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表題作ウサギ狩り

元同級生の暴力団組長 狩野
ミミつき 宇佐美一羽

あらすじ

伝染病により女性が滅亡し、男だけになった世界で起きた異変――それは、ある日突然動物のミミが生え、同性を惹きつける強烈なフェロモンを発する「ミミつき」の存在が確認された始めたことだった。高価に取引される彼らを狩る「ウサギ狩り」。ウサギの「ミミつき」になってしまった宇佐美一羽の前に、高校時代の同級生で今は狩野組組長である狩野が現れる。あっという間に捕獲された一羽は玩具として売り飛ばされることを覚悟するが、手始めに狩野から屈辱的で淫らな行為を強いられて…
出版社より

作品情報

作品名
ウサギ狩り
著者
鈴木あみ 
イラスト
街子マドカ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ウサギ狩り
発売日
ISBN
9784576081052
3.5

(19)

(3)

萌々

(6)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
67
評価数
19
平均
3.5 / 5
神率
15.8%

レビュー投稿数7

けも耳フェチにはたまらない

最初は、ウサギ耳にはやっぱりかわいらしい感じの受けのがいいんじゃない?
とおもいつつ読みましたが鈴木先生が推す通りクールビューティーに獣耳が生えているというのもまた萌え。
宇佐美の耳が何かに反応してぴーんと立ったりぺこっと垂れたり、ぴくっと動いたり
堪らないです。
他の方も書かれていますけど、耳が敏感で感じるっていうのが可愛いです。

0

うさみみ美人

女性の絶滅と共にミミつきと呼ばれる獣耳が生えた男が現れ始め、
しかも男の劣情をさそう強烈なフェロモンを分泌する。
そのためミミつきは誘拐や人身売買の危険性にさらされている世界。
主人公の一羽は涼しげで綺麗な見た目でうさみみが生えてしまい、あまり外へ出ず家でできる仕事をこなして生活していた。
ある日食料を買出しにコンビニへ出かけた時に見知らぬ集団に追われ、そこに現れたのが高校時代の同級生で狩野組組長の狩野だった。
一羽は狩野の自宅に連れて行かれ、そのまま囲われ…。
狩野は一羽がミミつきになる前からフェロモン関係無く好きで、一羽を他の奴に取られたくなくて自分の手が届くアパートに住ませていたり、強引で独占欲強いけど健気です。
一羽も昔狩野にもらった帽子を今でも大事に持っていたり、なんだかんだ学生時代から好きだったんだろうなーと思いました。
みみとしっぽをウサギ用シャンプーで洗ってたり、うさみみ独特の設定が可愛かったです。

0

リアルに耳が生えているっていうBL小説ってないよね

タイトルと、街子先生の挿絵に惹かれて購入してしまいました。
ウィルスで女絶滅とか、フェロモンとか、特殊な設定にも魅力↑↑

今回は例外にもれず、何らかのウィルスで女性が滅亡。男ばかりの世界になってから数年、わずかな確立で、動物の耳や尻尾が生えてくる人間が現れるようになる。動物の耳が生えた男たちは、男を惹きつけるフェロモンを垂れ流し。理性を保てる人間もいるが、ウサミミを見ただけで襲ってくるやからも少なくない。あげく、治安も悪化の一途をたどり、ヤクザたちは、ウサミミを高値で売り買いし、集めることをステータスにしはじめる。
ウサミミが生えてしまった宇佐美さんもその例外に漏れず、引きこもりの生活を余儀なくされた。

そこに現れたのは、高校時代には犬猿の仲であった狩野。
ヤクザの組長になった狩野に捉えられた宇佐美の運命は・・・!?

