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表題作Love & Trust

沓澤亮治・核にご執心の某組の幹部ヤクザ
坂東核・弟の天とともに運び屋を営む美形

同時収録作品Love & Trust

坂東天・兄の核と共に運び屋をする大学生
興福正文・昔天に苛められていた大学生

あらすじ

「愛と信頼はワンセット」書類から盗品まがいのものまで何でも運ぶ美形の運び屋兄弟、天と核が経営する“坂東速配”にある日、厄介な依頼が!預かったのはなんと生きている子供だった!?厄介な荷物には厄介な揉め事が付きものだから、さあ大変。
素直で優しい天の幼なじみ・正文に、核に固執する大物ヤクザ・沓沢。
スキンシップ過剰、愛情過剰の坂東兄弟、天と核が夜の街で大暴れ!毎日をクールにタフに、あきれた男たちが繰り広げる痛快愛情物語。

作品情報

作品名
Love & Trust
著者
榎田尤利 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
Love & Trust
発売日
ISBN
9784813008880
4.1

(43)

(17)

萌々

(16)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
177
評価数
43
平均
4.1 / 5
神率
39.5%

レビュー投稿数11

テンポがいい

「ラブトラ」シリーズ1作目。

ぶっ飛んだ兄弟(核と天)のキャラがすごくいいです。
二人の会話もテンポがよく、サクサク読めます。

あまりに仲の良い兄弟なので、核と天の話かと思いきや、それぞれのお相手は別にいます。
なので2組のカプのお話しです。

頭脳派で冷静な兄のお相手は、893の大物若頭沓澤。
そして運動派でちょっとお子様な弟のお相手は、幼馴染の正文。
弟の恋はまだ始まったばかりで、今後の展開に期待!

それぞれのカプの絡みも面白くてついつい笑ってしまいます。
すぐに2巻を読みたい。

4

『愛と信頼はワンセット』…痺れる〜!!

私のBL比率は圧倒的に漫画が多く、小説はあまり読みません…。そんな比較対象が少ない中ですが、BL小説の中で1番好きかもしれない作品、そうそれがLove&Trust!!(//∇//)

小説に疎い私でも、榎田尤利さんの名前はよく聞きます。
有名で、人気の作家さんだと認識していますが、さすが、読みやすいし起承転結がとても綺麗に収められているし、しっかり盛り上がりもあって最初から最後まで楽しく読めました!

そしてなんと言っても、石原理さんのイラストのベストマッチ加減!!
私が石原さんファンだということを置いておいても、文字で読むキャラクターのイメージと完全一致しているイラストなのではないでしょうか?
"危険な運び屋稼業の美形兄弟"っていう設定と物語の雰囲気が、石原さんの無骨でセクシーなイラストにピッタリだったからですかね…!


物語はというと、天(弟)と核(兄)の超絶美形兄弟が経営する、"銃とクスリ以外はなんでも運びます"な《坂東速配》を舞台に繰り広げられる、ちょっと危険で時にセクシーで、兄弟愛てんこ盛りな痛快活劇!


天と核…坂東兄弟…イイ!!
本当の兄弟でありながら、超過剰なスキンシップをさらりとこなすこの2人。
ハグは当たり前で、普通にキスもしてます。しかしそれすら絵になるっていうのがこの兄弟なんです。

2人そろってモデルのような長身と俳優顔負けのルックスで、核はスッキリとした日本風な美形で、天は彫り深めのワイルド系なイケメン。

正真正銘の血の繋がった兄弟でありながら、お互いに度を超えたブラコンなんですけど、不思議と気持ち悪さとかが全くないんですよね…。お互いに対する愛情深さを強く感じて、甘える天は可愛いし甘えさせる核は男前!
あ、でもカップリングはこの2人ではありません!それぞれ、違うお相手がいるのです。兄弟同士の過剰スキンシップもキスまでなので、ガチ兄弟ものBLではありません。

しかしですね〜…何より私が言いたいのはですね〜…このですね〜…核がですね〜…
もう!すごい!!良いんです!!!
超美青年の核ですが、めちゃくちゃに男前なんです。
喋り口調は穏やかで丁寧で、身なりとファッションセンスを何よりも重視していたりするところはどこか中性的な面も感じるのですが、なんというか精神がもう素晴らしく男前というか。

セックス大好きで、ザ・誘い受けで、どこか女王様気質で、個人的にはあまりタイプの受けではないのですが、核は違う…違うんです…
苦手タイプだというのすら忘れるくらいの、核の圧倒的魅力…
あの…読めばわかるんです…
核の魅力を語ろうと思うと文字数足りないし、語彙も足りない…
もし…少しでも興味あれば…ぜひ読んでください…

ちなみに核のお相手、ヤクザの沓澤さんという方なんですけど、このお方もね〜…なるべくしてなったと…核のお相手に…
そんな感じですよ…(何言ってんだ?)

