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表題作甘い融点

橋爪恭司、風俗チェーン社長
遠矢陸、19歳、ウリ志望のアルバイター

その他の収録作品

  • Melty kiss
  • 甘くて危険なアソビ
  • Melting blue
  • あとがき

あらすじ

ウリをしようとして客に殺されかけた陸を救ってくれたのは風俗店社長の恭司。ウリをやるという陸を放っておけず、やり方を教え…!?
出版社より

作品情報

作品名
甘い融点
著者
崎谷はるひ 
イラスト
志水ゆき 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344814394
3.3

(75)

(17)

萌々

(17)

(26)

中立

(6)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
15
得点
237
評価数
75
平均
3.3 / 5
神率
22.7%

レビュー投稿数15

崎谷作品でも群を抜く

崎谷作品って、作品世界の設定が、極端に特異な事ってあまり無い。
そのせいか、実は作品中のエロ濃度が、かなり濃厚だったり、大量だったりしても、嫌悪感を感じること無く、するする楽しめる。

そんな崎谷作品の中でも、コレは、結構、群を抜いて
えっちい

エロいって言うより、「えっちい」

理由としては、
1.陸の頭の回転がアレなので、それを表現しようとなると、当然のように、最中の言葉が、直截で恥ずかしい物になる
2.恭司が陸にベタ惚れなので、それを表現しようとなると、以下同文。

陸が恭司の物になるまでの顛末の本編も、十分えっちいが、
恭司と暮らすようになってからの、オマケ話3編は、もう、心おきなく「甘甘バカップル、大解放」状態なので、更にえっちい

心根が純で素直な陸が、甘やかされて、グズグズに溶けていくのは、可愛くって、えっちくって、いいなぁ

4

私が買った 初 崎谷はるひ!! 

いつも小説は表紙買いというか、大好きなイラストレーターさんの挿絵の物を優先で買っていたので、改めてエロ面白い小説がないか!!とちるちるで調べた結果、崎谷はるひさんがおすすめ!!とのことで初めて作家買いした作品がこの本です。 もう、これ以来 崎谷はるひにドップリになってしまい 私が買う数少ない作家買いするBL作家さんです(^^;)vvv 
 なにって皆さんがおすすめするのがよく分かる 描写が濃厚エロい・盛り沢山vvv とくにこの作品は設定が風俗店社長とおバカで無知すぎる男 陸君とのお話 一緒に暮らしている最低男にSEXの修行でもして稼いで来いなんて言われて売りしようとするオバカです。 そのオバカに一から十まで教えてやる方もやる方かと・・・ まあそこが楽しかったというか、醍醐味といいうかvvv 挿絵も志水ゆきさんで風俗店社長の恭司と受けのおバカ陸をイイ感じに描いていて想像力倍増って感じですvvvv

1

エロ度80%‼ でもエロだけじゃありません!

崎谷先生の作品の中でもエロ度はかなり高い作品だと思われます。
でも、他の設定やストーリーもしっかりしているので、読み応え充分。やはり崎谷先生の作品はエロだけじゃない、リアルな部分まで表現されている所が魅力だと改めて感じた作品でした。
あと、志水先生のイラストもいいんです。攻の恭司が男前で萌でした。

お話は風俗チェーンの社長•橋爪恭司×無知でおばかな•遠矢陸の年の差ものです。

内容は、恭司がある日自分のホテルで暴力を受けていた客・陸を助ける所から始まります。
売りをやろうとしてヤクザに目をつけられてしまった陸を助け、知識も準備もなく自分を売ろうとしていた事を知って呆れます。
しかも、売りを強要しているのがカレシだといわれ、無知で頼りない陸を放っておけなくなります。そこから、陸に売りに必要なサービス業のノウハウやセックスのやり方を一から手ほどきする教育が始まっていきます。
最初は辞めさせる方向に持って行こうとするものの、陸のせつない事情をしり、自分が買う事にした恭司…
仕方ないという気持ちで始めたのに、おばかな行動の裏に隠された、せつなくて、心の奥深くにできた根強い傷を知れば知るほど、陸から目が離せなくなっていきます。
自分がどうにかしてやりたい気持ちと、あくまでも客として教育する立場としてのスタンスを崩さない気持ちで葛藤し続けます。

