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カフェラテ・ラプソディ

caffe latte rhapsody

咖啡拿铁狂想曲

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表題作カフェラテ・ラプソディ

乙女な男子大学生 津田マクライド恵人 (19歳)
気後れ年上 チビでそばかす書店員  芹沢基(23歳)

その他の収録作品

  • おまけ。
  • あとがき

あらすじ

芹沢基はチビでそばかすの書店員。そんな彼が、時々お店に顔を出すノッポの青年とふとした事で知り合いに。皆が避ける程の超強面の青年は、実は少女のように可憐な性格で…!?
乙女な男子攻×気後れ年上受の心が温まる少女漫画のような恋物語

作品情報

作品名
カフェラテ・ラプソディ
著者
川唯東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862634306
3.9

(55)

(21)

萌々

(13)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
213
評価数
55
平均
3.9 / 5
神率
38.2%

レビュー投稿数22

なんてかわいい大型犬!

とんでもなくかわいい話だった。
書店員である受はたまに店に来る大学生がなんとなく気になってならない。出会った初めは腰が抜けたくらいコワモテに見えた攻だが、中身がなんともかわいい純情少年だったから。
なんてところから始まる話は、最後まで頬が緩みっぱなしのかわいさ!
受もまっすぐなところがあって等身大でかわいいけれど、それ以上に攻が転げ回るほど萌えー(笑)
色んな国のミックスである攻は背も高くて、2人が並ぶと小学生と大人ってカンジ。もちろん年下の攻のほうが大人(笑)
ノッポで顔もすごみがある攻がその見た目だけで誤解されるけど、本当は純朴で心優しい。そこに受がひかれる。
いろんな偶然が重なって2人はなかよくなる過程が丁寧に描かれいて、その会話1つキャラの表情1つにニヤニヤしてしまった。
初めてのエロシーンが描かれていなかったのはすこし残念だが、もともとゲイである受と恋人が出来るのも初めてという攻だからか、恥ずかしくてパンツが脱げない攻とそれを脱ごうよーとパンツを引っ張る受というコネタなエピソードは激しく萌えた(笑)
恋人同士になってからの攻くんはとんでもなく甘ったれでかわいく、読んでいる方がしあわせな気分になれる。
今回かわいいという言葉を何回つかったか(笑)しかし、癒される作品であるのは間違えない!

4

まさにカフェラテ色

「少女漫画のような恋」という銘打ちになんとなく遠ざけていたのですが…
あまーい少女漫画のようでいて、恋愛特有の狡さとか、コンプレックスとかの苦さが絶妙に加わっている秀作だと思います。
まさにカフェラテ。
「カフェラテ色の宇宙」というネタも随所によく生かしてあるのがいい。

たしかに男の子が両方とも、オンナノコのような乙女な性格でもあったりするんだけど…
でも、外人で日本語がヘタだから引っ込み思案に…という設定のケイトを考えれば、納得。
そんなケイトと一緒にいて、優しい性格が引き出されて、芹沢が同じような雰囲気になってオンナノコっぽくても、なんか納得できちゃう。
最初は芹沢の「いい子ちゃん」加減がちょっと鼻についたのだけど…
元彼の白石が出てきて、単に芹沢が笑顔ばっかりの人じゃない、ということが出てきたあたりから印象が一変しました。
芹沢の、いつも笑っているけど心の中は結構卑屈、ってあたりがリアルでとても好き。

あまーい気分にさせながら、
要所要所でグサグサと心をさすシチュエーションに泣かされました。
二人の関係を「これ以上どうしていいかわからない」と言って停滞するあたり、とてもリアル。
何度読んでも心に突き刺さります。
でも最後はほんわりと、しっかり癒してくれる秀作です!

4

ちょっかいを出したくなる気持ちが分かります

津田・マクラウド・恵人(大学生 背が高く目つきが鋭いが実際は乙女)×芹沢基(書店員 ゲイ 自分の見た目にコンプレックスがある)

恵人のイカツイ見た目に最初はびびっていた芹沢ですが、話をしてみると全く正反対のまるで小動物のような可愛い人柄に惹かれていきます。一方恵人も見た目にこだわらず優しく接してくれる芹沢に惹かれていて……

ストーリー自体もほのぼのしており、それに加えて恵人と芹沢の可愛いカップルにほんわかと癒される作品でした。特に見た目を裏切る恵人の乙女ちゃんぶり(ヘタレともいいますが そのくせちょっとした仕草にタラシの要素あり)に母性本能がくすぐられっぱなしで、こりゃあ芹沢でなくてもほっとけないわな…とリリちゃん(♀ 恵人の幼馴染 しょっちゅう恵人に文句を言っているが実は…)や白石(♂ 芹沢の元カレ 二人にちょっかいをかける)の気持ちがよく分かりました。

2

感動で泣く。

かなり落ち込んだ時に手に取ったのが未読のこの本でした。
外見で誤解されてしまいがちなピュアな心を持った恵人と自分に悲観的で人にはとても優しい芹沢とのラブストーリーなのですが、出会い・きっかけ・付き合う・セックス・諍いの全ての流れが自然で説得力があり、自分の心にすんなり入り込めるものがある。
直向きに芹沢を愛す恵人に今まで我慢していた淡く儚い想いを開放していく芹沢の葛藤がいい。最後はもうカップルというより夫婦みたいに思ってしまうぐらいラブラブ。
読んで浮かぶのは、おじいちゃんとおばあちゃんが手を繋いでニコニコと楽しそうに話してる姿を見た時の、あの嬉しさに似てるんです。ほわっと気持ちが楽になる。
とても可愛い話だけれど、可愛いだけじゃないものも詰まってる。
こういう人と出会って一度でいいから恋をしてみたいものです。
良い作品過ぎる。
…読後、ほろっと涙が出た。

2

可愛いけれど切ない!

書店店員の芹沢はある日強面の大学生ケイトに出会う。初めはその迫力に怖がっていたものの、書店で会話を交わすうちに外見とは違う、ケイトの内面の可愛さに気付いて…。
発売して大分経ちますが、お気に入りなのでレビューします!

受け、芹沢はチビでそばかすで過去ひも同然のダメ男とばかり付き合ってきた。その経験がある分、奥手なケイトを引っ張っているのが可愛かったー。余裕があるふりをしたり、誘ったりするのがたまらなかった!攻めより経験豊富(淫乱とかではなく)な受け最高。自分に自信がもてないせいで、ケイトに正面からぶつかれずに苦悩する姿はすっごく切なかった!
攻め、ケイトはその迫力満点の外見と大人しい性格が原因して、実は超乙女!恋愛慣れしてない分、必死に芹沢にぶつかっていくところや、スキンシップ過多で、本当に芹沢が好きなんだなーとにやにやしました。乙女なりに、きちんと芹沢を支えるとこはかっこよかったし、「ハッピーエンドの恋をしてね」はすごくよかったー。書き下ろしで迫ってるとこも可愛い。

全体的にほのぼのラブコメで、読んでて幸せになれる本でした。それでも、二人が一生懸命悩んで、ぶつかって、愛情を深めていくようすも丁寧に描かれていたので切なさもすごく伝わってきた。結局何にも出来ない、と芹沢が泣いちゃう場面は感動して一緒に泣けてしまった。
キャラクターもお話の流れも素晴らしい、甘さも切なさもじっくり描かれている、本当に良い作品だと思います!

2

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