核は本当に、ルックスもそうなら教養や知性や度胸や男気や、そして止まる所をしらない色気を備えている果てしない高嶺の花で、そうそう手が出せないタイプ。とはいえセックス大好きなので、身体が良ければ割と誰とでもヤれちゃえはするんですけど、心は誰にも手に入れられない、そんな人。

そんな核を身も心も手に入れるには、核以上に強く、魅力的で、圧倒的な男でなければ。
沓澤さんは、そんな人です。
1巻の時点では、まだまだ核はするりと沓澤さんの手をすり抜けていくのですけど…。

この作品は全部で4巻分ありまして、1作目の今作では核と沓澤さんの出番は正直あまりありません。
いや、私だってびっくりしましたよ…
核のラブが全然ないじゃんて…。

どちらかというと、弟・天と、その幼馴染・正文の再会ラブがメインです。
こちらはこちらで、じれったくてもどかしいですが、それが微笑ましくもあります。
愛しい弟の前途多難な恋路…と、核目線で楽しむと、より良いでしょう…。

…といいつつも、こちらのラブも控えめです。
全体的に、坂東速配に入った危ない依頼を、兄弟2人とひょんなことから巻き込まれた正文で(たま〜に沓澤さん)解決していく〜といった感じです。

少年漫画の雰囲気に、すごい色気(主に核から出てる)と少々BLを織り交ぜた感じなので、少年誌好きな人にはよりおススメで、読んでもらいたいです!
ライトで気軽に読めるけど、キャラクターが濃いので満足感もバッチリです!!


…にしても……はぁ〜…。私はですね…石原さんの描く、黒髪短髪の、目つきが鋭い美形がめちゃくちゃに好きなんですよ…本当…この壮絶な色気…
はぁ…
天や沓澤さんの骨太で屈強な男前さや、何より核をこんな風にカッコよさと美しさと男らしさを兼ね備えた美青年に描けるのは、どうしたって石原さん以外に考えられません。

こうして、核というキャラクターに酔えるのも、物語があるから。
こんなにも魅力的なキャラクターと、Love&Trustという作品を生み出してくれた榎田さんに感謝です。





4

いや~!評価は自分で見てみなければ分からない!!

始め、こちらの評価があまり高くなかったので、どうだろうと思っていたのですが、
たまたま手に取ることがあって読んでみたのですが、まあどうしてどうして…
面白かった~~~!!!!!
4冊目まで一気に読みました!!
これはおすすめです。是非とも読んでみて!!!!!

2

キャラクターが全ていい

さすが榎田尤利先生。キャラクターが全ていい!
主人公は美形の兄弟。
ヤクザも一目置く存在っていうのがたまらん。
子供を巡っての事件を追っていく中で、それぞれのキャラの性格や立ち位置が明らかに表現されるところが素晴らしい。
今後、このキャラ達がどんな風に絡まり、そして進んでいくのか。続きがとても気になります。
核さんに幸せになってもらいたいなぁ。

2

振り回されつつ、満足♡

BLものって、表紙とか、読み始めた最初の方で、
誰と誰がCPの話なのか、分かるのが普通だと思っていました。
なので、この本は表紙のふたり、核と天の美形の兄弟の近親相姦ものとばかりw
だって、しょっぱなにホテルのロビーでベロチューかまして、皆の視線を釘付けですもの~
わたしも一緒になって、キャ~♪ってなっちゃいました☆
BL暦がまだ1年未満、小説に至ってはやっと10冊読んだくらいの若葉マーク者なので、
考えが浅はかなのですよ~
でもそれが今回は、いいように働いたんじゃないかな。
ストーリーが進んでいくにつれて、あれ?あれ?違う相手がいるの??
と振り回されることで、スピード感ある物語をよりテンポよく読み進められた気がします♪

普通に考えれば、ちょっと行き過ぎた兄弟愛。
でも、それが今回起こる事件と相まって、不自然と感じなくなってしまう。
むしろ、ふたりの間の信頼と愛情が、その兄弟をより強く美しく魅せるのです。

美しくと言えば、兄の核の素晴らしい女王様受けっぷりが、本当にいやらしくも美しい!!
最近「完璧な人ってあんまり…」と思っていたのですが、ここまで突き抜けていたら、
もう、ひれ伏すしかないって感じです。
実際にひれ伏している核のお相手も、文句なしに素敵でした~
ちょい年齢がいった、濃い男バージョンの王子様☆のよう
そう感じたのは、わたしだけかしら?
(自分では下僕って言っているけれど、いやいや。というかヤクザなんですけどね)

このシリーズは、どの登場人物もとっても魅力的なのですが、
濃い王子(?)×核
きっとこのCPを気に入って読み進めた方が、最後まで満足度大ですよw

8

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