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表題作落花の褥

龍守基祥,32歳,なりあがりの貿易商
鳴沢千秋,ハーバード大に留学中の鳴沢伯爵家の嗣子

あらすじ

米国で勉学に励んでいた鳴沢伯爵家の嗣子・千秋は、破産寸前の実家を救うため、貿易商の龍守基祥に実を売る。華やかな経歴と経営手腕、男らしい容姿を備えた龍守を千秋はそれまで兄のように慕っていたが、紳士の仮面を捨てた龍守が千秋に望むのは美しく従順な「妻」となることだけだった。屋敷に閉じ込められ、龍守が秘めていた欲望のままに抱かれる日々は、千秋の男としての誇りを汚し無垢だった身体を変えていく。龍守を蔑みながらも妻であることに慣れ始めた千秋だったが、彼が鳴沢家の破産と無関係ではないと知って――。
出版社より

作品情報

作品名
落花の褥
著者
高尾理一 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784778106102
3.1

(11)

(3)

萌々

(2)

(1)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
30
評価数
11
平均
3.1 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数2

気持ちが悪かった

30代が、一回り年下である20歳前後の女顔の美形を金で買う話です

妻と呼んで白無垢着せてみたり、嫌がる受けに女中の前で見せつけ猥褻行為、あげく実親に対して「あなたのご子息は夜毎抱かれて乱れている」と言い放つ
など前半はやりたい放題なので、
実はいい人でした!って言われても、気持ちが付いていきませんw
確かに親はクズだけど、それに比べればマシかもしれないけれど……

自分は借金まみれのくせに、33歳の出戻り女をゴミ扱いして、結局32歳の男の男妾になる主人公にも共感できなかったかな
頭が良いように思えないし、〇一バ一ド大設定は要らなかった、生かしきれていなかったです

明治大好きだけど、これは無理でした

0

和装の花嫁

時代は明治。
米国と日本を舞台とした時代もの。
あらすじに兄と慕っていたとあったから、もっと幼いころからの仲かとおもったら、わりと最近になっての顔みしり。
そのときにひとめぼれに近い好意を抱いた攻が、家の破産を救うために受を花嫁にする話。
個人的には、もっと昔から黒い執念をもっていたなんてほうが好み。その方が執念深そうで(笑)
世が世なら若様だったはずの、殿様の家系の伯爵家の嗣子である受が上品でプライドが高い。そんな誇り高い受が、脅迫されて妻になり、エロを強要されて、くやしくてたまらないのに体がいうことをきかないとジレンマするシーンが転げるほど萌え(笑)
言葉遣いもイイカンジに丁寧で、時代を感じさせる。
攻はなりあがりと呼ばれる貿易商。
この男がプライドが高い受をねじふせる。じりじりと言葉で受を追い詰めるところはイヤラシかった(笑)
エロシーンに次ぐエロシーンで少々食傷気味ではあったが、乳首に重点を置いて責めるところはニヤニヤしてしまった。
時代を味方にした話づくりはウマイ!

3

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