• 紙書籍【PR】

表題作KAIRI

麻生翔太/ある研究所からの逃亡者
弓田廉/ホテルKAIRIのオーナー

あらすじ

ホテル『KAIRI』―表向きは一般的な素泊まりの宿だが、そこは日常から逸脱した裏社会の拠り所。
美しい容貌に倦怠と頽廃を漂わせるオーナー・弓田廉がわけありの客を迎え入れる…夜を共にする、というオプション込みで。
今度の客は、ある研究所から逃げ出した、大柄な体躯に屈託のない笑顔を持つ、麻生翔太という名の青年だった。
他の男に抱かれる現場を目撃された廉は、挑発的に翔太を誘う。
しかし不敵な笑みを浮かべた翔太に、慣れた身体を翻弄されたのは自分のほうで―。

作品情報

作品名
KAIRI
著者
高崎ともや 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
雄飛
レーベル
アイノベルズ
発売日
ISBN
9784946569784
2.6

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

クスリで乱れまくる受け様

受け様は曰く有りの逃亡者を匿い逃がすことを裏で
請け負っている小さなホテルのオーナーなんです。
そしてその請負の内容には受け様が滞在中に夜の相手を
する事もあるんです。
そして攻め様はある研究所で育ち人間モルモットのように
暮らしていたのですがそこから逃げ出してきて匿われる事に
前半は子供のような攻め様が受け様をプチストーカーのように
後を付いてまわり、受け様はちょっと絆され気味で相手を
攻め様は受け様が夜の相手をしている事を知らないのですが
攻め様を匿う手引きをしていたヤクザが受け様を抱いている
姿を見て知ってしまうのです。
そして受け様のプライベート部屋に侵入して・・・
受け様は初めこそ怒りますが攻め様の相手をしてやるはずが
攻め様に研究所から持ち出した媚薬を使われ翻弄されて・・・
クスリが切れる数日は攻め様以外を相手にしても身体の疼きを
押える事が出来ないクスリだったのです。
それから毎夜二人は抱き合うのですがそんな中で攻め様は
自分の生い立ちを話し始め・・・
そして攻め様を追う組織が襲撃、受け様は攻め様を伴い
隠れ家に逃げ込むのです。
そこで受け様の過去を知ることになる攻め様。
受け様は本来名前が無く、天涯孤独だったのですがホテルの
前オーナーに助けられ、彼が亡くなる時に彼の名前から全てを
受け継いで今の受け様が存在していると・・・
それは悲しく切ない、でも唯一受け様が幸せだった日々だった
後半は、攻め様を追う組織の一掃を受け様が始めるのです。
受け様の綺麗で淫乱だけじゃない優秀でしたたかな様子が
なかなか素敵な感じでしたね。
そして攻め様は過去から解放される、攻め様もホテルの住人に
ラストは受け様と二人未来へ歩き出すような感じでした。
ラストの受け様がお仕置きとして若い攻め様を焦らして
エロエロな視覚的お仕置きもしてます・・・結局淫乱な
受け様自分が我慢できなくなるのです(笑)
全体的にエロ高め、受け様が前オーナーからの手ほどきも
一種の愛情あるエロ調教で受け様の健気な子供時代も良かったです。

1

わけあり客×ホテルのオーナー

ペンションを題材にした泊り客とのお話かと想像していたら、全く違っていました。

ストーリーはそこそこ重い題材を扱っているのですが、えろの度合いが高く、読み終わって、ストーリー<エロかなぁ…と思います。
ホテルのオーナーである主人公が経験の多い淫乱系なのですが、今まで読んだこういうキャラの中でも断トツで淫乱の部類に入ってちょっとびっくり。
健気とか恥じらいという言葉とは無縁です。
イラストも結構局部まではっきり描かれているのと、台詞も凄くえろいのとで単なるえろ本を読んだんじゃないかという気分にもなります…。
こういうのは嫌いではないので、えろシーンの評価は高いです。

ただ、ストーリーそのものが自分には少し合いませんでした。
闇組織とか研究所に捕まっている子供たちだとか脱走とか名前のない子供とか暗い過去etc... 、どれも下手するとチープな印象になってしまう題材ですので、もう少し上手く味付けして欲しかったと思います。
体の関係から始まる2人ですが、あまりにえろいシーンが多いのでどのへんで本当の恋になったのかもちょっと伝わりにくい気もしました。
でも重ね重ねですがえろシーンは好きなので…他の作品も読んでみたい気もします。

1

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP