薔薇色の人生

薔薇色の人生
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神70
  • 萌×216
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

218

レビュー数
24
得点
424
評価数
94件
平均
4.6 / 5
神率
74.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥1,100(税抜)  ¥1,188(税込)
ISBN
9784862634221

あらすじ

愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた。彼のために生きることを誓う百田だったが…。ひたむきな恋がすべてを変えていく。大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!
 書き下ろしショートつきv
出版社より

表題作薔薇色の人生

百田保男(モモちゃん),前科持ちの風俗店のマネージャー,36歳
浜渦論(ロンちゃん),刑事,30歳

その他の収録作品

  • 年上の恋人
  • 後輩の恋人

評価・レビューする

レビュー投稿数24

全力疾走で読み終わりました

木原音瀬さん、全部読み切ったのは「美しいこと」でした。
はらはらどきどきの展開でしたが、読後もやもや感が残って。

ですが、こちらの作品も気になっていて思い切って読みました。
読後はなんともいえない暖かな気持ちになりました。
途中まで、読みとおせるか不安でした。
モモちゃんは前科者で、ロンちゃんとの最初のからみまでに
親は死んでるし、友人と思っていた人から、もう二度と顔合わせくないって言われて、たった一人の肉親、お兄さんからも絶縁されて
死のうと思って全財産はたいて覚せい剤買ったのに死にきれず
おしっこやうんこ漏らすし。これってBLなのかしらと思いました。
しかし、物語に引き込まれて、モモちゃんが泣くときに
私も、思わずもらい泣きしてしまいました。
モモちゃんはHのときは攻めだけど、ロンちゃんの嫁ですね。
いつまでも、ロンちゃん一筋でご飯作って待ってるんだろうなあ。
皆様にお勧めいただいて、本当にありがとうございました!

5

こんな愛があるのか?

神、一択。それしか言えない。
弱く流されやすい性格の成れの果て、前科3犯でシャブ中のモモと、偶然モモの自殺を止めた真面目警官、浜渦論(ロンちゃん)。
この2人の馴れ初めはモモの酷い八つ当たりの強姦。そのまま脅して関係を続ける。そして2年、3年、4年…
モモの、自分がロンちゃんに相応しくなくて、でも別れられなくて、それなら一度でも役に立って死にたいって思う気持ち、胸に刺さる。
人と人の結びつきって何だろう…
無償の愛って本当にある?恋人でも、子供でも。
自分を好きになってくれたから。困っている時に助けてくれたから。成績の良い子だから。よく言うことを聞く子だから。
自分がいないとダメな人だから。自分の方が優位に立てるから。尽くす自分に酔えるから。
そして本当に命を賭けて、死にかけるモモ。
ロンちゃんは言う。
『役に立っても立たなくても、そんなことどうでもいい。どうでもよかったのに…』
読んでるだけで救われるんです。無償の愛を信じられる。

「年上の恋人」
ロンちゃん視点。モモに惹かれていく自分。ほだされただけなのかも知れないけど。
そばにいて安心できる。会いた続きいと思う。悪いことから守ってやりたい。警察の殺伐とした業務からの転換には、全身で愛される事が必要だった…
先輩刑事にキッパリ言う。『彼は僕にとって、必要な人なんです』

「後輩の恋人」
先輩刑事、甚呉の視点。
ロンちゃんの相手を知って引くんだけど、お互いが本気も本気、退職後の結婚(養子縁組)まで考えてること、モモがほっとけないオーラを出してる事、こいつとならそういう風になるか、と納得したり……などを感じ取るお話。

人の出会いの不思議。縁の有り難さ、同時に恐ろしさ。
自分のエゴ。(愛に理由を付けていないかどうかを突きつけられる)
間違いなく神作品の「薔薇色の人生」。老若腐女子、みんなに読んでいただきたいです。

7

登場人物が凄く愛しい

この作品大好きで、付箋貼ったりよれたりと、人に貸すのが恥ずかしいくらいボロボロになってしまってます。
物語を総括して言うならば、まさにタイトルの通りです。

どんなに取り柄のない人間でも
どんなに病気や身体が不自由でも
どんなに外見不細工でも
どんなに年を取っていても
どんなに性格が悪くても
どんなに狡くて卑怯でも
どんなに強引で自己中心的でも
どんなにしょうもない人間でも

そして過去にどうしようもない罪を犯してても、それら全てを包み込んでくれる、愛してくれる人間が押しつけがましくなく、ごくごく自然な流れとタイミングで恋に落ちるという木原マジックの不思議。