一方の陸は、本当の幸せを感じて生きてきた事がないので、恭司と出会い、今まで感じた事がない不思議な感情に戸惑っていきます。
ダメな男の所ばかり転々としてきた陸は、自分の意志を無視したセックスしか経験がなく、僅かな居場所にすがって生きてきたので、恭司のように、自分自身をみてくれて、何かがあれば心から心配し、手を貸してくれる。いつも優しく大切に考えてくれる相手に出会ったことがなかったんです。これが恋し始めている事には、無知すぎる陸には分からなくて仕方がない事…
ずっと自分の気持ちを無意識に押し殺して、相手の機嫌をうかがうのが当たり前な生活を送っていたから…
だから、恭司の気持も、自分の気持ちさえもなかなか気がつけないんですよね。そう思うと、頭の弱そうな陸の行動や、それに嵌ってしまう恭司も納得でした。
心もカラダも幼すぎる陸、20歳まで幸せとは言えない人生を送ってきたのに、擦れていないんです…綺麗なくらい。
不幸なりにも幸せを感じようとしてるし、相手を恨んだりもしません。そんな前向きさがせつなさを感じさせ、余計になんともいえない雰囲気と魅力を彷彿させていました。ほっとけないくらい素直で、擦れてなくて可愛いんです。
2人で暮らし始めてからも、周囲に暖かく見守られ、恭司に心もカラダも愛され成長していってる陸が微笑ましかったです。この先、凄く魅力的な大人になりそうな予感かな⁉ 恭司が振り回される様を妄想すると美味しかったり(笑)

恭司は口では厳しくいうものの、風俗関係の仕事をプライドをもってしている人間なので、人を使う事の痛みや、せつなさ、重大さを身にしみるくらい理解している分、陸のようなタイプはほっとけなかったし、魅かれていったのかなあと思いました。包容力があって、優しくて人情味あふれた大人のかっこいい攻様でした。『好きだっていえ、いったら俺が全部もらってやるから』と告白するシーンは胸キュンで萌でした。

エロ度が高いお話ですけど、そこだけが萌るのではなく、ちゃんと根底にせつない恋がいっぱい詰まっているからこそのお話なので、とても良かったのです。

私的には、渋谷さんのお話も読めたら美味しいかも…と密かに思って待ってるんですけどね(笑)

おばかなんだけど健気な乙女受様と、大人な人情味あふれる攻様のすれ違いストーリーを読みたい方、エロ濃厚なのがお好きな方にはオススメします。

4

スポットの当て方が面白い

これでもか!と甘くエロなお話でした。ただでさえねっちりエロの崎谷さんが気合入れてエロくしているので、無理もない・・・のか?
読みながらエロシーンのあまりの長さに、えっと今何ページエロだったっけ?とページを数える始末でありました。
あとがきで「調教というより教育」とある通り、ベッドでのアレコレを教えていくお話です。ストーリーはあまりないんですが、設定やキャラがしっかりしているので無問題。
生まれた時から身近に性産業を感じて育った恭司のような海千山千には、陸くらいぼんやりして無知で従順なタイプにはまるんでしょうね。おじさんの若い子好きみたい(苦笑)
閨技教育を中心にした源氏物語の変形、亜種とでも言いましょうか。

BLとエロは密接な関係にありますが、それをセクシャリティや関係性の方向からではなく純粋にセックス方向からスポットを当てているのは珍しく、興味深かったです。

2

ひどい男、でもいい男。

昔なら神をつけていたんですが
今はたくさんの本を読んであの時の気持ちが
少し薄れてしまったので、ワンランクさがってこの評価と
なっています。

きました、やくざ物。個人的にすごく好きです。
そして、イラストも志水さんということで
一粒で二度おいしいとはこのことでしょうか。
崎谷さん作品はこれまでにもたくさん読んでいますが
この作品は数えきれないくらいよんだ覚えがあります。

受けの元彼がひどくてひどくて。
陸に見放されても仕方ないと思います。
途中読んでいてむなくそが悪くなり、こいつが
話している場面だけ話半分に読み進めましたw
攻めが本当にかっこいいんです。
初めはそんなに優しくないんですが、
元彼が陸にしたことについてたまらなくなって・・・
そこからはもう一直線でしたね、色んな意味でw
BLにおいての攻めはこれくらい非情でも全然かまわないです、
むしろ大好物なので、もっと生まれてほしいです。
それくらい、この攻めの魅力に取りつかれています。
後ろ盾のない可哀そうな子にそっと手を差し伸べてやる、
それもすごく助かるんですが、こういう飴と鞭がしっかり
しているタイプの方が受けが成長するので、
転んだら手を貸してやる、位のスタンスの方が
望ましいし、好ましい傾向ですね。

1

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