禽獣の系譜 下

kinjuu no keifu

禽獣の系譜 下
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
35
評価数
8件
平均
4.4 / 5
神率
62.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸ノベルズ(小説・白泉社)
発売日
価格
¥543(税抜)  ¥586(税込)
ISBN
9784592862178

あらすじ

あの「渋谷抗争」から2年が過ぎた。
20歳になった木賊烈は大学に通い始め、友も得る。
黒羽周次も青龍会の頭として、鵙目夏彦を右腕に、広域暴力団天堂会の巨額な金を動かし、多くの男達の絶大な信奉を受けていた。
深く結ばれた烈と黒羽だが、黒羽に偏執的な思いを抱く赤木や、烈を諦めない平山が現われ、烈はさらに「極道」の世界に絡め取られていく…。

表題作禽獣の系譜 下

ヤクザ 黒羽周次
大学生 木賊烈

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レビュー投稿数2

意外な展開の連続

周次のもとで一緒に生活をするようになった烈。
大学にも通いはじめ、弱い自分を変えようとの努力もありだいぶ成長したように思えました。

周次も烈を大事にしてはいますが、それが慕情なのか家族としての愛情なのかは最後まで分からずじまいでした。
でも、どちらであっても烈にとっては周次が傍にいることに意味があったのだと思います。

最後にとった烈の行動の良し悪しはあれど、烈がどれほど一途に周次を思い寄り添っていたかったかが伝ってきて切なかったです。
893の家に生まれ友達もできずいつも独りで寂しかった烈にとって、周次は烈の帰れる唯一の居場所だったんですね。

黒羽の息子(ゆきまさ)と烈との絡みについては、烈がゆきまさに執着した理由がいまいち分かりませんでした。
やはり周次の面影を見ていたのでしょうか。
だとしたらゆきまさは少しかわいそうかな・・・。

下巻全体の感想としては、意外な展開の連続で、「そうくるか~」と何度もうなってしまいました。
恋愛感情、家族愛、尊敬、憧れなど様々な感情で絡みあい葛藤する人間達の生き方が裏社会という舞台の上で描かれていて重いけどすごい作品続きでした。
読んでよかったです。

1

2度は読まない類の本です。1度読めばかなり強く心に残る。

極道の組長のひとり息子として生まれながらも
闘争心がなくゲイとして育ってしまった烈。
父親の死後、抗争に巻き込まれて堕ちていくお話。

極道の世界の中で烈がゲイであることをマイナスとして
書かれているんですよね。
ちっとも報われない・・・。
憧れ、愛し続けた黒羽に抱いてもらえるようになっても烈は
どこかかわいそうに見えた。
最後まで黒羽の気持ちは、はっきり見えなくて
読んでいて悲しかったです。

大人になれるかなと、自分の将来に不安を抱いていた17歳の烈は
少し歳をとり大人に見えたけど、ひな鳥のままだったような気もします。
小さい嘴と鍵爪を持って必死に極道の世界を飛んでいたけど
禽獣の巣の中ではあまりにも非力で、心までも弱かった。

上下巻読んでも、誰も満たされることのないお話でした。
あとがきの花郎さんの言葉にもありましたが
極道を正当化することなく、シビアに極道モノでした。
孤独の連鎖で極道はつながっているのではないでしょうか・・・

1

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