主人公のモモは、前科三犯、シャブ中のゲイ。
過去に類を見ない、どうしようもない男っぷり大発揮でした。
しかも不細工。勤め先はデリヘルのマネージャー。
対するお相手は、融通も冗談もきかない真面目一辺倒な刑事です。
もう、ね……もう、もう……とにかくふたりの恋が一生懸命で、甘く切なくて。なによりも、モモが健気でいじらしい。
こんなしょぼいマダオなのに、多分実在したら私も可愛いと思ってしまう。
続き優しさがぎっしりと詰まったお話です。

木原さんにしては、びっくりするような糖度。

5

不器用な二人の可愛いお話

前科もちで家族も家も失った百田と百田の自殺を食い止めた刑事(論ちゃん)のちょっとアンバランスな恋のお話でした。

モモちゃんはとにかく優しい。
自分に自信がないけど論ちゃんに嫌われないように必死に更生し、論ちゃんの役に立ちたいとちょっと無茶もしちゃうくらい、論ちゃん一筋。
不器用だけど憎めないおじさんです。

一方の論ちゃんは、恋愛経験もなく、とにかく人付き合いが下手。
真面目な公務員なのに掃除が苦手でいちご牛乳が好きというギャップが可愛かったです。
しかも結構嫉妬深い(笑)

切なさもあったけど、終始ラブラブだったんじゃないでしょうか。

1

ただ、無条件で愛されること

目が‥目が本気で溶けるかと思いました。泣きすぎて。
私の中で「神」の中でも最高峰です。
ドラマCDを聴いて原作へ。

本当に「どうしようもない」クズな人生を歩んできたモモ。
堅物で「空気が読めない」ロンちゃん。
「悪いことをしたら、とロンちゃんがいなくなる」から、
ただ、それだけに縋って生きようとするモモ。
想いが通じてからも、自分にロンちゃんは釣り合わない、
自分の幸せはロンちゃんの幸せを食い潰した結果なんじゃないかと
思いつめるモモ。
モモの自己評価の低さに胸が痛くなります。
モモにロンちゃんを出会わせてくれてありがとう。
私も神様にそういいたいです。

同時収録の「年上の恋人」はロンちゃん目線で、
出会いからロンちゃんが恋心を自覚するまで語られていて、
モモに「ラブラブじゃーん」と小突いてやりたい気がします。

4

今回も泣かせてもらいました

やはり木原さん。刹那的な恋愛ではなく、数年後の二人の姿もきちんと想像できて、そしてその二人が一緒にいるんだろうなーと安心して想像できた。

モモがロンちゃんのこと好きで好きで、そんなモモに寄り添っていると、こっちまで泣けてきた。ロンちゃんに「話があります」と言われただけで、別れ話だと勝手に考えてぼろぼろ泣くモモ。可愛すぎる。自分がロンちゃんの足かせになっていると考えて、身を引こうとするんだけど、別れたことを想像するだけで、「だめだ。俺。別れたくない。ロンちゃんと別れたら、死ぬ」と泣く。もう、こっちまで泣ける。

真面目で冗談を言わない、そんなロンちゃんが、モモのことを好きだと自覚して、モモのことを大切にしている様子がとても良かった。「刑事は辞めません。けと、百田も手放しません。彼は、僕にとって、必要な人なんです」かっこいい。
ひたむきな思いは、人を変えていくんだなあ。さすが、木原さん。最高!!

4

大好きな作品

木原作品の中でも大好きな作品です。

「痛さ」で有名な木原さんですが、どの作品にも根底には無条件の優しさが流れていると思う。
欠点ある人間を決して否定的に描かない木原さんご自身の優しさはもちろん、恋する主人公2人の関係性がそう感じさせるのだと思っています。

この作品はその特徴が顕著で、攻は元犯罪者、現在は風俗店勤務のどうしようもなく馬鹿な男。
はじめは手籠め同然に受と夜を過ごしますが、次第に情が湧き、やがて恋をします。

読んでいて愛おしい気持ちになる、とても素敵な作品です。

5

向田邦子のような・・・

BL作品を購入するときは、こちらのサイトのレビューを参考にさせていただいております。けれど、総合評価、神得点数は新しいものに偏りがちで評価を鵜呑みにできない面もあると思っておりました。
名作ひしめく木原作品の中で、このお話は人気度が高く位置されていますが、解説を読むとどうにも不条理で納得できない・・・。私はこの本を手に取るのを後回しにしていました。
ところが、昨夜に読み始めると、笑い、泣かされました。
人生の中での岐路が少しずつ掛け違っていくことが重なる、違った先での人との出逢い、感情の芽生えがコミカルに描かれておもしろくて、文字を追うスピードが速くなります。
木原作品の中では「秘密」「箱の中」が好きだった私はそれまで愛読書にしていた中村文則より良いのではないかと勝手にほめたたえておりました。この「薔薇色の人生」はなんとなく向田邦子系・・・。何気に家族の情が描かれていたりして、お話の中いっぱいに人間臭さが充満しています。
自分の愚かさのために堕ちてしまった男を主人公に据えてはありますが、悲惨や悲哀、悲恋に振り回されるイタいお話ではありませんので、文字が好きならどんどん読んでい続きただきたい小説です。(落ち着いて考えるとバカバカしいほど相思相愛になっているカップルのイタさはありますが・・)
挿絵の話になりますが、ヤマシタトモコさんに関しては斬新なストーリーとキレキレのセリフのイメージが強かったのですが、こんなに画の上手い漫画家さんだとこの挿絵で知りました。121pの主人公のズボンの縫い目と構図にドキリとしました。
木原音瀬さんの小説を読んでいて、挿絵を描かれる漫画家さんのイメージとピタリ添うと感じてしまうのは、私がすっかり木原ファンとなっていまっているからでしょうか。

