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表題作アレキサンドライト 下巻

マクシミリアン・ローランド大佐
シュリル・アロワージュ・エレオノール

あらすじ

革命の動きと共にマクシミリアンに監禁され凌辱されるシュリル。微妙に変化していく二人の間に、ド・ゴール将軍が入り込む。耽美世界を描き切る山藍紫姫子の初期傑作、復刊。

作品情報

作品名
アレキサンドライト 下巻
著者
山藍紫姫子 
媒体
小説
出版社
コアマガジン
シリーズ
アレキサンドライト
発売日
ISBN
9784877340407
4.2

(5)

(4)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
20
評価数
5
平均
4.2 / 5
神率
80%

レビュー投稿数1

耽美な世界に酔いしれる・・・

上巻では、2人の関係が甘い方向へ行きそう・・・な予感で終了。
下巻では、甘くなりかけて、途中で波乱の展開になり、そして・・・という、耽美で甘美で淫靡な世界がそこにはありました。
当時、「耽美」といえば、アンハッピーエンドや死の匂いがしていることが多く、初見時は最後のページをめくり終えるまで、実は内心ドキドキでした・・・。幸せな終わり方をしてくれるかが分からなかったからなのです。
マクシミリアン、一見かなりひどい攻め様ではあるのですが、私は好きな攻め様です。
実際には不器用で心根の優しい人ではあると思うのですが、妹の件でシュリルを許せない・・・と思っている部分があって、でも、そう思いながらも魅かれていく自分に戸惑うという・・・
シュリルはシュリルで、最初は抱かれるのが怖かく、辛く、嫌だったのに、体が先に感じ始めてしまい、そんな自分の変化に戸惑い・・・

そんな2人の姿は、本当に艶めいていて素敵です。

紆余曲折を経て、ちゃんとハッピーエンドを迎える2人。

今後は、マクシミリアンがとことんシュリルを溺愛しそうな予感です。

3

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