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表題作愛炎の檻

堅城正英,30代前半,都議,代議士の養子 
野秋,外科医 

あらすじ

「お前の可愛いペットは、今俺が飼っていると、あのヤクザに伝えろ」
総合病院に勤める医師の野秋(のあき)は、妹の借金のせいでヤクザに脅され、ヤクザと対立する政治家、堅城正英(けんじょうまさひで)の自宅へ、通いの医師として潜り込む。
そこからある書類を盗み出すように命令されていたのだが、正英に見つかり、捕らえられてしまう。野秋を信頼していた正英は、そのスパイ行為に怒りを表し、野秋を監禁して詰問するが、ヤクザに脅されている野秋は自白することができず、ついには、その身体に『陵辱』を施されて・・・
(出版社より)

作品情報

作品名
愛炎の檻
著者
バーバラ片桐 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812435342
3.3

(37)

(5)

萌々

(11)

(13)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
115
評価数
37
平均
3.3 / 5
神率
13.5%

レビュー投稿数9

初めて小説で電子書籍で

初めて小説で電子書籍で買わせていただいたのがこの作品でした
レビュー初めて書くから
みなさんみたいに上手にかけない><
でもとても私は好きな作品でした

2

突っ込みどころも満載だけど。

妹の作った借金をチャラにしてもらうためにヤクザの持ちかけた提案に乗ってしまい、スパイまがいの事をしたことがバレて潜り込んだ代議士邸の地下室に監禁されみだらな調教をされてしまうお話。

ラヴァーズ文庫、バーバラ片桐、奈良千春・・・この3つがそろってエロく無いわけがありませんよね(笑)

監禁調教みたいな話なので、お道具はもちろんの事、縛りだったり、視姦まがいのモノから色々出てきます。
お話は二転三転する感じで、ドキドキハラハラとさせられましたが躯から始まった関係なんだから、お互いの気持ちに対する葛藤もにもう少し突っ込んでほしかった。

それと、ストーリーの重要ポイントになる部分がちょっとあっさり書かれ過ぎていたような感じもするのがちょっと気になるところでした。

始まりは結構濃厚ですが、最後は比較的ラブっとした雰囲気が漂ってます(笑)

5

お道具好きなあなたに。

いやー、エロい!まず、表紙が!!って、それが購入の決め手になったんですけどね、でも、恥ずかしくて別の漫画(BLだけど)の下にしてレジに出しました。AV借りてる気分・・・?!
私は、BL小説にはあんまり手を出していません。というのも、割と好みがうるさいので、小説だとどうしてもちょっとした設定とか表現の甘さが目についてしまうからです。あと、「絵」買いの性で、過去に結構残念な思いを多々しており、小説より漫画に手が伸びてしまうのです。(漫画の場合は絵が好きだったら多少の設定の甘さは無問題!)

さて、そんな私が久々に自分で買ったこの小説。「うーん、バーバラさんかぁ」と煩悶しつつも、奈良さんの表紙に負けました・・・。やっぱり絵で買ってるんじゃん、と自分にツッコみつつ、受がいい感じに好みだったので抗えなかったんです!で、読んでみた結果、やっぱり萌えてしまいました。エロさに負けた・・・

そんな「愛炎の檻」、そのストーリーは、ズバリ監禁モノ。ヤクザと政治家と医者の三つ巴です。弱みを握られて、やられちゃうのは、外科医野秋君。彼にスパイまがいのことをさせるヤクザ丸山と、暴力団撲滅の為に力を注いでいる若き都議堅城正英の駆け引きに巻き込まれ翻弄される野秋は、初めてなのに感じてしまうという受け的に王道な身体を持った(?!)美貌の青年です。ミもフタもない言い方ですが、まぁ、全編通してやってる場面ばっかりです。お道具がいっぱい出てくるし、縛りももれなく付いてきます。浴衣姿、女物の着物姿、白衣に裸と、好きな人にはたまらないラインナップかもしれません。料亭とか、座敷牢とかね。
ああ、乗せられてる・・・と思いつつも、乱れまくる野秋君(でも一応頑張っている)の姿態にドキドキせずにはいられません!だって、奈良さんのイラストが良すぎる~。一番最初の、丸山に捕まった野秋が両足を縄で縛られ開かされて道具で攻められているところの、丸山の舎弟の白濁を顔にかけられているシーンの表情は、秀逸です!!必見です!!!さすがだ奈良さん!
内容について不満を言えば、攻めの冷酷さがちょっと甘かったりすることなのですが、まぁ、ずっと「陵辱」する・される関係だった二人の甘い結末を楽しむことも出来たし、良しとします。一応、ハッピーエンドが好みなので。でもねー、もう少し攻めが圧倒的にカッコいいともっと萌えたんだけどなー。
しかしハードなこの作品。喘ぎが絶品なあのお方の声でCD化されないかしら~と夢想してしまいました♪