6

表紙が手招きしてくれた

まだ木原音瀬先生の事を知らなかった頃のこと。
BLは、漫画ばかり読んでいて、小説はあまり読んだことが無くて。
食いもの処明楽、でハマったヤマシタトモコ先生の表紙に、自然と手がのびました。

まだBL超初心者だった私は、その頃は漫画や小説の淫靡な表紙が恥ずかしくて。
おとなしめな表紙のものばかりを買っていました。
小説だけど、ヤマシタトモコ先生の描いた微妙な距離感の二人。
しかも、なんとも幸せそうな二人。

その日は財布にお金があまり無くて、これを買ったら数十円しか残らない…。
なのに、買っちゃいました。
私がBL小説にハマったキッカケの一冊です。
もしもこの作品に出会わなければ、この後に読む数々の作品にも出会えなかったかも?


ここからはネタばれです。


たいがい読んでいると、二人のどちらかにより感情移入するのですが。
はじめはとにかく、モモちゃんにめろめろになりました。
でも、何度か読むうちに、ロンちゃんにもめろめろに!

不細工でダメ男などうしようもない主人公のモモちゃん。
二人の、甘さなんか欠片もないレイプに近い始まりの関係。
続き衝撃的でした。
これは有りなのか?!と驚くBLらしからぬワールド。
ところが、読み終えた時には不細工なダメ男が、可愛くて抱きしめたくなる存在に!
お兄さんやその妻子とのエピソードなんか、泣けて泣けて仕方なかった。
ロンちゃんにも、自分のしている事を自慢げに話したりしない男前さ。
モモちゃん、カッコいいー!

とにかく、目から鱗がポロポロ落ちまくりな主人公で。

そしてロンちゃん。
病院でのモモちゃんへの言葉、本気でわんわん泣けました。
ロンちゃんて、なんて男前なんやー!って感動しまくりで。
恋するロンちゃんの気持ちがイマイチ信用されないくらい、モモちゃんはダメ男な訳ですが。
ロンちゃんにはかけがえのない存在。
言葉少なに愛を語るロンちゃんの真面目さが、ド直球に伝わりました。
焼きもちやきなロンちゃんも、キュートで抱きしめたくなりますし!

すでに出会って6年ていうはじまりも、暴力的な話もめずらしいし。
ヤクザ、刑務所、ジャブ中、レイプ、自殺、殺人、警察、デリヘル、密造、密売…。
扱う内容は暗黒世界なのに、最終的にホンワカした気持ちになるという。
不思議な世界観。

この後に一般小説売り場で、さらに木原音瀬先生の箱の中、に衝撃的に出会うのですが。
木原音瀬先生の本は、読みはじめは?が沢山飛ぶのに。
読後感のあの染み入る感動がたまりませんね。
まだ先生の作品は三分の一も読めていない状態ですが。
これから読むのが楽しみで仕方がないです。

後に、薔薇色…はCDも買いました。
これも素晴らしかったな。
二人の声もぴったりで良かった。
おまけの小説も、お喋りCDも楽しくてお得でしたし。
ヤマシタトモコ先生のCDジャケットも素晴らしいし。
小説も、ヤマシタトモコ先生の絵に目が止まらなければ、この作品に出会えなかった事への運命を感じます。

薔薇色の人生は、私にとって、新しい扉を開いてくれた宝物な作品です。

5

痛いのに中毒

こうまでダメダメな男を主人公にしたBLって、ないですよね。
それなのにモモが可愛くて、いらいらさせられて、どうにかして幸せになってもらいたいと願わずにいられない。

現在の話から過去へ、過去からまた現在へと、話を振り回しているようですが、そうすることによってお話が膨らみ、ただ現在に続く過去を振り返った話といった単純なものではなくしているところがすごいです。