というのがおおかたのあらすじ。
輪姦だの、フェロモンだの、レイプだの、危ない単語はかずかず並びますが、甘い作品にしあがっていたのではないかとおもいます。
照れ隠しというか、言葉では否定の言葉をはっする狩野ですが、纏う空気は柔らかく、田舎で再会のくだりから、なんだよ、宇佐美が好きなのか。と、思わず顔が緩みました。
自分の気持ちを告白するシーンはありきたりでイマイチかなと思う場面もありましたが、全体を通して甘くてすごくキュンとする作品でした。
宇佐美も、最初は、次におかしな気を起こしたら絶交とか言いながらも、「なぜ抱かない?」と悩んでみたり。
絶交されたくなくて、我慢してる狩野だったり。
とりあえず背景の割りにかわいい二人の関係が描かれていておもわずホワンな作品。

もう一羽のウサギ、真代くんもかわいかったです。
遠山さんとの常時が省かれているのが残念ですが、最後の最後、まとまってよかった。
遠山と宇佐美が絡んでいる(とはいえエロい意味ではなく)のをみて逆上する狩野は、すばらしかったです。
どんだけ好きなんだよと。依存度高い(笑

感じすぎる耳がかわいかった。
似合わない耳が生えてっていうのも乙

5

ウサギ狩りレビュー。

本屋に並んでいた時から気になって気になって気になっていた小説。
あらすじを読むと、パラレルというか、うさ耳少年を出したいが為に書いた作品っぽかったのでちょっと迷っていたんですけど…。

街子マドカさんの描くうさ耳少年に負けて手に取りました…。
彼女の他の作品(漫画)でコスプレだのうさ耳だのってネタは登場するのですが、ガッツリ濡れ場でもうさ耳ってのはちょっと心惹かれた。街子マドカさん独特の萩尾望都チックなタッチの絵柄だから、きっと画面がくどくならないでうさ耳少年を楽しめるハズだと信じて…!

えーと、お話の舞台は結構なパラレル設定世界です。
伝染病により女性が滅亡し、男だけになった世界で起きた異変、それはある日突然動物のミミが生え、同性を惹きつける強烈なフェロモンを発する「ミミつき」の存在が確認された始めた事だった。高価に取引される彼らを狩る「ウサギ狩り」。ウサギの「ミミつき」になってしまった宇佐美一羽の前に、高校時代の同級生で今は狩野組組長である狩野が現れる。あっという間に捕獲された一羽は玩具として売り飛ばされることを覚悟するが、手始めに狩野から屈辱的で淫らな行為を強いられて…。

あらすじの強烈さのワリには中身は結構ほのぼので可愛い話でした。
うさ耳?フェロモン?売買?結構ツッコミ所は多いです。
フェロモン体質の受を前に、絶交が嫌で、好きだから手を出すのを我慢するトコは結構キュンとした。最初強引、後からじんわりと優しく。エロエロな世界観だからこそ、主役2人の変な気の遣い方がもどかしくて読んでいくうちに甘い話になっていました。

うさ耳ネタを使いたかっただけ…という感じは拭えないが、コレはコレでアリかなと思います。街子さんのイラストだから、変にロリロリにもあざとくもならなくて内容と挿絵が合っていたと思います。
ジャケ買いもたまにはしてみるもんだな!いつも外しまくるからBL小説はあんまり買わないんですけどね。

2

萌えと中立の境界線

女死滅で動物耳が生えてきてしかもフェロモン!!
というすごい設定にもかかわらず、メイン二人の関係はものすごいベタです。
出逢った時はヤクザの息子の不良×優等生の風紀委員。
昔から反発していたけれど実は……という黄金パターン。
それとあわさって動物耳という個人的萌えポイントはあるんですが、なにぶんもっとギスギスしてバイオレンスな世界観を想像していたためちょっぴり拍子抜けしてしまいました。
だって、女性が一人もいなくて世界はもう穏やかな滅びを待つばかりだというのに、世間はウサギ狩りが横行している以外は割と平和です。
コンビニとかスーパーとかもごく普通に営業して、機能している。
二人の関係性のこともあり、ちょっと予想が外れたというか、肩すかしを食った気分でした。

や、これはこれでという気がしないでもないんですが……うーん。

2

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