルス文庫
発売日
ISBN
9784870318496
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

不運男・美貴(よしたか)30才の不運の列挙に驚きました!

初作家・初出版社・初作画家さん。
表紙絵とタイトルとあらすじで、手に取った作品でした。
流して読んだので正確かどうか?攻めは受けより6~7才下です。

始まりは、弟がオーナーの人気ケーキ屋さんに、東京から無職となって帰ってきた不運男・美貴(よしたか)が暇でため息をつく所から。
幼なじみで弟嫁を絡めて、美貴が幼い頃からの不運話語りが20ページ強続きます。
今も人気店にも関わらずお客さんはいないし、店先で工事車両からの油の臭いが充満してきて、久し振りに入ってきたお客はヤクザで!
評判のケーキに文句を付け吠え立てて、華奢で弱虫の美貴はしどろもどろ・・・
【居候には逆らえない/中原一也】の葉山悟くん同様、涙を誘いました(苦笑);

そんなピンチに現れたのが、攻めの葵(あおい)!
でも強い訳じゃない。
誰しもが惑う柔和な微笑みと声にヤクザも愛想良く去り、気が付けば、油の臭いもいつしか消え去り何やら芳香が・・、テーブルにお客が、ケーキのケースには列が出来ている、幸運を味方に付けた男・葵でした!
驚く美貴に、幸運男・葵は「自分は上げチンなんです」と交際を申し込んできたが!?

本当に葵と一緒の時には、美貴は不運な事が起きないんです。
ちょっと葵と離れた隙に痴漢に遭ったりするし・・・
もしかして俺、葵の幸運目減りさせている?と健気さもあり。
でも、葵は葵なりに苦労があって、その1つ、葵のストーカー・すし屋の村上が放った「凍った烏賊攻撃!」には、イラストがちょうどあって、大爆笑させて貰いました!

近隣で起きる連続事件、葵の強モテ兄の登場、美貴が12年前に描いた絵と葵の関係(早熟葵が惚れた相手は美貴?!)などの枝葉があって、不運続きでへなちょこ美貴が自分を元気にしていくストーリーでした。
Hシーンは無いのですが「痕付け」がかなり印象深かった~!
葵の「痕付け」は美貴にとって「聖痕(スティグマータ)」なんだよ♪
読み終わってからも、葵の不思議さは解消しなかったです。

イラストかなり好きです。
肩の凝らない、におい系BLギャグ枠ですた^^b

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安心して読める少女漫画風ラブコメ

攻めが普通にいい子です
強気な義妹や葵の超ブラコン兄貴といった脇役にも、もっと魅力があれば良かったと思います
リストラされた元ホテルマンのおじさま・二階堂氏はユニークでいいキャラ設定だと思うのですが、あんまり出てこなかったですし……

エロはあってもなくてもいいタイプなのですが、この話では朝チュンでもいいから見たかったかな
あ、件の兄貴のスピンオフはいいですw

レーターさんは「優しい竜の殺し方」の人です
最後にちょっとだけ4コマも載っています

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