モモ視点の本編だけでもけっこう幸せな気持ちにさせられましたが、ロン視点も用意されてあり、これが作品の深みを増しているように思えます。
チラっと出る脇役の甚呉先輩の出番も徐々に増えてきて、最後には甚呉視点のお話を載せてくださるあたりも、読み手の気持ちがおわかりだな~と嬉しくなりました。
出てくる4人の男のイメージもヤマシタさんのイラストにピッタリ。
ただ、ロンちゃんは黒髪とあったので、モモとロンの髪色が逆だったらなおよかったなあ。
表紙もね、これBLじゃないよ。でも木原さんだからどんな表紙でも売れるんだよね。
なんて思っていたのですが、読み終えてあらためて表紙絵を見て、じんわり涙ぐむほど、この二人の雰囲気が顕れて続きいる素敵な絵ということが判りました。
人を愛することって・・・ほんとに素晴らしいなあ。

木原本を読むのに毎度躊躇するのは「かなり痛いらしい」という情報に怯えることも然ることながら、読んだらしばらく他作家さんの作品を読む気にならなくなりそうだからなのです。

7

皆寂しくあたたかい

最近読みたくてウズウズしている木原音瀬さん小説。
それに加えて、大好きで止まないヤマシタトモコさんの挿絵と聞いて、買わない訳がない!
という事で、年末年始休みの楽しみとして購入致しましたこちら。

黄色味がかった背景に、色味の薄いシャツ。
手には白い薔薇。
決してもえるような赤ではなく、ピンクでもなく、果たして本当に2人は「薔薇色の人生」なのかと疑いたくなるような、そんな表情のいでたち。
ヤマシタトモコさんの、哀愁漂う空気感が表紙から溢れていて居ます。

どうしようもない人生を送って来たモモ。
前科がある、ヤクだってやってきたし友達だと思ってた人間も裏切った。
でもどこか軽く考えているようで、飄々としているし、責任転嫁する事が得意の様にも思える性格。
だからこそ、ロンちゃんに出会った頃、「お前がしたくてこうしてるんだろ」と軽く考える事が出来たんだと思う。

年下で警察官のロンちゃんは、やはり一風変わっている。
童貞でそういう事に疎いとはいえ、いきなり男に自分の尻を差し出すのか?
くだらないプライドや正義感がそうさせたのだとしても、普通ではないと思えて仕方続きない。

そんな2人が、今では互いになくてはならない存在で、愛して止まない。
でもどこか不安定に思って居るのはいつもモモ。
自分に自信がないからそう思うのだけれど、だからこそ、自分が役に立つならと無茶が出来てしまう怖さがある。
モモのそういう部分に気付いてからのロンちゃんは、彼を尚愛しく思うのと同時に、きっと神経を擦り減らしていたのかなと思う。

確かにヤクの密売人だとか、前科者と警察官と言う恋人同士だとか、いつも何か天秤に掛けられているような足元が覚束無い感覚はあれど、どうしても甘い雰囲気も拭えなくて、結局はほっこりしちゃうんだよなぁと感じました。
ダメダメ人生を繰り返し送って来たモモが、ロンちゃんによって更生された上に、今では彼にメロメロで仕方なかったり。
真っ直ぐ純朴に育ってきたロンちゃんが、モモと出会う事によって、彼からの愛と自分の愛が重なり合う瞬間に目覚めてしまったり。
二人が致すシーンも甘くて(出会った当時は抜きにして)、こっちがメロメロになるかと思いました。

又、描き下ろしの甚呉目線の「後輩の恋人」も面白かった!
可哀相だね、先輩が後輩に自身のパイズリ好き知られて…しかも「それ楽しいのか」みたいなこと言われて…不憫に思います(笑)
それまでは恋愛の事からセックスの事から色々と相談されて、唯一の先輩面が出来る所だったのに、そこすら脆くも崩れ去ってしまった甚呉さんに同情する私(笑)

幸せな結末は大好きです。
退職したら結婚して欲しいと伝えるロンちゃん。
泣き崩れるモモ。
出会った頃の主従関係が見事に逆転している今は、本当にモモがワンコみたいで可愛いし、
「モモ、返事は?」
と、まるで主の様に強い眼差しを与えるロンちゃんが可愛くて良かった!

ただ、もう少しイタくても良かったなぁと思う私は鬼でしょうか。
モモがヤクザとの裏取引的場面等々、こちらが生唾を飲んでしまうような展開がもうちょっとあったら、もっともっと2人の甘さを嫌と言う程感じられたかな、なんて。
又、大好きなヤマシタトモコさんの挿絵ですが、背景の白さが目立った気がした事、あとモモの不細工加減があまり伝わらなかった事、それが残念でした。
(そもそもヤマシタさんの描くオヤジが好物なので全部素敵に見えてしまう私が悪いのか(笑) 最後の最後で出てきた3人の構図はやっぱヤマシタさんという感じで好きでした)

