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表題作夜よ、この愚かな背に

了/吸血鬼
訓彦/フリーター

その他の収録作品

  • モデルルームを出て
  • 困るクセほど感染するもの
  • スペシャル・ミント・キス

あらすじ

「嗜血症者のゲイ--じゃないよ」と奴は光る眼で言った。了はたしかに他の奴とは違っていたが、まさか吸血鬼だったとは…。

作品情報

作品名
夜よ、この愚かな背に
著者
小田時哉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784048528559
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

せつないのに後味のさわやかな作品

吸血鬼×何になりたいかわからない若者という組み合わせ。
凄くよかったです。ラストは泣けました。読みきりなのに2人の人生がぎゅっと詰まっています。

仲間がいなくて死ぬことも無い了と、その仲間になってもいいかと考える人間の訓彦。2人は何度も逢瀬を重ね、訓彦は歳をとっていきますが、その年月が訓彦の考え方を変えていきます。そして最後に2人が迎えた結末。
これは人間じゃない者との恋だから、成り立つお話だと思います。
後味が何ともいえない、せつなく素敵な作品でした。

その他、読みきりが3編入っています。
「モデルルームを出て」が面白かった。モデルルームの販売員と客のお話です。
客には婚約者がいて、マンションを買おうとしているのですが、2人は互いに恋におちてしまいます。でも結婚は止められない・・・。
それを責めるでもない主人公が何だかリアルでした。
地味ですが、こういう地に足の着いた作品が大好きです。

ベッドシーンは少ないのですが、ストーリー重視の素敵な作品ばかりでした。

1

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