4

表紙のイメージとちょっと違ったかな

表紙のイメージよりはマイルドでした。
バーバラさん×ラヴァーズ文庫の組み合わせなのでゴリゴリの快楽責め苦で攻めてくるのかとばかり…w

というのも、嗜虐的な趣味は一切ないけれど、誤解と食い違いから関係が捻れてしまい調教チックに発展するだけで、そこに至るまでの経緯にはそこはかとなく流れる甘さがあるのですね。特に攻めは表紙のような冷たい人ではなかったので不器用な可愛さを感じる部分も。

10年前の作品で多少の展開の古さは否めないけれどラヴァーズらしい作品でした。


さて。
序章は攻め視点ですが、ストーリーが動き出してからは受け視点になります。

志高く立派な政治家の父親を尊敬し活動している攻めは、ある日目の前で父が襲撃に遭い、運び込まれた病院で父の担当となった医師(受け)と出会いました。対応や人柄などにほんのり好感を抱き、自宅療養に切り替わった際に受けを担当医師として派遣してもらいます。

一方受けは妹の借金でヤクザと揉めていました。受けが政治家の家に派遣されることを知ったヤクザは、ある物を盗み出すよう指示をします。それを完了させれば妹の身柄も借金も解放すると脅され、やむなくこっそり屋敷からある物を盗み出そうとするとーーーと展開します。


攻めは受けのことを信頼していたし恋心もあった。
裏切り行為を目の当たりにして嗜虐的行為に及んでしまうのですね。
(少しね、少ーしだけ真面目な都議にしては手慣れてないか?と頭をよぎるがご愛敬)
盗みを働いたことより、ヤクザと繋がってたヤキモチに見えてニヨニヨ。
ヤクザとの取引材料に受けを差し出したとき、ヤクザに図星付かれて狼狽えるあたりがちょっと可愛い。
受けの誤解がとけたあとの不器用さや優しさが垣間見えて良かったです。

受けも医師として誇りを持ち、真面目な人です。
盗む行為も葛藤していて罪悪感を持ちながら及んでいました。
あとがきにはスパイものと書かれていたけれど、これをスパイとするのかは謎。
妹に関しては自業自得だよなーとシラけた部分もあったかな…。
ヤクザを簡単に信じるのは気を付けた方がいいよ!とツッコミたかったです←

一時は歪な快楽に溺れた2人ですが、
想いが通じ合ったあとにラブたっぷりの甘~いエッチもありました♪
本来は真面目な人達なので互いに思いやりのある関係が築けそうな雰囲気かな?
良かった良かった(﹡´◡`﹡ )

個人的にはあとがきが一番面白かったですw
攻めが用意した大量の玩具は誰が買ったんだろうと思いながら読んでたので、
作者さん自らその部分に触れてたのに笑いました。

先の姐様同様、部下に丸投げ説に1票。
奈良絵のスーツを着こなすインテリな攻めが真剣に玩具選んでる姿は見たくないぞ(爆)

2

いるいる

コメントありがとうございます♪
前半の真面目さからの急転でちょーっと思っちゃいますよね・笑
アレがないと絶対物足りない(そして話が進まない)とわかってても
ツッコんでしまいました;

fandesu

> 少しね、少ーしだけ真面目な都議にしては手慣れてないか?
ああ!
私も読んだ時そう思いました!
笑いの要素に触れていただけて嬉しいです。

身体にきいてみるw

あんまり続けて読むと、パターンに見えてしまって乗り切れないのが残念でした。最近そればっかだな・・・・
今回はといいますと、受は淫らな写真と妹をたてに取られて脅される。
他愛もない書類を盗み出してほしいと強要されて。
盗みこんだ先、案の定捕まりアンアンvの刑に処されるというお話。
受がのこのこ突っ込んでいった挙句に、アッサリ捕まり犯されて。
犯されていく中で攻を好きになっていくというお決まりパターン。
エロも今回比較的抑え目だったかなと思ってみたり。
のっけからの緊縛陵辱プレイ。どっちかっていうと、丸山さんのほうとくっつくのかと思っていたので、中盤からの展開にあれ??と思ってしまった。

捕まってからの陵辱プレイ。
今回なにより妹をとられているわけなので、「お兄ちゃん属性」に萌えました。お兄ちゃんっていいよねw兄ちゃん燃えw

恋愛面については、あいかわらず最後の最後まで、本当にカップルとしてちゃんと落ち着くのか?というのが疑問でした。
攻の執着というか、犯しながらも熱い視線を向けてくるのはわかるのだが、何ゆえにすきで、どこがどースキなのかがいまいちわからなかった。
一目ぼれ、絆されて、なんでもいいのだがきっかけがつかめない。
受は受で、あれだけ陵辱されて、犯されて。辱めにあってもなお
「スキ」だといわれれば「嬉しい」と応えてしまう。
妙なところを気にしなければ十分には楽しめるお話だったかなとは思います。
ただ、私は「好き」だけで終わらせるのがもったいないかなと思ってしまうのでした。

1

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