寂しい、切ない、苦しい。
そんな感覚を味わいながらも、2人の絶対的な絆と甘さがそれらを溶かしてくれて、きゅんとしました。

3

モモ色の人生

自分が木原作品を初めて読んだのは「吸血鬼と〜1」でした。
好き嫌いの別れる作家さんだと聞いていて、いつもは置いていない木原作品を本屋でたまたま見かけ手にとってあらすじを読んだ(ちなみに「HOME」でした)限りではなんか嫌な話だわーと買わずに棚に戻しました。初めての作家さんは古本屋で試すことにしていたので、100円コーナーで「吸血鬼と〜1」を見つけた時は即買いでした。感想は・・・なにこれ、続くんじゃん。まだお話が始まったばかり・・・。しかも萌えも濡れ場も全くなく、かといって続きが読みたいと思うほど面白いと思えず(すみません)、それきり木原作品から遠ざかっていました。
・・・数々のBLを読み続けているうち、お気楽ハッピー設定に飽きがきて、このままBLを卒業してしまうんだろうかと寂寥感を覚えていたある日、そうだ!と思い出した木原作品。今度は代表作を読もう、さすがに面白いはずだ(失礼ですみません)と思い、こちらのレビューを参考にして、「箱の中」「檻の外」「美しいこと」を定価で(ここ大事)入手。・・・うわーん、なにこれ、涙で文字が見えない・・・。速攻で手に入る木原作品の大人買い(もちろん定価続きで)をしたのはいうまでもありません。部屋に積み上がった本を見て興奮したのは子供の時に買ってもらった横溝正史の角川文庫以来でした(笑)。

この作品は、読んでる途中から怖くて怖くて、だって百田にフラグ立ってんだもの。
BLでしにネタは苦手でして・・・。
やだよ、怖いよとびくびくしながら読み進んで、百田が助かった時はほんとに安堵で気が抜けました。
そして百田の人生が不憫すぎてあまり感情移入できなかったのに、ロン視点の「年上の恋人」で、
「好きだと言ってもらえて嬉しいと、一生分の運を使い果たしたと、自分の前でしゃがみ込んで泣きだしたいい大人を、浜渦は心の底から好きだと思った」の部分でぶわっと感動の涙が。この二人が幸せになってほんとに良かったともう心の底から。
ラストの三人揃った挿絵も和やか?で完璧!です。こんな作品に出会えるなんて、生きてて良かった。

6

愛しいロクデナシ男・モモ式、薔薇色の人生

前科持ちデリヘルマネージャー・モモ×警察官のロンちゃん、という対照的なふたりの恋愛を突き詰めた、シンプルな物語。
読み終わった後には、格別な幸福感をもたらしてくれます。

カッコイイ素敵キャラもいいですが、みっともなかったり、不器用だったり…欠点があるキャラ造形でしか生まれないドラマや説得力ってあると思います。
人間クサイ体温が感じられるからこそ、フィクションの枠を越えて読み手に響いてくるんじゃないかなと。
箸にも棒にも掛からない、この冴えないロクデナシ主人公・モモが、それを証明してくれています。

BL攻めとしてはありえない程、駄目ツボを詰め込みまくったモモ。
甘ったれで、考え無しの30男。楽な方へと流れるうちに、気が付けば家族もお金も仕事も友人もなくし、残ったのは前科三犯だけという、人生に行き詰まったヤク中です。おまけに顔も頭も悪いときたもんだ。
何がびっくりって、このどーしようもなく惨めなモモが、とても魅力的な人物に思えてくるところ。その変化が素晴らしいんです。

なーんにも無いモモにも、一つだけ胸を張れることがあります。
それはロンちゃんへ捧げるモモの愛続き情。
ひたすら健気でとにかく一途です。でもお馬鹿だから、求愛行動は空回りのピエロ。だけどそこには、掛け値無しの愛情が溢れている。
『捨てられたくない、足枷になりたくない、役に立ちたい――』
ひたむきにロンちゃんのことを想い続け、その恋慕はいつしかモモ自身と人生に意味を持たせ、やがてロンちゃんの人生をも変えてゆく力となります。

初めて人に感謝され、これでクズを一個でも返上できたかと、モモが泣きながらロンちゃんに会いたい、会いたいと願うシーンでの、
『胸の中が温かくて、嬉しい。嬉しいのに涙が出る。悲しくもないのに涙が出る』
このフレーズは、まさにこの本の印象そのまま。
読みながらわたしの胸も温かくなって、嬉しくなって、でも悲しくもないのになんでか無性に泣けてくる。
「なんてバカなんだろう」と上から目線で見ていたハズのロクデナシ男に感情移入しまくって、モモが泣くたんび、何度も一緒に鼻水を垂らしました。
自己変革を高らかに掲げた美談として装飾せず、あくまで単なる恋愛話として投影していることにこそ、この物語の意味があるんだと思います。

そして、一見立派にみえるロンちゃんも、不器用人間という点ではモモと変わりないところがいいな。一匹狼なんて聞こえがいいけど、真面目だけが取り柄の、社交性ゼロな面白味がない性格。
だけど、他人に疎まれがちなその生真面目さを、モモは心から愛している。
そしてロンちゃんもまた、モモのどうしようもなく馬鹿なところを愛している。
欠点でありながら、同時に何にも勝る魅力としても成り立たせているところが、ものすごーーーく好きです。
不格好で滑稽な人間が持つ物哀しさを滲ませつつ、だからこそ、逆説的にこれほどまでに愛おしく思える物語に仕立て上げてしまえる筆力が見事。
不器用極まりない彼らが、愛しくて愛しくてたまりませんでした。

モモの人生は、客観的に見れば殆どの人がパスしたい生き方なのは間違いない。
よりにもよって前科持ち男を恋人にしているロンちゃんにだって、「なんで?」と聞く人はいても、羨む人はあんまいないだろうな。
でもそんなものは、ふたりの幸せには関係ないわけです。

「俺って、サイコー幸せモンじゃん」
「彼は僕にとって、必要な人なんです」

たくさんの人に読んでみてほしいと思います。
木原流、人生礼讃。
薔薇色の人生のお裾分けを貰えますよ。

8

好きな人のために何ができるだろう?

木原マジック全開でキュンキュンする一冊だった。
自業自得で何もかもを失った百田と、すべてをなげうっても彼を救おうとした浜渦ことロンちゃん。
初めサイテー男の百田がどんどんロンちゃんのことを好きになって、彼のために何かしたい。何ができるだろうと考えていくのは可愛くて、切ない。
それで幸せになるのではなく、一番まずい方向に進んでいってしまう彼の愚かさも含めて。

ロンちゃんの告白には思わず涙が出そうになった。

木原作品、たまにものすごいバッドエンドがあるだけにハッピーエンドになった時の感動が他の作家さんの何倍も大きいんだよなあ。

7

愛らしいクズ男

結構厚めなうえに値段もそれなりなので、萌えなかったらどうしよう…と思いながら購入したのですが、いらぬ心配でした。

モモこと百田は、薬で前科持ち、親はない、兄には絶縁、自殺も失敗。
もう本当どん底状態。そんなモモの前に現れたのが警察官のロンちゃん。
ロンちゃんがモモの生命線となっていきます。

モモは顔も微妙だし、前科あるし、家もないし、ホモだし。
そんな彼をを生かすために体を差し出すロンちゃん。ロンちゃんの気持ちがモモに追いついた時が本当にたまらん!

薬が絡んでたり、ヤクザが登場したり、生々しいというか殺伐とした場面も結構あるのですが、変に綺麗に書いてあるよりずっといい。

ロンちゃんは性的な事に無知で、協調性がないけど男前。モモは経歴は複雑だが明るくて、人懐っこくて、意外とモテるのに自分への好意には鈍感。

モモはロンちゃんに依存気味だけど、ロンちゃんもロンちゃんで嫉妬深くて、独占欲強めでモモを失いたくないというのが要所要所から伝わってくるのですごくグッときました。

本当素敵なカップルです。

5

愛おしいクズ男

木原さん初心者の私です。(読んだことがあるのは「美しいこと」のみです。)
お名前はよくお見かけし、レビューも高評価。
でも、切ない系が多いということで、二の足を踏んでいました…
この作品も、ヤマシタトモコさんの絵に惹かれて何となく購入したはいいけれど、
二、三日積んでいました…。でも!ありがとう!読んでよかった!!
数日前の私を張り倒したい。(←積んでいたこと)
と、同時にほめてやりたい。(←購入したこと)
前置きがだらだらと長くてすいませんが、それほどよかったです!
「美しいこと」も良かったけど、この「薔薇色の人生」最高でした!

読後、こんなに幸せな気分になるなんて。
ダメ男通り越してクズ男が、こんなに愛しく思うなんて。
読む前には、想像もしていませんでした。
ヤク中、前科三犯、暴走族上がりのチンピラ、親の死に目にも会えず、兄からも絶縁され…なんか、どうしようもないほどのクズ男(百田)が、警官の浜渦に出会ってから変わっていく…。百田のすべてを受け入れてくれた浜渦。そんな浜渦をひたむきに一途に思う百田。その二人の関係、揺るぎない思いを目の当たりにして、癒され続きました。
そして、百田の(いい意味での)豹変ぷりに、勇気をもらいました。
「ラブイズパワー!」大声で叫びたい…。

5

史上最強のヘタレ(笑)

読むのが勿体なくて大事に取っていた(笑)1作。
あとがきにも書いてあるが、珍しくすでにできあがった恋人同士の2人を、出会いまでさかのぼって描いてある。
出来上がった2人だから最初からアマアマな雰囲気。でも木原さんだし、どこかで痛い展開が待っていると身構えていたら、これまた最後までほとんど痛い展開がなしで、ある意味肩すかしをくらった(笑)でも、ほっと心温まるイイ作品。
刑務所行きを食らった前科まで持つ攻は脅迫まがいの体の関係から始まった警察官の受と、今は心までつながった恋人同士。
が、過去のあまりにひどすぎる自分の行為で周りを傷つけてきた罪悪感から自分をクズだと言ってはばからない攻は、デキスギタ男に見える受の愛情をいまひとつ信じ切れない。
けれど受も周りから煙たがられるような人付き合いの下手な不器用人間だった。
そのへんのことは本当に詳しく書いてあってせつなくなる。攻ももちろん描写があったが、こちらの過去話は読めば読むほどむかついてくるから困った(笑)
それぞれに不器用な2人が自分の気持ちをウマク伝えられなくて、伝わらなくてじれじれするところは涙が止まらなかった。
攻は今続きまで読んだ中で史上最強のヘタレ。見た目がよくないと何度も文中にあるのが笑えた。それに加えて受が好きだと言ってよく泣く。やることなすこと空回りで、でもそれが愛しい。
馬鹿がかわいいとはこのことだなと実感(笑)
同時収録は受視点のもの。地味に攻にヤキモチやいているのがかわいい。
で、その話によく出てきた受の先輩からの視点で2人のことを語られるのが書き下ろしである「後輩の恋人」。
この話の終わりかたが最高に萌え。

6

La vie en rose

まず、表紙のヤマシタ先生の絵に惹かれました。
優しいイエローグリーンの背景とロンちゃんとモモの表情がとてもいい。

最初から主人公二人は恋人同士で、物語を遡っていくような形です。
モモの過去は木原先生らしい悲惨な人生で、最初は暗い気持ちになりましたし、ストーリーにも陰惨な描写はありますが、全体的にはモモとロンちゃんの真っ直ぐな純愛モノです。

お堅くて初心なロンちゃんがとっても可愛かったです。
人間臭くて憎めないモモも凄くいい。

モモが気持ちを自覚して初めてロンちゃんに誕生日プレゼントを渡すシーンで泣きました。
上手く気持ちが伝わらないもどかしさと切なさで。

モモの悲惨な人生に、最初はタイトルが「薔薇色の人生」だなんて、何て皮肉めいているんだろうと思った。けど全部読み終えて、ロンちゃんに出逢って愛し愛されているモモの人生は紛れもなく「薔薇色の人生」なんだと感じました。

何度も読み返して幸せな気持ちになる、大満足の1冊でした。

5

泣きじゃくってしまった

そんなに号泣できるような作品ではないと思うんですが、なぜかボロボロに泣きじゃくりながら読んでしまいました。
木原音瀬さんがデリヘル業界にやたら詳しいのにも驚きました。知りあいにデリヘルのオーナーやってる人がいて、たま~に事務所に遊びに行ってたんですが、登場するデリヘル嬢について、『こーゆう娘、いるいるw』とか思っちゃいましたよ。彼女たちはたいがいわがままでルーズなんだけど、あっけらかんと明るくて、人なつこいのだ。意外と貞操観念が固かったり。(ゆきずりのエッチなんてあり得ない!痴漢はシネ!アタシに触りたいなら金を出せ!みたいな話を聞いて、何度笑ったかw)

前置き長くなっちゃった。
攻めのモモは、本当に可愛い男だなァと思いました。
刑務所に何度も入り、社会の底辺を這いずるように生きてきた、本当にバカな男だ。堕ちる人間の、ひとつの典型的な転落コースを辿っていたモモ。
そんなバカな男が、ロンちゃんに出会ったことで、人生のすべてが変わるのだ。
ロンちゃんただ一人に捧げられるモモの人生。

モモの愛は究極だ。
最初はロンちゃんを貶めたいだけのために、半分レイプのようなかたちでカラダを奪ったわけだ続きけど、関係が続くにつれて少しずつ気持ちが変質していく。
彼はロンちゃんのためなら死ねる。←こう書いてるだけの作品ならよくあるけど、この作品は説得力が違うのだ。モモがそうするだろうことは、説明がなくても分かるのだ。
美辞麗句の限りを尽くしたイケメンや金持ち攻めの多いこのBLというジャンルのなか、『不細工で、社会の底辺を歩む男』であるモモを、あまたのイケメン攻めよりも魅力的に描きあげることができる木原音瀬さんの筆力には、つくづく脱帽します。

で、そこまで愛されてる受けのロンちゃん。
後半で、『実はロンちゃんこそ、モモが必要』っていうのが分かるのがいいですねw
そうそう、そうじゃなきゃ!っていうツボを、ギューッと押されました。

ロンちゃんの同僚刑事のキャラも良かったなァ~。
人間くさいのがイイ。

イビツな男たちがイビツな世界で、ある意味イビツな愛を育むこのお話。
イケメン同士が美しい愛を育むお話よりも惹かれてしまいます。

9

割れ鍋に綴じ蓋

「箱の中」の脇にでてきたゲイの囚人をモデルにした・・・
とかなんとか(ですよね?)

優秀な兄への劣等感から不良になり
あとはずるずると堕ちるところまで堕ちていったモモ。
二度の服役。
出所したら誰ひとり自分のまわりにはいなくなっていた。
自暴自棄のモモに真剣に関わってくれたのが6歳年下のロンちゃん。

モモは、どーしょーもない経歴に不細工な顔w
ロンちゃんは、まっとうすぎる道を歩く端正な顔の持ち主。
ふたりは、まったく違う人生の道を歩いてきて
ばったりと出会ってしまったのです。

優柔不断でやさしいモモ。
四角四面でやさしいロンちゃん。
ふたりはまさに、割れ鍋に綴じ蓋v

どこか社会になじめず
ぴったりと自分の隙間を埋めてくれる相手がいなかったふたりのお話。

モモ視点、ロンちゃん視点、二人の共通の知人視点。
3つの視点のお話が入ってます。

4

救われてるのは・・・ロンちゃんだと思う

いかがわしさの漂う舞台で、こうも純粋に一人の人を愛せる。そうなるまでに大変な人生があった訳ですが、自分の欠けた部分を埋めてくれる人に巡りあえてよかったね。というお話だと思います。じわじわと泣けます。

6

幸せ満タン薔薇色の人生

 前科持ちのダメ男と堅物警官。
 題名通り、薔薇色の幸せに浸れるBL小説。

 思いっきり愛すること。
 思いっきり愛されること。

 両方の幸せが、ギュウギュウに詰まってます。

 340ページ、値段も高めなんだけど、一気に読めます。
 ラブラブ幸せ満タンです。
 
 モモもロンちゃんも末永くお幸せに!
 面白かった!
 大満足!

4

好きという感情だけではダメ?

好きと告白して相手も合意して晴れて恋人同士。そこから始まる物語。
好きという気持ちだけじゃ、いつか満ち足りなくなって相手は居なくなってしまうかもしれないという不安から起こる葛藤がリアルで良い。
…モモが可愛い。ロンちゃんカッコいい。
私はロンちゃんと感情がダブりっ放し。危なっかしいぜモモ……。母親の気分でモモを心配しましたよ、めちゃくちゃ年上なのに(笑)
木原先生が書く女性が好きなんですよね、今回は一番好きだったなぁ。
ああいう子大好き。最後のロンちゃん視点の話で泣けた……。

「すすきのはら」の小冊子の、あとがきで、この作品の事言ってましたね。
元ネタが柿崎なのだとか(笑)
ただちょっと物足りないのは、木原作品特有の痛さがあまりないから。
モモがもうちょっと最悪な奴だと思ってたけど、割合いい人だし乙女思考の可愛い人だったので。周囲の人間もいい人ばかりだし。
モモは人に愛されるタイプなのね。本人が気付いてないだけで(笑)
それにハラハラしているロンが可愛い。
こんな可愛い話だとは思わなかった…もっと重いものかと思ってた。
初心者様にも十分おススメ続き出来るぞ☆

4

私は木原さんを読むには気合が必要なので、買ったまま「未読箱」に入れっぱなしになってました。
意を決して今頃読んでみたら、なんだ、可愛いラブラブな話じゃないか!
もっと早く読めば良かったです。
すごく好き。
面白かった。

なんだか冒頭からラブラブ感が漂ってます。
そこから二人の過去に遡ってなれそめが語られるので、モモ(百田)が「元ヤク中、前科三犯」で絵に描いたような転落のレールを転げていき、ロン(論)への最初の仕打ちが最低でも、不安にならずにすみました(笑)
ロンに出会い最低な自分の何もかもを受け止めてもらったモモは、ロンがそばにいてくれるならもう悪いことはしない、ちゃんと生きていくと決意し、それを貫いているのですね。
そして「ロンちゃんのために」と考えた挙句、危険なことをしてしまうのですが。

モモは確かにダメ男だけど、とてもいじらしく可愛げがありロンへの愛情に曇りがなく一途で、とても愛すべき人物でした。
あまりに生真面目で堅物なロンは、最初はモモの気持ちを量りかねていましたが、出会いから6年経つとモモの保護者みたいな感じ。
全身で愛情を表現しているモモのよ続きうにはできなくても、ロンがモモを大事に、将来のこともきちんと見据えて(その生真面目な性格で)いるのがよくわかります。

ロンの先輩視点の「後輩の恋人」も面白かったです。
きっとこのラブラブバカップルにこの先散々当てられることになるでしょうね(笑)

6

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